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ROFアートプロジェクト! アメリカPCT編 | アウトドア人を増やしたい!

ハイカーたかくらプレゼンツ 「環太平洋火山帯三十六景Art Project」のページへようこそ。 ROFの日本手ぬぐいを主たるリターンとし、その増産と流通拡大、活動継続のための資金を募るものです。今夏挑戦したアメリカのロングトレイル「パシフィック・クレスト・トレイル」がデザイン源となります。

現在の支援総額

2,468,900

274%

目標金額は900,000円

支援者数

352

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/10/29に募集を開始し、 352人の支援により 2,468,900円の資金を集め、 2022/12/31に募集を終了しました

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現在の支援総額

2,468,900

274%達成

終了

目標金額900,000

支援者数352

このプロジェクトは、2022/10/29に募集を開始し、 352人の支援により 2,468,900円の資金を集め、 2022/12/31に募集を終了しました

ハイカーたかくらプレゼンツ 「環太平洋火山帯三十六景Art Project」のページへようこそ。 ROFの日本手ぬぐいを主たるリターンとし、その増産と流通拡大、活動継続のための資金を募るものです。今夏挑戦したアメリカのロングトレイル「パシフィック・クレスト・トレイル」がデザイン源となります。

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支援していただきました皆さま

こんにちは。

ハイカーのたかくらです。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

健康第一で楽しく暮らせておられますでしょうか。

この度はtakakurayaプレゼンツROFのアートプロジェクトをご支援いただき、誠にありがとうございました。

今回はご支援いただきました352名の皆様へ、改めて感謝申し上げたくメッセージを送らせていただいております。少々長くなりますので、お時間を許しましたらご覧ください。

なお、メッセージ機能でこちらの文章を送ろうとしましたら文字が多過ぎて遅れませんでしたので、発送完了のお知らせとともに活動報告にてお知らせさせていただきます。

昨年の夏は、自分にとって夢を叶えるための大きな前進となる挑戦の夏でした。写真や動画をたまに見返すと、その苛烈な記憶が鮮明にフラッシュバックします。

スーパーフィートに穴があいた

ここだけの話ですが、いまだに、ごくごく僅かながらPTSD症状に似た不安感が急に生じることがあります。アメリカでの過度に刺激的で美しく激しい日々。母国でのごく平穏な生活。そのギャップに苦しむ。多くのロングトレイルハイカーがスルーハイク後に陥るとされる症状です。帰国して3〜4ヶ月経ち、殆どそれも完治直前という感じです。いろいろと忙しく取り組むことそのものが良いリハビリになっていると感じます。

ニット帽の素材と加工、色の打ち合わせ

日本の潤いある自然、山と温泉に癒されてるお陰です。また、山仲間や友達の存在の大きさを痛感しています。心強い。帰国後あたたかく「おかえり」を言っていただけるありがたさ。自分を取り巻くあらゆる環境に感謝の気持ちが絶えません。

この心の安定は、支援していただいた皆様によるところも大きく、深く感謝しております。皆様からの応援コメントはすべて見させていただいております。何度読み返してもウルっときてしまいます。本当にありがとうございます。

リターンは全ての発送が完了致しました。まだ届いていない方へも、近日中にポストに投函されるかと思いますのでご確認のほどよろしくお願い致します。複数のリターンをご選択いただいた皆様の手元にも近日中にすべてが揃うことと思います。一部ワッペンの糸の飛び出しなどでご迷惑をおかけしてしまった皆様への別送分も近日中に届く見込みでございます。

できるだけ綺麗に丁寧に包んだつもりです。自分の気持ちや思いが少しでも伝わったら嬉しいです。なお、お届けに時間がかかってしまったことをお詫び申し上げます。物事を効率的に進めるのが苦手で、お届けの品をうまくまとめられずにバラバラに何回も届けてしまったりしています。不器用なやり方になってしまい、申し訳ありません。今後さまざまな局面でもう少し効率的に生きていけるようになりたい…と思う今日この頃であります。

コーヒー豆『takakuraya』お楽しみいただけてますか?^^

発送には万全の注意を払っておりますが、万一のミス(内容物の不足や宛名書き間違いにより届いていないなど)がございましたら、気兼ねなくご連絡くださいませ。3/10(金)までに未着でしたら、自分の方でなんらかミスしてしまってると思われます。申し訳ございません。お手数おかけしますが以下のメールアドレスにご選択いただきましたリターンと受取可能な宛先を記載の上、ご連絡をよろしくお願い致します。迅速に対応させていただきたく存じます。


連絡先

y.takakura900102@gmail.com


以下はPCTを通して感じたことや学びのアーティクルです。ロングトレイルとは思索の時間でもあると考えています。散らかった内容かもしれませんがご支援いただきました皆様にシェアさせていただきたいと思います。お時間がございましたらご覧ください。

山旅を経て、ハイカーたかくらはこんなことを感じ考えました。

『アウトドアは最高だがすべてではない』

自分にとってアウトドアは不可欠なモノです。が、非日常的なアウトドアは日常の暮らしあってこそだとPCTを経て改めて考えるようになりました。アウトドアLifeとは「山で得た感覚、アウトドアで学んだことを日常生活に還元し、より良く楽しく生きていく。そしてまた山に行く。この流れそのものを楽しむこと」だと考えています。山に登ること。自然の中を歩くこと。アウトドアは素晴らしいものです。が、それがすべてではないと考えています。必ず家に帰ること。これがなによりも大切。安全を大切に考え、健康を第一に、無理しないこと。命がけの活動はしないこと(命がけになってる状況は既に遭難)。待っててくれる人たちを悲しませないこと。アウトドアはリスクをゼロにできません。が、安全度を高めていくことはできます。天候、体力、装備、知識、技術、計画、体調、栄養、保険。これらを「不安な△」から「安心の〇」、そして「自信の◎」に近づけていく。努力のプロセス、成長の感覚にこそ、登山活動とアウトドアLifeの魅力があると考えます。チャレンジングな活動もよいですが、アウトドアで絶対に死なないことを胸に今後も楽しんでいきたいと考えています。皆さんもアウトドアの魔力にはお気をつけて。命がけになってる時は、何かが間違えていたり不足していて難に遭ってしまっているということだと、大袈裟でなく考えるようになりました。決して無理なさらず、楽しんでいってみてくださいね。楽しさを感じるラインがインフレしたときは、双眼鏡をもって野鳥を観察したり、森に野良コーヒしにいってみたり、山菜やキノコを楽しんだり、苔を愛でたりしてみてください。ハードなことをしなくても十分に自然を楽しめることに気づくことができると思います。暮らしの流れに安全度の高いアウトドアを組み込むことが大切だと感じます。死があるからこそ生が鮮やかになる。時間が有限であるからこそ生は尊い。いい生き方といい死に方、そしてアウトドアとの関わり方について考えを深める今日この頃です。

『生活の基本を守るということ』

旅の途中で爪を切る。これを数回重ねた時に「嗚呼、いよいよ旅が生活そのものになってきたな」と実感します。ロングトレイルは旅や登山、ハイキングなど様々な要素が入り混じります。それが長期になると、それはもはや生活。特別なことではなくなり、普通になる。ニュージーランドのTAやアメリカPCTを経て、ロングトレイルを成立させるということは生活の基本を守ることであると理解しました。朝起きたら顔を洗う。うがいをして歯を磨く。湯を沸かし飲む。朝食を摂る。トイレに行く。ストレッチする。歩く。休憩する。昼食を摂る。歩く。夕飯を摂る。歩く。テントを設営し荷物を整理してストレッチする。水分を摂る。トイレに行く。眠る(睡眠の質にこだわる)。この基本動作の連続です。アウトドアをやりこんでいった結果、ロングトレイルに行き着き、最近は上質な日常生活についての探求に行き着くようになりました。なんとインドアの質にこだわるようになったのです。面白い着陸だなと我ながら思います。そしてあらゆる基本動作の中で、「清潔を保つ」ということは特に大切だと感じました。身体と心が清らかであると考え方も美しくなるように感じます。その健全な姿勢はアウトドアLifeを正しく豊かにしてくれるものと確信しています。心の浄化と魂の聖化をPCTはもたらしてくれました。

『五感をフル稼働する喜びとその先』

ロングトレイルの日々は五感をフル稼働させる時間でした。触覚、聴覚、視覚、嗅覚、味覚。風を感じ、野鳥のさえずりを楽しみ、美しい景色に感動し、その土地特有の匂いを知り、現地のレストランで美味しいご飯に舌鼓をうつ。新しいモノゴトに連続的に感動する。おもしろいです。日本の街の生活が長く続くと五感のアンテナが麻痺するように失われることがあります。花を見ても綺麗に感じられなくなったり、野鳥の声に気付けなかったりします。ロングトレイルはそんな五感の回復の時間であり、さらにその先、第六感を磨く時間であるようにも感じます。直感力やセンスを鍛える時間ということです。多くの出会いと観察により、人生のセンスが磨かれる。マルセル・プルーストの名言が好きです。「真の発見の旅は新しい景色をみることではなく、新しい目をもつことにある。」歩くというスローでシンプルな行為がもたらすものは正に発見の連続そのもの。約5ヶ月に渡り異国の地で山を歩き続けて旅をするというのは、タフでつらかったですが、自由な感覚もあり、発見も多く幸せな時間であったと胸を張って言えます。

『削ぎ落としは可能性の拡張』

様々なことを考えました。特に人間の能力を拡張させる道具の存在についてはよく考えました。登山やロングトレイルの世界でよく聞く「UL」、ウルトラライトとはなんだろう?そんなこともよく考えました。自分にとってULとは可能性の拡張であると感じるようになりました。荷物が重く、大きく、多く、複雑であると動きが鈍くなります。時間が奪われて色々なことをしにくくなる。可能性が潰れるということです。逆に、荷物が軽く小さく、少なく、単純であれば動きにゆとりがあり、速く、時間が産まれます。身の回りの整理整頓もサッと終わる。色々なことができるようになる可能性が産まれるということです。時間と可能性への投資としてULに取り組む価値は十分にあると考えるようになりました。今後ハイカーたかくらはミニマリストなウルトラライトの世界を探求していきたいと思っています。ウルトラライトの行き着くところは、シンプルとスマート。時間と可能性の創出。モノへの執着はなかなか難しいところだったりしますが、手放すということは意外と気持ちが良く、あぁ、既に足りてるんだな、という知足の感覚を得ることにも繋がります。物質的にも足りているという感覚。精神的にも足りているという感覚。これは結構幸せです。

『身体を鍛える、柔軟性を維持する』

体力は重要です。体力は多くの不足をカバーしうるので、体力でねじ伏せることも多くの局面で可能です。が、体力をつけるのは一朝一夕では難しいです。なので日々運動を続けることは大切だと考えます。また、柔軟性も維持できるように日々のストレッチは大切です。アウトドアは引っ張るような動作や筋肉が硬くなるような負荷が多いので、インドアではヨガなどをとりいれることでバランスがよくなるように感じます。自分が実践しているのはアシュタンガヨガですが、教えである禁戒と勧戒は山に通じるところが多く、学んで実践する価値があります。是非みなさんもトライしてみてください。自立して自分を律して主体性をもって常に鍛錬努力学習成長の日々。前進して参りましょう。

『前向きに休むということ』

アメリカの山々を歩いて旅する中で体重が激減し、健康を損なった時がありました。日本人的性格と申しますか、頑張ること=正義だと勘違いしていたのだと思います。確かに頑張ることは美しいことですが、頑張り方やバランスも大切。「健康に勝るものはない」。これを念頭に前向きに休むことも大切だと学びました。継続できる範囲で前向きに休みながら頑張る。山と旅はいろんなことを教えてくれるなと感じています。みなさんも健康第一を最優先に山と暮らしをバランスよく楽しんでみてはいかがでしょうか。

『孤独感と日本食、温泉』

荒野でひとりきり、絶景独り占めという感覚は最初は良いモノでしたがそれが長く続きすぎると「誰かと一緒にこの景色を見たい」「ひとりで綺麗な景色見てもなー」「大切な人と感動を共有したい」という感情が芽生えました。ニュージーランドの時はソロ最強、ソロしか勝たん、という感覚でしたが、成長しているというのか年を重ねて丸くなったというのか…。自分はそんなに強い人間ではないんだなということを自覚した夏でした。今後は大切な人、山仲間、友達と一緒に山を旅したいなと感じ始めています。また孤独感に拍車をかけたのは日本食の恋しさと温泉の不足でした。やっぱり自分は日本人なんだな〜と感じました。海外もいいですが、結局日本最高、というのが今の自分の答えです。母国だから愛しているのもありますが、自分がどの国に産まれても多分日本が最高となると思います。縦長の島国で山に恵まれ潤いがありご飯も美味しく温泉もたくさん。しばらくは日本で活動して充電(と貯金)できたらチリに行って、日本と国外の行き来を再開したいと思います。その時は多分ソロではありません。

『自然への畏敬の念』

アメリカの自然は大きく独特の強さがありました。特に太陽がつらく、水の入手も大変でした。基本的に小川から流れてくる水をソーヤーやカタダイン、プラティパスなどで浄水して飲んでいました。幸い熱中症が深刻になることもなく、お腹を壊すことなどなく踏破することができましたが、取り組み方を間違えると本当に危ないなと思いました。自分の挑戦した年も高山病が原因で行動不能となり死者が出たり、渡渉での事故、森での行方不明など色々起きています。アウトドアでの悲しいニュースを見聞きするたびに心が痛みますし、誰にでもそのようなリスクは平等にあることを肝に銘じて活動するようにしています。明日は我が身。一方で、謙虚な姿勢で大きな自然に対峙することで時に自然に溶け込むような美しい感覚を得ることもできました。いい経験でした。健康な自然ありきで命は健康でいられる。Respect natureの気持ちを忘れずに今後もアウトドアを楽しんでいきたいと思います。

『両親への感謝』

豪雪でトレイルに入れなかったり、山火事で身動きが取れなくなったり、荷物がなくなってうまく旅が続けられなくなったり…色々と順風満帆ではありませんでした。音が聞こえるほど心が折れた瞬間もありました。行動不能となった時、マクドナルドのWi-Fiを使って両親とテレビ電話しました。大号泣でした。久しぶりに日本語を喋る安心感。すごく心配してくれてること、心配をかけてしまってること。じっくり話を聞いてくれて落ち着きを取り戻し、旅を再開することができました。健康に産み育ててくれた両親への感謝。挑戦を優しく見守ってくれることの感謝。いろんなことへのありがとうの気持ちを素直に抱くことができるようになりました。泣くと結構スッキリして活力が出てきます。心配かけてばかりで両親には申し訳ないですが、泣くことで歩みを続けることができました。両親にとにかく感謝しています。登山を楽しむ人。山を旅する人。海外ロングトレイルに挑戦する人。両親や大切な人への連絡をお忘れなく。すごく心配してくれています。そしてどうしてもトラブって困った時は電話してみてください。きっと心が助かると思います。そしてありがとうの気持ちが芽生えるはずです。



…などなど


PCTはいろんなことを考えた時間でした。


普段日本で生活しているとなかなか深い思索の時間を確保することは難しかったりしますよね。ロングトレイルは人生の整理というか思考の整理というか、そんな時間であるように感じます。贅沢です。一生に一度は体験してみる価値のある取り組みだと思います。是非皆さんも機会を創って、トライしてみてはいかがでしょうか。楽ではないと思いますが、きっと充実すると思います。


今後もROFとtakakurayaは様々なスタイルでアウトドアの魅力をお届けして参ります。今年はアウトドアLifeに最適なニット帽やTシャツなどをこだわりの品質でつくって参ります。引き続き応援いただけますと嬉しく思います。栃木と大阪のトークショーから、リアルな現場イベントも増やして参ります。北海道と福岡のイベントも内容を詰めていっております。そんな感じでハイカーたかくらは今後もいろんな土地をさすらいます。見かけた際は是非お気軽にお声がけくださいネ!


皆様も安全を第一に最高のアウトドアLifeを生きてくださいませ。次に野生のたかくらが現れるのはあなたの街かもしれません。どこかの山で会いましょう!


健康第一で楽しく暮らして参りましょう。

たかくらや

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