2018/04/03 21:06

こんばんは。
お元気ですか。
今回は、過充電防止回路部分の大電流限界試験を行ったので報告します。

このチャージコントローラの過充電防止回路は、
満充電と判定されると、電力捨て用FETに電流を流します。
つまり電力捨て用FETが大量の電力を消費します。
今回、どの程度の電力を処理できるか実験しました。

過充電防止回路の概要は、以下の通りです。
電圧判定回路の出力が、電力捨て用FETを制御します。
そして電圧判定回路の出力は、冷却ファン制御回路を通じて冷却ファンを制御します。

 

 

以下の動画が実験の様子です。

 


過充電防止回路がオンとなり、3A、10A、20Aと電流を増やしても問題ないですが、
38A付近で電力捨て用FETが壊れてしまいました。
壊れるとショート(短絡)となるようです。

今回は、38A付近で電力捨て用FETを破壊してしまいました。
3回実験を行った結果は、34A、38A、40Aでした。
この結果から、推奨充電電流は20Aまでとします。
電力捨て用FETのTDPでいうと300Wとなります。

世界最小の自己消費電流をうたうチャージコントローラは、
推奨充電電流が8.5Aで自己消費電流が1mAです。
一方、当方のチャージコントローラは、
推奨充電電流が20Aで自己消費電流が120uAです。
通常推奨充電電流が大きくなると自己消費電流は大きくなることが多いです。
いかに当方のチャージコントローラが低消費電流であるかわかります。