とうとう残り12時間になりました!!!
カレンダー1月から紹介しておりますこのプロジェクトリターン商品の2023年カレンダーで使用している写真、最後はカレンダー表紙の写真になります。
私がカレンダーを制作する時に取り扱うテーマが3つあります。
1.ニューヨークの季節感を入れる
2.その時代に起こった出来事などを入れる
3.「月とニューヨーク」をテーマにした写真を入れる
※詳しくは私のプロジェクトページに書いてますので読んでいただけると幸いです。
カレンダー表紙の写真は①でも②でも③でもないのですが、
”ニューヨーク”という街の表現を5つ映し込んだ1枚になります。
―カレンダー表紙写真―
この1枚には特に” ニューヨークのランドマーク” といったものは写っていません。ですが、ニューヨークという街を凝縮した表現5つを写し込みました。
まず一つ目、フォーカスされているのは古いアパートメント、この街には歴史的な建築デザインの建物が数多く、こういった建物を残し続けることで街の魅力を作り出してくれています。
次に二つ目、そのアパートの右にある改修工事の外装。先程話したの歴史的建物の改修工事がマンハッタンでは至る所で見受けられます。普段生活をしておりますと、この工事現場で歩道が汚い、また封鎖されていたり、現場の騒音など不便なことが多々あります。写真を撮る時は被写体にフォーカスさせるため映り込まないように普段は構図から外したりします。ただ、ニューヨークという街を思い出す時、この改修工事の外装が一つのキーになってくれたりもします。”世界の中心”と呼ばれる街が日常では非常に不便な街であることを表現するためにあえて構図に入れました。
3つ目、水溜りに透けて見える路上の石畳。数こそ少なくなってきていますが、一部の場所などは石畳が崩れると、アスファルトに変えずにわざわざもう一度石畳を貼り変えてまで残そうと改修工事を行なっているところもあります。下の写真のような感じです。ニューヨークにはなくてはならない景観の一つですので構図に入れました。
4つ目、水溜りに映っている「青」です。ニューヨークでは日によって真っ青に晴れ渡る何とも気持ちの良い日があります。この街に訪れたことのある方ならお分かりでしょうが、本当に見事なまでに「真っ青」な空です。その空の色が、ニューヨークという街に非常にマッチし、フォトジェニックに魅せてくれる効果があるのです。” ニューヨーク”と言えば”真っ青な空”を思い出す空もいらっしゃるのではないでしょうか。私もその一人ですので、”青”でこの写真を染めました。
そして最後に5つ目、水溜りの色が赤がかった紫がかった色になっていると思います。これは太陽の光に反射している油の色です。ニューヨークという街のストリートは汚い部分も多く、この油もまた普通に見ると汚い存在です。ですが、それを少し別の角度から見るとこういったアーティスティックな見方もできるということを表現してみました。別に汚い街の存在を認めている訳ではありませんのであしからず。
残り12時間、
一人でも多くの方に私の活動を知っていただくためのきっかけとして、
この記事のシェア、またはプロジェクトへのご参加、よろしくお願い致します。
Triangle NY
植山慎太郎