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“900℃の火で炙る” 希少な「和」の天然素材【黒竹】を知ってもらいたい!

和歌山県日高町で【黒竹(くろちく)】に携わって100年以上続いております。近年、代表者の高齢化や獣害、竹特有の病気の被害による収穫量の減少問題などから廃業が相次いておりますが、今後も黒竹の伝統文化と歴史を守り、地場産業の活性化と次世代への継続を強く思っております。どうぞ宜しくお願い致します。

現在の支援総額

241,300

160%

目標金額は150,000円

支援者数

43

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/11/09に募集を開始し、 43人の支援により 241,300円の資金を集め、 2022/12/15に募集を終了しました

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“900℃の火で炙る” 希少な「和」の天然素材【黒竹】を知ってもらいたい!

現在の支援総額

241,300

160%達成

終了

目標金額150,000

支援者数43

このプロジェクトは、2022/11/09に募集を開始し、 43人の支援により 241,300円の資金を集め、 2022/12/15に募集を終了しました

和歌山県日高町で【黒竹(くろちく)】に携わって100年以上続いております。近年、代表者の高齢化や獣害、竹特有の病気の被害による収穫量の減少問題などから廃業が相次いておりますが、今後も黒竹の伝統文化と歴史を守り、地場産業の活性化と次世代への継続を強く思っております。どうぞ宜しくお願い致します。

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はじめに・ご挨拶

数あるページの中から当プロジェクトページを見て頂きありがとうございます。

和歌山県日高町で、明治後期より100年以上「黒竹」を竹材の伐採から加工までを一貫して承っている(有)金﨑竹材店の金﨑弘昭と申します。

【(有)金﨑竹材店  金﨑 弘昭】


ここまで続けてこられているのも、日頃からお世話になっております皆様方のおかげです。
この場をお借りして感謝申し上げます。

より多くの方々に黒竹を知ってもらいたいと同時に、近年は黒竹に関わる様々な問題もあり、少しでも皆様にその現状を知って頂きたいとプロジェクトを立ち上げましたので、最後までお付き合い頂けると幸いです。


プロジェクトをやろうと思った理由

独特の美しい艶を帯びた漆黒。建材や伝統工芸品の材として重宝される希少な和の天然素材「黒竹」
全国一の黒竹の生産地を誇る日高町原谷地区で当社も黒竹を採伐しております。

【独特の艶を帯びた黒竹。希少な天然素材として扱われております。】

この地で最盛期は7軒の企業(事業所)があり、約100軒の方々が、何らかの形で黒竹産業に関わっていましたが、代表者の高齢化や獣害、竹特有の病気の被害による収穫量の減少問題などから廃業が相次ぎ、結果的に残された一軒として当社がこの黒竹産業と文化を守っている状況です。

このままでは黒竹産業自体も先細りが見えており、より多くの方に黒竹を知ってもらい、黒竹の伝統文化を再び盛り上げたいと考えました。


黒竹とは

淡竹(はちく)の一種で、竹の中でも比較的細く、表皮が黒いのが特徴です。
国内では、主に和歌山県と高知県に群生しています。太さや長さは伐採する地域によって特徴があります。

【山に群生している黒竹(写真:左) 伐(き)ってきた所(写真:右)】

現在の用途としては、庭園資材や内装装飾などの建材をはじめ、箒・茶筅・熊手などの各地の工芸品などに使われております。
また以前は、細くしなやかに曲がるため、釣り竿の材料としても数多く出荷していました。

それとは別に、近年はSDG’sの観点からも天然素材が再び注目されているように思います。
その中でも、今現在でも展示公開中であります、銀座の「GUCCI並木」の店内に、四代田辺竹雲斎様のインスタレーション作品がございます。

GUCCIが築き上げてきた伝統や技術、そしてこれから挑戦して行く未来をイメージした作品となっており、そちらの一部に弊社の黒竹が使われております。

【施工事例】


【銀座 GUCCI並木店】


900℃前後の火で炙る黒竹加工

伐(き)った黒竹を出荷直前に火で炙ります。

火で炙る事によって竹自体が柔らかくなり、竹の中の油分が熱で浮き上がります。それを布で拭く事で、「汚れを落とす」「矯正しやすくする」「艶を出す」の3つの要素を担っています。

一本一本を手作業で丁寧に仕上げていくため、竹を伐るところから炙りまで約3ヶ月以かかる場合もあります。


【黒竹を火で炙る作業】


【黒竹を矯正中】



黒竹をめぐる課題について

①獣害について

“プロジェクトをやろうと思った理由“でも述べましたが、様々な課題がある中で、一番頭を抱えているのが「獣害」です。

イノシシやシカ、サルなどありますが、この中でもシカの被害が特に影響を及ぼしています。
生えてきたタケノコの先が食べられ、そのタケノコはそこで成長が止まってしまいます。

猟師さんがシカを獲ったり、入ってこないように竹藪の周りを網で囲うなどの対策は講じてはいますが、シカも年々増える一方で、簡単な網だと破られたり飛び越えられたりして大きい効果が見えない状況であります。

獣害をこのまま放置する事はできません。

【鹿に食べられてしまった黒竹の様子】


【網で囲い鹿が入ってこないように対策(写真:左)
鉄格子で耕作放棄地を囲んでいる様子(写真:右)】


②収穫量の減少

現在の黒竹の収穫量は最盛期に比べ1/2程度に減少しております。
これは獣害の影響黒竹の病気黒竹の開花などもありますが、収穫が困難というのもあります。

ご存知の通り竹は傾斜面に生えているので、竹を伐(き)る作業が非常に体力と時間が必要です。
これを3人程度で作業するので、かなり大変なのです。

解決策として、今は使っていない耕作放棄地に竹を植え、土地の再利用や作業の効率化を少しずつ図っている状況です。
ただ、竹も植えればすぐに伸びるというものでもありませんので、少しずつ対応している状況です。

【元は黒竹が群生していたが、黒竹の病気や獣害などにより剥げてきた状態】

【収穫の様子】

【耕作放棄地への黒竹の植樹】


クラウドファンディングの目的

近年、様々な問題がありますが、「黒竹の伝統文化をもっと知って頂きたい!」「時代に合わせた希少な和の天然素材として黒竹を展開していきたい!」と考えております。
また獣害についても認知いただけると幸いです。

より多くの方々に黒竹の魅力を知ってもらい、実際に黒竹の商品を手に取ってもらったり、仕事をお手伝い頂いたり、

アイデアを共有したり等、一緒に黒竹の伝統文化を守っていく活動にご協力頂ける方々がいらっしゃればとても心強く思います。

またフランチャイズ店として一緒に経営に参画頂ける方がいらっしゃればとても嬉しいです。


プロジェクト実施後の目指す未来

皆さんにとって黒竹がより身近なものになり、お手元に黒竹の製品をお届けし、暮らしの一部として役立つものになってほしい。

また、竹林の保護活動や耕作放棄地の有効活用も広げていきたい。獣害問題に関しても、専門家との連携を図り、対策を強化していきたい。

今回のクラウドファンディングがその第一歩と考えておりますので、どうか宜しくお願い致します。


資金の使い道

生産性向上への取り組み費用
黒竹の認知度向上における活動費用
リターン品の材料費や活動費
耕作放棄地への植栽費用
獣害対策などの対策費用
CAMPFIREの手数料などに充てさせて頂きます。


リターンについて


最後に伝えたい事
育ててくれた竹への恩返しとして

自分の中には黒竹文化を守る使命もあるのですが、それ以前に「竹で大きくしてもらった」という気持ちがあります。
なので、竹に関わって仕事をするのは恩返しの意味合いも強いです。


また端材を使って箸やボールペンなどを作ったりと、葉っぱ以外のものは全て商品にしています。焼却するのは容易いけれど、できるだけ商品の幅を広げ、無駄なものを出さないようSDGsにも貢献をと意識しております。

今後も多くの方たちに関わっていただきながら伝統を繋げていきたいと願っておりますので、ご支援の程何卒宜しくお願い致します。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最新の活動報告

もっと見る
  • 本日の体験をもって、全てのご支援頂いた方々に対しましてのリターンを終了致しました。この度は多くの方々にご支援・ご協力を賜り、改めて御礼申し上げます。引き続き黒竹や弊社の取り組みなど、発信して参りますので、引き続き応援頂けましたら幸いです。本当にありがとうございました。 もっと見る

  • 本日、体験型リターンの黒竹作業体験「伐採+火炙りの体験」を実施いたしました。午前中はあいにくの天気でしたが、時間前には雨も上がり、無事開催することができました。伐採の方の写真を取り損ねてしまった。。。ご参加いただきましたお二方、ありがとうございました。 もっと見る

  • いつもお世話になります。遅くなってしまいましたが、ご支援いただきましたギフト型のリターン品、全て郵送が完了しました。改めて多くのご支援頂けたことにとても感謝しております。あとは、体験型のリターンの実施に向けて、今後も取り組んで参ります。どうぞ宜しくお願い致します。 もっと見る

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      支援者:5人

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