吹奏楽の魅力
皆さんは吹奏楽というものを知っていますか?
トランペットやサックス、フルートなどの息を使って演奏する楽器=管楽器が主体となった音楽のことです。
吹奏楽には多くの魅力があります。まず、様々な素材からできている楽器(木や金属で作られた楽器など)があるので楽器のよっての音色の変化、個々の息づかいによる音色の変化など、多彩で壮大な響きが美しく、一曲の中でも楽器の組み合わせによって、パレットの上の絵具のようにさまざまな響きを楽しむことができます。
また響きが多彩なので、いろいろなジャンルの曲を演奏することができるのも大きな魅力のひとつです。クラシック、アニメソング、J-pop、ジャズなど吹奏楽のコンサートでは一度に多くのジャンルの曲を楽しむことができます。これが各音楽ジャンルと人との接点となり、吹奏楽を通じ、シンガーソングライターやロックバンド、ジャズプレイヤー、オーケストラ奏者になるなど、音楽全体の入口にもなっています。
吹奏楽は社会で生きるための学びの宝庫
その中でも吹奏楽の最も魅力的なことの1つは、社会で生きるための必要な力(協調性、自主性、コミュニケーション能力など)が育まれる点だと思っています。
吹奏楽は数多くの楽器が一緒に演奏するので、たったひとりで完成するものではありません。曲や演奏シーンによって、各楽器の役割が変わり、主役となってメロディを担う者、裏で伴奏を受け持つ者、ハーモニーによってメロディと伴奏を繋ぎ止める者など、まるでひとつの社会のように機能することで、初めて聴衆を沸かす演奏を届けることができます。
そのような教育的な魅力もあるため、特に学校部活動では現在、吹奏楽連盟に加盟している団体が、小中高校で13,500団体もあり、それに加えて、社会人楽団や市民楽団、そしてプロ楽団と数多くの吹奏楽団があります。過去・現在の吹奏楽部経験者を推計すると550万人で、なんと国民の20人に1人が吹奏楽経験者で、まさに吹奏楽は日本の国民的文化であると言えます。
教員であり作曲家でもある 田嶋 勉 先生
そんな吹奏楽文化の繁栄において、特筆すべき方がいらっしゃいます。教員として作曲家として吹奏楽の発展に大きく貢献している、田嶋 勉 先生です。教員としては、柏市立柏中学校、柏市立柏高等学校などで吹奏楽部を全国大会へ導き、作曲家としては全日本吹奏楽コンクール課題曲に4度選出されるなど数多くの吹奏楽作品を世に生み出し、まさに日本吹奏楽文化の発展に著しく貢献されていらっしゃいます。
縮小する吹奏楽部活動
しかし今、少子化や教師の働き方改革、部活動ガイドラインなどによって、部活動は規模縮小の一途をたどっています。これは教員、生徒がより良い生活を送るうえで非常に大切なことです。ただ一方で、部活動を通じて授業では教えることのできない生きた教育したいと思っている教師にとっては、やりがいの低下に繋がっていたり、保護者からは生徒指導の機会損失などを不安視する声があることも事実です。そうした中で新型コロナウイルス感染症拡大により、さらに活動縮小に拍車がかかり、いま日本の国民的文化である吹奏楽に触れる機会がどんどん減ってしまっています。
未来の吹奏楽の可能性
これまでの吹奏楽の発展には、部活動が大きく影響していました。しかしこれからは部活動のみではなく、世代を超えて吹奏楽を楽しむことでより発展をしていくのではないかと考えています。
吹奏楽は、老若男女、年齢性別国籍問わず、誰もが一緒に演奏することができます。前述の楽団の数からわかる通り、小中高生の部活動による楽団から、社会人ご年配方々による市民楽団、そしてプロ楽団まで、様々な形で吹奏楽を楽しんでいる方々がいらっしゃいます。そして観客も世代広く数多くいます。
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想像してみてください。とある楽団の演奏会。
60人はいるであろう楽団員の中に、10歳の女の子と80歳のおじいさんがいます。
2人ともトランペットを持って同じステージに向かい、隣同士の席に座ります。
指揮者の動きに合わせて同じ曲を一緒に演奏し始めます。
最初、緊張からか強張っていた顔がだんだんと真っ赤になり、
一生懸命演奏しているのが客席にも伝わってきます。
そんな客席には、おじいさんの演奏をキラキラとした目で眺めるあばあさんの姿、
女の子をドキドキしながら心配そうに見つめる40歳くらいの男女。
曲も終盤に差し掛かり、音が鳴り止んだと同時に客席から大きな拍手と歓声。
ステージにいる2人の顔には達成感に溢れた素敵な笑みが浮かんでいます。
客席のおばあさんと2人の男女は潤んだ瞳と大きな拍手。
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演奏者と演奏者。演奏者と観客。観客と観客。吹奏楽には人と人を繋ぐことのできる大きな力があります。そこから新たな出会い、そして新たな音楽が誕生します。人との繋がりが希薄になりつつある昨今、コミュニケーションが取れずひとり孤独を感じてしまう人もいるでしょう。
ひとりでは成立しない、人が集まることによって成立する吹奏楽は、1つの音楽ジャンルではなく、人と人を繋ぐコミュニケーションツールとして発展し今よりもさらに素敵な文化になることを願っています。
この演奏会をきっかけに
前述の田嶋 勉先生が昨年還暦を迎え、定年退職しました。
今回の演奏会は、田嶋先生の還暦を記念して、人と人を繋ぐ吹奏楽を後世に伝えていく、新たな一歩になればと思い企画しました。本演奏会の特徴は、田嶋先生を中心として様々な人が繋がる場になると考えています。
観客には、往年の吹奏楽ファン、田嶋先生の教え子。演奏者には、プロプレイヤーで構成された吹奏楽団。その中にはプロとなった教え子もいます。教師として作曲家として吹奏楽の発展に大きく貢献してきた田嶋先生だからこそ開催できる唯一無二の演奏会だと確信しています。
そんな魅力あふれる吹奏楽を、盛り上げ後世に繋ぎ、発展させていくきっかけとなる本演奏会を是非応援いただきたいです。
【演奏会概要】
2022年10月29日(土)開演 15:00(開場 14:30)
柏市民文化会館大ホール(JR常磐線快速/各停・東武アーバンパークライン「柏駅」最寄)
http://www.kashiwa-sbk.com/access/
指揮
竹内 健人
コンサートマスター
本堂 誠
演奏
田嶋 勉 還暦記念吹奏楽団
チケット
S席 ¥5,000
A席 ¥4,000
B席 ¥3,000
プレミアム体験チケット 各¥5,000
・「汐風のマーチ」演奏参加体験
・リハーサル見学体験
・楽屋面会写真撮影体験
※ご購入はHPからのみ
HPチケット
https://tajimatsutomu.stores.jp
e+チケット
https://eplus.jp/sf/detail/3680040001
※お子様連れやお身体に不安のある方で、入口付近をご希望の際は、HPからの購入に限り備考欄へその旨を記載いただければ、付近の席をご用意致します。
※お子様とご一緒の場合、膝上鑑賞であればチケットは必要ございません。
おすすめリターン5選
今回はより多くの方に応援していただきたく、限定1点の吹奏楽ファンなら欲しくなる貴重なものや、田嶋氏に自分だけのオリジナル曲を作ってもらえる権利、演奏会の時に田嶋氏の指揮で一緒に演麦できる権利など、プレミアムなものを多くご用意しました。その中からおすすめ5選をご紹介します。
①課題曲の直筆譜面
「WISH for wind orchestra」(1989)
「エアーズ」(2004)
「ピッコロマーチ」(2007)
「汐風のマーチ」(2010)
これまでに全日本吹奏楽コンクールに4度選ばれた課題曲の直筆譜を各曲限定1点のみでご用意。
②ステージに上がって一緒に演奏できる権
演奏会の中で、「汐風のマーチ」をステージに上がって、田嶋先生の指揮、プロの隣で一緒に演奏できる権利。
③あなただけの1曲を作ってもらえる権
あなただけに田嶋先生から曲を作曲してもらえる権利。
④誕生日お祝い演奏動画
田嶋先生と一流プロによる記念吹奏楽団が誕生日のお祝い演奏動画を提供します!大切な家族や友人、またご自身にも!
⑤エアーズ未出版ピアノ譜面+本人演奏動画
歴代課題曲の中でも人気を博している「エアーズ」のピアノ版が完成。田嶋先生ご本人による演奏動画、そして未出版楽譜をご用意。
田嶋 勉 先生よりメッセージ
実行者挨拶
資金の使い道
コンサート会場費 ¥250,000
リハーサル会場費 ¥80,000
打楽器レンタル費 ¥200,000
附帯設備費 ¥100,000
(照明、ピアノ、椅子、譜面台など)
広告宣伝費 ¥200,000
キャンプファイヤー手数料 ¥170,000(17%)
【演奏会概要】
2022年10月29日(土)
柏市民文化会館大ホール
開場 14:30
開演 15:00
音楽:田嶋 勉
指揮:竹内 健人
コンサートマスター:本堂 誠
演奏:田嶋勉還暦記念吹奏楽団
吹奏楽団メンバー
フルート
後藤 恵莉子 瀧本 実里 日野 真奈美
オーボエ
榎 かぐや
クラリネット
安藤 友香理 石田 勝 浦畑 尚吾 後藤 榛花 近野 千昌 齋藤 ちあき 千葉 瑞希 野田 祐太郎 森 卓也
サックス
齊藤 健太 都築 惇 柗井 拓野
ファゴット
殿岡 芽依
トランペット
藏持 智明 齊藤 舞子 中嶋 尚也 古土井 友輝 蓬田 奈津美
ホルン
齋藤 麻衣 鈴木 一裕 端山 隆太 松原 秀人
トロンボーン
佐藤 敬一朗 福田 えりみ 吉江 賢太郎
ユーフォニアム
宮島 優哉 山崎 由貴
チューバ
池田 侑太 八巻 柚夏
コントラバス
米光 椋
パーカッション
阿部 将大 安藤 巴 沓名 大地 河野 瞬
パーカッション・ピアノ・シンセサイザー
山元 しゅんこう
ハープ 原田 侑奈
スケジュール
10月22日 クラウドファンディング開始
10月26・27日 リハーサル
10月29日 イベント開催
10月31日 クラウドファンディング終了
12月下旬より 順次リターン発送予定
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る【応援メッセージ】#10 阿部 将大様(ドラマー)
2022/11/01 23:30クラウドファンディング終了まで残り30分!!!最後の応援メッセージは、引き続き教え子の方となります!多方面ジャンルで演奏されており、主にドラマー、テーマパーク奏者としてご活躍中の 阿部 将大様より応援メッセージを頂きました。是非ご一読いただければ幸いです。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー先生との関係高校時の部活の顧問現職場の社長の同級生◆還暦を迎えましたこと、誠におめでとうございます!先生として、音楽家として、これからも長生きしてください!!この度、このような素敵な演奏会にお誘いいただけたこと、ありがたく思います。個人的には、学生時代に全くご縁がなく田嶋先生の楽曲を演奏できる機会がありませんでしたので、今回、こうして沢山演奏できることがとても楽しみです。吹奏楽や楽団など第一線で活動する素敵なメンバーの方々に恥じぬよう、努めて参りたいと思います。先生は、「先生」としてもお忙しいかと思いますが、とある先生の同級生の方から「田嶋君が人前で演奏している所を見たことがない!やはく演奏してほしいんだよね!」というお話を聞いております笑私も強く共感し、見てみたいなぁなんて勝手に待望しております!「田嶋勉リサイタル」密かに応援しております…笑 もっと見る
【応援メッセージ】#9 福田 えりみ様((大阪フィルハーモニー首席トロンボーン奏者)
2022/10/31 12:30第9弾は、市立柏高校時代の教え子であり、現在あらゆる現場でご活躍中 大阪フィルハーモニー首席トロンボーン奏者 福田えりみ 様です。演奏会当日、素敵なサウンドで多くの人を魅了してくださりました。ご一読頂ければ幸いです。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー田嶋先生とは私が高校一年生の時、先生は吹奏楽部の顧問として学校に勤務されていた際に大変お世話になりました。この度、田嶋先生が還暦を迎えられるということで、心よりお喜び申し上げます。田嶋先生とは1年間という短い期間でしたが、音楽の道に進むか迷っているところ、相談に乗って頂いたり、とても親身になってくださいました。先生には心から感謝しております。そして、このような素敵な演奏会に参加させて頂けることとても嬉しく思います。各地プロの奏者が集まり田嶋先生の素晴らしい作品を聴くことができるのはこの日しかありません。今回のクラウドファンディングでは、リハ見学や汐風のマーチを先生の指揮で演奏できるなど、楽しい企画が盛りだくさんです!たくさんの方が一生の思い出になる素敵な時間を過ごして頂けたらと思います。この貴重な機会を逃さず、たくさんの人に聴きに来て頂けたらとても嬉しいです。わたしも精一杯演奏させて頂きます!応援宜しくお願い致します! もっと見る
【応援メッセージ】#8 本堂 誠様(プロサックス奏者)
2022/10/31 11:36応援メッセージ第8弾!田嶋先生が柏中時代の教え子であり、プロサックス奏者 本堂 誠様。10月29日の本番では、歴史に残る再演「エアーズ」となりました。こんな想いがあったのか...!と皆様に知っていただき、ぜひ応援いただけると幸いです。ご一読ください!!!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー田嶋先生は、私が中学生だった時の吹奏楽部の顧問の先生でした。3年生になった年の吹奏楽コンクールで、全国大会出場を果たしたのですが、後にも先にも、私の母校が全国へ進めたのはこの1回のみで、それは本当に奇跡的な出来事だったと思います。先生の作曲した『エアーズ』が、なんと2004年の吹奏楽コンクール課題曲として選ばれたのです。コンクールでは「指揮者=自由曲の作曲者」となることがたまにあったとしても、「指揮者=課題曲の作曲者」となることはほぼないのではないのでしょうか。またこの曲が当時のメンバーの響きを想定して書かれたもので、ありがたいことにサクソフォンのカデンツァソロや、サクソフォンカルテットのみになるセクションがあったりと、サクソフォンを大活躍させてくれる曲でした。こんな貴重な体験をしたというきっかけから、私自身も音楽の道を志すようになりました。その後、芸大やパリ音楽院で学ぶようになっても、私の音楽と向き合うベースとなる大きな部分は田嶋先生のおかげで得られたものです。節目ごとに近況報告の手紙を送ったり、留学前にお話を聞いてもらったり、少しずつではありましたが、成長を伝えたり、録音したCDを送ったりすることでしか恩返しができないと思っていたところに、今回の還暦記念演奏会の話があり、直接感謝を伝えられる場ができたことが、とても個人的なことではありますが、嬉しく思っています。もちろん、豪華なメンバーで演奏できることの喜びもありますが、18年ぶりに演奏することになるエアーズの再演が本当に楽しみです!中学生当時は学校の先生としての印象がもちろん一番でしたが、卒業してからは直接お話しすることはなくても、どんどん増えていく新たな作品を聴くこと機会が多く、自分の中では作曲家としての存在へと変わっていったように思います。コンスタントに作曲し続けることや、その音楽から見えてくる世界観がいつも心に沁みてくるのは同じ地元だからでしょうか。そんな先生も還暦ということですが、以前より精力を増して活動されているように見えており、尊敬すべき背中だなと思っています。先生の一ファンとして、これから生まれるであろう名作にも期待しています。 もっと見る
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