”親ガチャ”
2021年の流行語大賞となりましたが、”国ガチャ”という言葉はあまり耳にしません。
初めまして!!😊 髙原 真佑(たかはら まゆ)と申します。
私は、小学校3年生の道徳の時間にとあるドキュメンタリーを見ました。
日本から遠く離れたガーナの国で、その当時私と同い年くらいの男の子と幼い弟が、
病気の母のために朝から晩まで、カカオ農場で働いていました。
そしてその男の子が放った
”学校に行きたい。勉強がしたい”。
生まれる場所が違うだけで、こんなに世界は違うのかと。
私の家庭はとりわけ裕福ではなく、正直、友達が行く高い予備校、家庭教師や英会話を羨ましく思う時もあったが
公立の小中高を卒業した後は大学に進学し、1ヶ月フィリピンに語学留学に行き1年アメリカに留学に行くこともできました。
もちろん努力もしましたが、
学校の先生や友達、家族の愛情、そして日本の制度があったからこそ自分が行きたい道を進むことができたと思います。
一旦一般企業に就職した私ですが、ガーナの少年の言葉がずっと心にあり
自分ができることをしたいと思い現在、神戸情報大学院大学で
発展途上国の教育課題をICTで解決する研究をしてます。
解決したい社会課題
”将来は生い立ちで決まっている”
ケニアの人にインタビューをした時そうおっしゃっていました。
裕福の家庭に生まれたら、私立の学校に通い、貧困の家庭に生まれたら公立の学校に通う。
教える環境も人も異なり差は開き、将来が決まってしまうのです。
しかし、私は経済格差からなる教育格差を失くしたいそう本気で思っています。
”世界が平等になるなんて無理でしょ” と思う人もいるかも知れません。
しかし私が描いているのは
生まれた環境に関係なく、子どもが自分の人生を選択するきっかけを創ることです。
裕福な家庭に多くの機会があるように、
どんな環境の子どもにも将来したいことを実現する機会を創ることです。
実現したいプロジェクト
ケニア・マチャコスで無料のオンラインアフタースクールを設立します。
あれ、ガーナじゃないの?と思った人もいらっしゃるかも知れませんが、
たまたま知り合ったケニアのNGO代表のDuncanさんとケニア教育者のEstherさんの協力もあり
まずはケニアのマチャコスの村からスタートしようと決めました。
対象は12~15歳の子どもです。
生徒にインタビューをしている中で、
勉強も学校も好きだが、
家では電気がなく学校が終わった後勉強することができない、
学校には数冊の教科書しかない、
学校が終わった後勉強を一緒にする人がいない
クラスで満足に先生に質問することができない
などの声を聞きました。
また、急に休む先生もいたりで、よく自習になったりするそうです。
そこで、いつでも勉強をできる場所、教えてくれる人がいる場所を作りたいと考えました。
でもただ場所を提供するだけではなく、せっかくなら、その子の将来につながるものを考えています。
オンラインアフタースクールって何するの?
①グループレッスン
オンラインで、アクティブラーニングを利用し、
スライドで問題を出し、子ども同士が教え合う環境を作ります。
学校の授業では学習定着率が5%~20%に留まってしまうので、
このオンラインアフタースクールを利用し90%の学習効果を目指します。
②プロジェクト型授業
子どもの自己肯定感を高め、自立、問題解決能力、創造性を養います。
一人一人自分に興味のあることを調べ、毎週発表してもらいます。
テーマは子どもに選んでもらいます。
しかしその中で、今週は歴史、数学、化学、地理などの枠を設定します。
例えば私は海が好きなのですが、海をテーマとしたら、海の歴史や、塩と水の割合、地理など
全てを教科につなげることができます。
子どもは自分の興味を探求することができ、勉強の知識も得ながら
人間力も向上することができます。
そして、出来上がったら、web上に本として出版し、達成感を味わいます。
*調べ学習やスライド作成は日本人のボランティアにサポートしてもらいます。
そして、ただ勉強しなくてはならないからするのではなく、
子どもたち自身がなぜ勉強するのか一人ひとり意味を持って、学んで行ける環境を作ります。
*現在はEsther先生の携帯を利用して、グループレッスンをしています。
このプロジェクトの背景
ケニアは国の成長率を急速に高めている中、格差が大きく広がっていっている国でもあります。
ケニアでは親がいない子どもは約65万人、
また世帯収入が月3万円以下は約70%です。
マチャコスで言えば60%の世帯が月3000円以下で暮らしています。
そして、補講、塾、家庭教師などは平均月5000円ほどかかってしまいます。
オンラインアフタースクールを提供することによって、
生まれた環境に関係なく子どもの学力・人間力を高め、
子どもが自分に行きたい道に行けることを実現させます。
*貧困家庭でも、成績優秀または何か才能があれば、奨学金を利用して高等教育や職業訓練校に進学することができます。
資金の使い道・実施スケジュール
資金の使い道
ソーラーパネル、電気設備、通信費用 36万円
机と椅子 3万5千円
中古PC(20台) 30万4180円
手数料 16万820円
*オンラインで購入し、現地に届けます。
12月末 ケニアのmachakosにて職業訓練校完成と共に、設備導入
この職業訓練校は本来、裁縫のために建設されていましたが、PCを導入し、大人へのIT校にするとともに、土日祝、
長期休暇を12歳〜15歳の子どもへ学校以外の勉強する場所、オンラインアフタースクールを開校します。
2023年1月〜 土、日、祝、長期休暇にはケニア時間、朝9時(日本時間15時)から16時(日本時間22時)まで開講し、
グループレッスン、とプロジェクトを行います。
最大280人の子どもがこの場所でオンラインアフタースクールを行えるようにします。
*この設備が整ったら、電気代などの設備費用は、職業訓練生の費用から当てるので、
12歳〜15歳の子どもは無料でずっと使うことができます。
こちらのプロジェクトで成果を出し、他の場所にある職業訓練校のIT課と連携をして、
ケニア、そして世界中の子どもにオンラインアフタースクールを届けていきます。
*資金の調達具合により、予定より時期が遅れる場合があります。
リターンのご紹介
お礼メール、学校の完成した写真、子どもからの直筆手紙、革のコインケース
なおただ支援いただくだけではなく、このプロジェクトを通し、
遠く離れた世界の子どもや人と繋がってほしい、近くに感じてほしいと考えています。
支援していただいた方には発信をして、子どもの成長を届けていきます。
最後に
どこの国に生まれてもどんな環境でも、教育とICTによって自分の人生が選択できる未来を創ります。
ぜひ皆さまのお力を貸してください。
よろしくお願いいたします!!!!
髙原
*また、オンラインアフタースクールのボランティアをしたい方も募集中です。
Instagram やFacebook でメッセージお待ちしております。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るいざケニアへ
2023/03/18 14:58お久しぶりぶりです。髙原です。1月の終わりから3月の初めまで約5週間ほどケニアに行ってきました!!!その様子を少し乗せたいと思います。首都であるナイロビから車を走らセルこと2時間、、、マチャコス県、マシタウン、バアニ村にいきました。こちらが私が毎日活動していた、NGOのセンターです。2階の右がパソコン教室で、平日は大人のためのパソコン教室、土日は12歳から15歳の生徒を対象とした無料のオンラインアフタースクールです。実際に複数の学校を訪問し、授業を見学したり、少しでも生徒が前向きになれるような話やオンラインアフタースクールを紹介したりしました。靴がない子どもや服が破れている子どもが多くいる中で、一時的なボランティアや支援ではなく何か子どもたちの未来を変えられるものを届けたいと強く思いました。合計40人近くの生徒がアフタースクールに興味を持ってくれて、毎週末参加してくれました。10年後の将来を描くビジョンボードを書いたり、それを言葉で表現したり、その中でテーマを一つ決めてもらい、10個の質問を書き出し、調べてまとめるといったことを現在も行っております。土曜日 日本時間20時から23時(ケニア時間14時から17時)日曜日 日本時間18時から23時(ケニア時間12時から17時)現在はパソコンが2台ということで、合計 21人の生徒にしぼり、オンラインアフタースクールを行っております。今後とも皆様にいい報告ができますように迅速してまいります。髙原真佑 もっと見る
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