2018/04/04 15:19

現時点の支援額を端数を切り捨てて130万とすると、キャンプファイヤーへ支払う手数料が169000円になります。

印刷代がざっくり15万円くらい、送料が6万円くらい、そのほか、イベント参加費、交通費、売り子代、アシスタント代、デザイン料、編集にかかる費用、一般販売分が売り切れたとき再版するようのお金も残しておきたいので、予備費をめちゃめちゃ低く設定して20万円。

130万ー(169000+15万+6万+20万)=721000が私が原稿料分として受け取れる金額です。

プロジェクトでお約束しているページ数を、私が漫画家としてお仕事を始めたときの一番最初の原稿料、7000円で計算すると、7000×90=630000円

91000円を増ページにまわしたい所ですが、まだ計上していない経費があります。リターン用のラフ画、色紙、カウントダウンイラストの原稿料です。

カウントダウンイラストを原稿料として換算するとして、漫画じゃないので4000円くらいにダウンしても80000円。もう一万円とちょっとしかないので、アクリルキーホルダーとかラフ画とか色紙とかカラー表紙のことはなかったことにします。持ち出し決定です。

でもやっぱり、90ページの同人誌で3500円はどうかな~というか、支援してくださった方により多くの利益があってほしいので、加筆修正の01と、カバーを加えて、クラファンで買ったほうが一般販売で買うよりお得だった!ことにしました。01、どれくらい加筆するかは未定ですけれど、これも持ち出しなので、あんまり変わってなくても怒らないでください。

なにがいいたいかというと、かつて商業単行本で196ページ600円とかで買えた本を同人誌で出そうとすると、とんでもなく手間とお金がかかるということです。

商業の漫画単行本は、どんなに少なくても5000部は発行します。5000人の顧客が居て初めて成り立つ商売なんです。

また、過去の作品の続きを描くことに注力していると、新しい作品を生み出す時間がなくなります。先の可能性を手放すことになります。
派遣社員とか、パートさんとかやって日々の生活費を稼ぐ時間がなくなり、それをやっていたら開けたかもしれない未来を手放すということです。
商業ベースでない、出版社からの支援がない漫画を描いて販売するということは、編集、販売、在庫管理、クレーム処理、もろもろの雑務を1人でこなすということでもあります。

ツイッターをやっていると、クリエイターへのヘイト表現をたくさん目にします。同人誌・・・自費出版で活動しているクリエイターあてだと、ぼったくりとか、さぼってるとか、そういうのも多いです。
でも、ここまで読んでいただけたらわかると思うんですけど、同人誌を出すのって、ものすごく大変なんです。

01の同人誌は、印刷代の回収すらできませんでした。なので、続きをWEB上で発表することを考えたのですが、先にも書いたように、過去の作品に注力することは、自分の未来の可能性を閉ざすことになりかねません。申し訳ないな、と思いつつも、続きを描くことができませんでした。毎日の生活費を稼いで、生きていかなければいけなかったし、LUWONと心中することはできませんでした。

続きを読みたい、読みたかった、というお気持ちは嬉しいのですが、じゃあ、私ががんばって描いて死ねばよかったのかというと、そういうことではたぶんないと思うんです。死んでまで描いてほしかったわけじゃない、と読者さんも思うのではと。

せっかく第一目標を達成したのに、生きるの死ぬのというシビアなお話をして申し訳ありません。
ただ、これで完結!というわけにはいかないのが現実で、そこは汲んでいただければ幸いです。

完結するためには、もっともっと大きな資金が必要です。またクラファンを開催したり、いろんなことをしないといけません。それを考えると、あまりにも途方もないので、とりあえず今は、『90ページの新作』のことだけを考えさせてください。

募集期間はあと9時間と少し。よろしくお願いいたします。