このプロジェクトでは
個人でも単行本をつくれる!
と言っていますが、じゃあどうやってつくるの!
という話になってくると思います。今回はそこを説明したいと思います。
商業だと全部編集さんやデザイナーさんがやってくれる作業を
全て自分で行うことになります。
タイトルロゴも単行本が出来る時に作られます。
まずは本の制作に必要なデータ作りです。
漫画には「台割」と言って、ページ割をする作業があります。
漫画をそのまま並べるだけじゃなく、幕間をつけたり
登場人物紹介をつけたり、下書きをつけたりしますよね。
そうやってどのページに何がくるか、を見ることが出来ます。
ここで意外と忘れがちなのが、カバーと本体表紙ですの存在です!
カバーは表紙なので忘れることはないと思いますが
本体表紙とはカバーを外して中にあるアレです!
小ネタを入れておきましょう。そして大事なのが背表紙!
上で台割をつくっておきましたから、ページ数がわかるはずです。
使う紙の厚さとページ数によって背表紙の幅が決まります。
ここは紙を選びましょう。ここで「カフェちゃんとブレークタイム」で
使用した紙と仕様を見ていきましょう。
・本体表紙
[名 称]A5無線綴じ冊子用表紙
[色 数]片面モノクロ
[用 紙]ハイマッキンレー ピュアダルポスト220kg
・本文
[名 称]カラーA5無線綴じ冊子
[品 名]カフェちゃんR4本文
[色 数]本文152p・カラー
[用 紙]コート135kg
・カバー
[名 称]A5無線用カバー
[色 数]片面カラー・PP加工
この仕様にするととても単行本っぽいものになります。
これはカラー本での仕様になりますのでモノクロだとまた変わってきます。
もちろん、自分好みの紙と厚さにするのもありです!あくまで目安です!
これを印刷所で見積もります。見積もり大事です。
見積もりを取らない企業がありましたがもっての他です。
色んな印刷所を見てみないと相当値段が変わってきます。
各印刷所ごとに得意不得意もありますのであわせてみておくと特に良いです。
というかこの仕様を知っておけば十分です!
あとは描いて入稿するだけ!まずは作品作り!
それが終わったら楽しい単行本作業!