はじめに・ご挨拶
ニューヨークでフォトグラファーをしておりますTriangle NYの植山 慎太郎と申します。
クラウドファンディングプロジェクトは今年で3年目になります。2020年3月22日(日)、コロナ禍でニューヨークがロックダウンし何も出来なかった時に、「私の撮影した写真でニューヨークが好きな人達を励まそう」と立ち上げたプロジェクトで逆に私が多くの方々に励まされ、支えられた記憶があります。そして、あれから2年が経ちました。私がフォトグラファーの活動を始めて12年間の中でニューヨークという舞台で日々起こる偶然や奇跡、中々普段見ることができない一瞬を1年間の四季を通じて集め、その一枚一枚を”あなたに届けたい”、そういう想いから今回のプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは「All in」方式です、目標金額に達成しなくとも実施致します。「ニューヨークという街」を舞台に起こる希少な出来事を1冊に凝縮したカレンダーで皆さまの生活が少しでも潤えば、それに勝る喜びはございません、ぜひよろしくお願い致します。
普段はニューヨークをベースにポートレート・ウェディングフォト・ファミリーフォト・イベントや講演会の撮影など幅広く活動しており、 ”ニューヨークという街を舞台にしたポートレート”を撮影することを得意としています。
また、アーティスト活動としては「月とニューヨーク」をテーマに2011年からニューヨークに昇る”スーパームーン”を追い続けている”スーパームーンフォトグラファー”です。
リンク ⇒ ”スーパームーン2011年~現在”
こちらは今年2022年10月18日(火)~10月29日(土)にニューヨークのSOHOで開かれる写真展になります。
リンク ⇒ 植山慎太郎 /マックス藤島 写真展「月とニューヨーク」
下の写真は今年最大のスーパームーンを2022年7月13日にワールドトレードセンターと共に撮影した作品になります。
今回のカレンダー7月の1枚にて使用する予定です。
ブログリンク ⇒ Super Buck Moon 2022 ー記録ー
ニューヨークという街と写真
ニューヨークという街は私にとって初めての海外生活の場でした。元々海外にはそう多く行く経験がなかったこともあり、慣れないことが多く、異文化を受け入れることに戸惑う場面がありました。しかし、そんな時でも街を見渡してみるとフォトジェニックな場所が多く、この街に住むようになってから「写真を撮りたい!」という気持ちが強く沸き上がるようになりました。そして、写真を撮ることを始めたのが2010年。見るもの見るものを撮り続けていく内に、この街に住む戸惑いなどとはまた違った美しい街の風景が好きになり、この街にしかないものが数多くあることを写真を通して学びました。また、たまにしか帰れない日本も時々大変恋しく感じます。写真を通して季節を感じるという想いで活動しておりますと、日本人として四季折々の瞬間をニューヨークでも敏感に感じるようになります。元々写真を始めたきっかけはニューヨークの風景写真を撮り始めること。徐々にそこへ季節を感じるものをフレームに入れてゆくという”サブテーマ”を足し、より魅力的な1枚を創れないか?とフォーカスするようになっていきました。今は季節が移りゆくこの街を撮り続けることが一つのテーマとなっています。
そういう活動の成果からか、地元の新聞でもよく取り上げていただけるようになりました。
この1枚は2022年、今年の桜が咲き始めた時のカットになります。
ブログリンク ⇒『週刊NY生活』写真掲載について111
この1枚は2022年7月4日独立記念日で打ち上げられた花火のカットになります。
ブログリンク ⇒ 『週刊NY生活』写真掲載について115
他、掲載写真はこちらからご覧になれます ⇒ プレスリンク
これまでの活動
過去に2度クラウドファンディングプロジェクト活動を行ないました。
以下はその時のリンクになります。私が”スーパームーンフォトグラファー”として「月とニューヨーク」をテーマにニューヨークに昇る月を撮影する時の拘りが分かるかと思います。
リンク
2021年:ニューヨークの写真家が心に刻んだ”あの瞬間”を1冊のカレンダーに!
2020年:NY在住スーパームーン写真家の挑戦!コロナで先が見えない人に希望の光を照らしたい
”ニューヨークのカレンダー”として
ニューヨークにお越しになった方で「お土産にカレンダーでも買って帰ろうかな?」と考えた方もいらっしゃると思います。私もこの街に住んでいて、やはりカレンダーが欲しくなり書店やインターネットで探したりします。色々探している内にひとつ気づくことがあります。それは、「ニューヨークのランドマークが写されているだけのカレンダー」です。ランドマークは違えど、見ている内にどのカレンダーも魅力的に思えてくるものが少ないのです。
そこで、私はランドマークだけをメインに大きく取り上げるという方法でなく、ランドマークを取り上げつつもカレンダーをご自宅などで飾り、毎日見てもらう魅力的な1冊になるよう”3つのテーマ”を入れるようにしました。
1.ニューヨークの季節感を入れる
これは先程も冒頭でお話したように「日本人として四季を感じる1冊に出来ないか?」と、季節を何枚か入れるようにしています。2023年のカレンダーでは2月、3月、4月、5月、6月、8月、10月、11月、12月になります。
カレンダー2月写真のブログリンク
⇒ The January 2022 North American blizzard in New York ①
⇒ The January 2022 North American blizzard in New York ②
⇒ The January 2022 North American blizzard in New York ③
カレンダー3月写真はまだ冷たい街の気温、白く並ぶ窓からもうすぐ始まる小さな春が見え、胸を膨らませる気持ちを表現したカットです。
カレンダー4月の写真は暖かいある1日に咲いたチューリップが空に届けと言わんばかりに成長する姿をニューヨークのランドマーク”フラットアイアンビル”と共に映し込んだ1枚になります。
カレンダー5月の写真は木々の間から差し込む木漏れ日、レンガのアパートをバックグランドにこれから夏を迎える強く眩しい光を捕えた瞬間になります。
カレンダー6月の写真は天気が良く少し湿気のある外側と建物の中のひんやりした内側の空気感の違いを表現した初夏1枚になります。
カレンダー8月の写真は天気の良い昼下がり、ゴージャスなスポーツカーと夏の風を表現したストリートのワンシーンです。
カレンダー11月の写真はひと気がない寂しい晩秋のセントラルパークを色合いで表現してみました。
カレンダー12月の写真は激しい風と厳しく冷たい吹雪の中、赤くライトアップされた色合いの中に煌めくクリスマスツリーが温かさを表現し、吹雪には負けない強いニューヨーカーを美しさで表した1カットになります。この時は建物の赤い色が緑に変わったりとしていたのですが、赤色を12月の1枚にセレクトしました。
赤色バージョンの別カットはこちらのリンクをご覧ください。
翌朝の街中の状況はこちらからどうぞ。
緑色バージョンの別カットはこちらのリンクからご覧ください。
⇒ O Christmas tree in New York 2020
2.その時代に起こった出来事などを入れる
ニューヨークという舞台で日々起こる偶然や奇跡、中々普段見ることができない一瞬を入れるようにしています。カレンダー作りは少々時間がかかる為、直近に起こった出来事をすぐに印刷することは出来ないのですが、ここ数年で起こったことなどを何枚か入れるようにしています。今回製作するカレンダーでは1月、2月、9月、12月のページになります。
カレンダー1月の写真は2022年1月に最期を迎えたニューヨーク地下鉄の”R32”車両。1964年9月9日に導入され、 "Brightliners"と呼ばれ、映画「スパイダーマン」や「ジョーカー」にも出てきました。この1カットは走り去る車両の後姿で消え去ってゆく最期を表現してみました。
リンク ⇒ Wikipedia R32 (New York City Subway car)
カレンダー2月と12月の写真は先程お話したようにニューヨークを襲ったスノーストームになります。
カレンダー9月の写真は”5Pointz”が無くなってから2023年で10年。街から一つの大きなアートが消えた瞬間です。都市開発を名目に新たにコンドミニアムを立てるという計画でグラフィティが全面に描かれたビルが取り壊されました。写真としては、ニューヨークの街から一つのアートが消えゆく儚い想いを水溜りの映り込みで表現した作品になります。
3.「月とニューヨーク」をテーマにした写真を入れる
こちらは私が2011年から撮り続けているテーマです。スーパームーンを入れる時もありますし、私がこだわって撮影した月の作品の時もあります。カレンダーにはそれらの作品を数枚入れるようにしています。今回制作するカレンダーでは7月・10月に2作品を入れています。7月の1枚は2022年、今年のスーパームーンになります。2枚目、10月の1枚は数年に1度しか起こらない大変貴重な”Blue Moon”を1日限定でワールドトレードセンターに映し出されたHalloweenディスプレイと共に10月31日の夜に撮影した作品になります。
カレンダー7月写真のブログリンク ⇒ Super Buck Moon 2022 ー記録ー
カレンダー10月写真のブログリンク ⇒ Spooky Night & Blue Moon 2020
最後は今回のカレンダー表紙に使われている1枚です。この1枚には特に”ニューヨークのランドマーク”といったものは写っていません。ですが、ニューヨークという街を凝縮した表現5つを写し込みました。
まず一つ目、フォーカスされているのは古いアパートメント、この街には歴史的な建築デザインの建物が数多く、こういった建物を残し続けることで街の魅力を作り出してくれています。次に二つ目、そのアパートの右にある改修工事の外装。先程話したの歴史的建物の改修工事がマンハッタンでは至る所で見受けられます。普段生活をしておりますと、この工事現場で歩道が汚い、また封鎖されていたり、現場の騒音など不便なことが多々あります。写真を撮る時は被写体にフォーカスさせるため映り込まないように普段は構図から外したりします。ただ、ニューヨークという街を思い出す時、この改修工事の外装が一つのキーになってくれたりもします。”世界の中心”と呼ばれる街が日常では非常に不便な街であることを表現するためにあえて構図に入れました。3つ目、水溜りに透けて見える路上の石畳。数こそ少なくなってきていますが、一部の場所などは石畳が崩れると、アスファルトに変えずにわざわざもう一度石畳を貼り変えてまで残そうと改修工事を行なっているところもあります。下の写真のような感じです。ニューヨークにはなくてはならない景観の一つですので構図に入れました。
4つ目、水溜りに映っている「青」です。ニューヨークでは日によって真っ青に晴れ渡る何とも気持ちの良い日があります。この街に訪れたことのある方ならお分かりでしょうが、本当に見事なまでに「真っ青」な空です。その空の色が、ニューヨークという街に非常にマッチし、フォトジェニックに魅せてくれる効果があるのです。”ニューヨーク”と言えば”真っ青な空”を思い出す空もいらっしゃるのではないでしょうか。私もその一人ですので、”青”でこの写真を染めました。そして最後に5つ目、水溜りの色が赤がかった紫がかった色になっていると思います。これは太陽の光に反射している油の色です。ニューヨークという街のストリートは汚い部分も多く、この油もまた普通に見ると汚い存在です。ですが、それを少し別の角度から見るとこういったアーティスティックな見方もできるということを表現してみました。別に汚い街の存在を認めている訳ではありませんのであしからず。
資金の使い道
プロジェクトで集まった資金は制作携わる資金とさせていただきます。カレンダーやキャンバスのデザイン費、印刷費、輸送資金、及び、決済手数料にする予定です。また、将来の目標として”日本での写真展”も考えております。その時はまた追記してお知らせしますのでので、そういったお知らせを受け取りたい方はご支援時リターン商品をお申し込みの際、「備考欄」にひと言と連絡先を書いてお知らせください。よろしくお願い致します。
今回のプロジェクトで「ニューヨークにこういった活動をしている日本人フォトグラファーがいるのだ」と気づいていただき、私の活動が皆さまの励みになれば大変嬉しい限りです。
リターンについて
2022年11月からデジタルリターン、及び12月から現物リターン発送予定です。
実施スケジュール
2022年10月:クラウドファンディング実施
⇓
2022年11月:デジタルリターン発送開始、現物リターン商品の製作、及び配送などの手続き開始
⇓
2022年12月:現物リターン発送開始
最後に
2020年からこの2年間はコロナ禍になり世界が一変しました。そしてようやくこの2022年、ポストコロナとしてニューヨークはまた動き始め、新しい時代に入っていこうとしています。世界を見渡しておりますと、戦争・インフレなどの不安な状況、この先また時代がどう動くのか?先行き不透明な部分も多くありますが、1歩でも良いから先に進む気持ちを持ち続け、ニューヨークという街で起こる出来事・一瞬の時間を記録し続け、私が感じ撮った作品をあなたに届け、それが生活の潤いの一つになることを心から願っております。
是非ともご支援よろしくお願い致します。
将来、日本で写真展開催を考えております。ご興味ある方はリターン選択時に「備考欄」にお名前・ご連絡先(Eメールアドレスなど)をお書きください。私のウェブサイトからでもご連絡できますので、ご覧くださいませ。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る皆さま、ありがとうございました!!!
2022/11/01 21:54皆さま、今回のクラウドファンディングプロジェクトが見事Successという形で終了しました!このプロジェクトご支援いただいた皆さま、また制作に関わっていただいた皆さま、日頃より私の作品制作活動を支えていただいている皆さま、本当にありがとうございました。至らなかった点も多々ありましたが、多くの人達の支えにより何とか無事に終えることができました。今回経験したことをまた次に繋げたく1歩1歩進んでいきますので、引き続きサポートしていただけると幸いです。2022年も残り2か月を切りました、皆さま、時節柄これからお忙しくなってくるとは思いますが、お体を大切に、どうぞ良いお年をお過ごしください。Triangle NY植山慎太郎 もっと見る
残り12時間になりました!!! ~カレンダー表紙写真紹介~
2022/10/31 11:02とうとう残り12時間になりました!!!カレンダー1月から紹介しておりますこのプロジェクトリターン商品の2023年カレンダーで使用している写真、最後はカレンダー表紙の写真になります。私がカレンダーを制作する時に取り扱うテーマが3つあります。1.ニューヨークの季節感を入れる2.その時代に起こった出来事などを入れる3.「月とニューヨーク」をテーマにした写真を入れる※詳しくは私のプロジェクトページに書いてますので読んでいただけると幸いです。カレンダー表紙の写真は①でも②でも③でもないのですが、”ニューヨーク”という街の表現を5つ映し込んだ1枚になります。―カレンダー表紙写真―この1枚には特に” ニューヨークのランドマーク” といったものは写っていません。ですが、ニューヨークという街を凝縮した表現5つを写し込みました。まず一つ目、フォーカスされているのは古いアパートメント、この街には歴史的な建築デザインの建物が数多く、こういった建物を残し続けることで街の魅力を作り出してくれています。次に二つ目、そのアパートの右にある改修工事の外装。先程話したの歴史的建物の改修工事がマンハッタンでは至る所で見受けられます。普段生活をしておりますと、この工事現場で歩道が汚い、また封鎖されていたり、現場の騒音など不便なことが多々あります。写真を撮る時は被写体にフォーカスさせるため映り込まないように普段は構図から外したりします。ただ、ニューヨークという街を思い出す時、この改修工事の外装が一つのキーになってくれたりもします。”世界の中心”と呼ばれる街が日常では非常に不便な街であることを表現するためにあえて構図に入れました。3つ目、水溜りに透けて見える路上の石畳。数こそ少なくなってきていますが、一部の場所などは石畳が崩れると、アスファルトに変えずにわざわざもう一度石畳を貼り変えてまで残そうと改修工事を行なっているところもあります。下の写真のような感じです。ニューヨークにはなくてはならない景観の一つですので構図に入れました。4つ目、水溜りに映っている「青」です。ニューヨークでは日によって真っ青に晴れ渡る何とも気持ちの良い日があります。この街に訪れたことのある方ならお分かりでしょうが、本当に見事なまでに「真っ青」な空です。その空の色が、ニューヨークという街に非常にマッチし、フォトジェニックに魅せてくれる効果があるのです。” ニューヨーク”と言えば”真っ青な空”を思い出す空もいらっしゃるのではないでしょうか。私もその一人ですので、”青”でこの写真を染めました。そして最後に5つ目、水溜りの色が赤がかった紫がかった色になっていると思います。これは太陽の光に反射している油の色です。ニューヨークという街のストリートは汚い部分も多く、この油もまた普通に見ると汚い存在です。ですが、それを少し別の角度から見るとこういったアーティスティックな見方もできるということを表現してみました。別に汚い街の存在を認めている訳ではありませんのであしからず。残り12時間、一人でも多くの方に私の活動を知っていただくためのきっかけとして、この記事のシェア、またはプロジェクトへのご参加、よろしくお願い致します。Triangle NY植山慎太郎 もっと見る
いよいよ24時間を切りました!
2022/10/31 02:47皆さまとうとうこのプロジェクトも24時間を切りました!一人でも多くの方に私の活動を知っていただくためのきっかけとして、この記事のシェア、またはプロジェクトへのご参加、よろしくお願い致します。Triangle NY植山慎太郎 もっと見る
コメント
もっと見る