応援メッセージ第8弾!
田嶋先生が柏中時代の教え子であり、プロサックス奏者 本堂 誠様。10月29日の本番では、歴史に残る再演「エアーズ」となりました。
こんな想いがあったのか...!と皆様に知っていただき、ぜひ応援いただけると幸いです。
ご一読ください!!!
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田嶋先生は、私が中学生だった時の吹奏楽部の顧問の先生でした。
3年生になった年の吹奏楽コンクールで、全国大会出場を果たしたのですが、後にも先にも、私の母校が全国へ進めたのはこの1回のみで、それは本当に奇跡的な出来事だったと思います。
先生の作曲した『エアーズ』が、なんと2004年の吹奏楽コンクール課題曲として選ばれたのです。コンクールでは「指揮者=自由曲の作曲者」となることがたまにあったとしても、「指揮者=課題曲の作曲者」となることはほぼないのではないのでしょうか。
またこの曲が当時のメンバーの響きを想定して書かれたもので、ありがたいことにサクソフォンのカデンツァソロや、サクソフォンカルテットのみになるセクションがあったりと、サクソフォンを大活躍させてくれる曲でした。
こんな貴重な体験をしたというきっかけから、私自身も音楽の道を志すようになりました。
その後、芸大やパリ音楽院で学ぶようになっても、私の音楽と向き合うベースとなる大きな部分は田嶋先生のおかげで得られたものです。
節目ごとに近況報告の手紙を送ったり、留学前にお話を聞いてもらったり、少しずつではありましたが、成長を伝えたり、録音したCDを送ったりすることでしか恩返しができないと思っていたところに、今回の還暦記念演奏会の話があり、直接感謝を伝えられる場ができたことが、とても個人的なことではありますが、嬉しく思っています。
もちろん、豪華なメンバーで演奏できることの喜びもありますが、18年ぶりに演奏することになるエアーズの再演が本当に楽しみです!
中学生当時は学校の先生としての印象がもちろん一番でしたが、卒業してからは直接お話しすることはなくても、どんどん増えていく新たな作品を聴くこと機会が多く、自分の中では作曲家としての存在へと変わっていったように思います。
コンスタントに作曲し続けることや、その音楽から見えてくる世界観がいつも心に沁みてくるのは同じ地元だからでしょうか。
そんな先生も還暦ということですが、以前より精力を増して活動されているように見えており、尊敬すべき背中だなと思っています。
先生の一ファンとして、これから生まれるであろう名作にも期待しています。