co・ikiのクラファンに参加くださった方々へ、大切なお知らせです。
GW中、みなさんの日々の機微を感じながら、柔らかな気持ちでお便りしたく思います。
みなさんのあたたかいご支援のおかげで叶った、2022年晩秋のOlia Fedorovaの3週間の来日、短期レジデンシーから約1年半が経ちました。
当時のOliaにとってはハルキウでの約3か月に渡るシェルター生活からオーストリアに避難し、6ヶ月ほどが経った時でした。
リモートでも戦争開始からずっと応援してくれている日本のみなさんに直接お礼を伝えたい、という想いで戦中の来日を果たしてくれました。ずっと気持ちを寄せてくださっていた皆さんと直接言葉を交わし、素晴らしい時間となりました。
そして、それから1年半ほどが経った今。
彼女もオーストリアでウクライナの文化関係者を支援する仕事を始められそうだと近況シェアをしてくれて、前向きにドイツ語を学び始めておりました。
ただ、そんな矢先に突然「ハルキウに帰る。」と今後の先行きが見えないという連絡がありました。いわゆるバーンアウト、でした。
本年5月〜6月、戦争で延期になっていたco ・ikiのリモートレジデンシーの参加アーティストと、変動するこの2年間の状況も踏まえ、自分たちの活動やそれぞれの人生の”再生”の意味も込めて「POLYTOPIA - re・birth -」と名付けた展覧会をメルボルンで開催できる運びとなりました。
ずっと見守ってくださり、また応援・支援くださったみなさんに、一つの成果展としてかたちにしてお届けできる機会となります。(支援者の皆さんには開催レポートをお送りします。)また近い将来は同展を日本で開催できるようにしたく思っております。
一時はバーンアウト状態だったオリアはもちろん、故郷ミコライウでのパフォーマンスを実現したばかりのNana、続く軍事政権下で半避難生活を続けるミャンマーのSoe Yu Nwe、インドネシアのGerly、インドのSubhash、みんな展覧会に向けてとても前向きに取り組んでいます。
オリアはハルキウ帰国中に家族や祖父母にも会い、爆撃のため電力不足でブラックアウトする中制作を再開、wi-fiが途中切れ切れしながらも現状を話してくれました。
メルボルンの展覧会で展示する作品もハルキウから輸送し、まさに本日、無事会場へ到着したと共同主催のresartisスタッフからちょうど連絡をいただいたところです。
resartisは世界中のレジデンスのネットワークでありオンラインプラットフォームでもあります。この度は彼らのギャラリースペースにて実施いたします。
ただ、展覧会の実現にあたっては、展覧会や作品の制作コスト、作品輸送費、アーティストフィーなど、私がメルボルンに渡航する旅費以外(旅費は助成金をいただきました)は自分たちで賄わなければなりません。一時的に私の個人負担となります。どうか、この度もみなさんのお力をお貸しいただければと思います。
この度の展覧会詳細は下記リンクよりご覧ください。
Exhibition (英語のみ)
https://resartis.org/polytopia-re・birth
ドネーションについてはこちらからご確認の上、応援のほど宜しくお願いいたしますm(_ _)m
https://co-iki.tumblr.com/post/748150143775309824/polytopia-donation
ご支援いただいたみなさんには、メルボルンから帰国後に展覧会レポートとともに実際にシェアリングする場を設けられればとても嬉しく思っております。(メルボルン土産も?!)
みなさんからも何かリクエストがあれば是非ご支援の際にメッセージに一言添えていただければと思います。どんなコメントも励みになります!
最後に、展覧会に向けて久々にZOOM集合した参加アーティストの近影です。それぞれ異なる状況の中、ともに創るPOLYTOPIAで過ごす時間はお互いにとってかけがえのないものです。是非みなさんもご一緒ください!いつもありがとうございます!
プロジェクト主催者
co・iki 根上 陽子