●応援コメント、ラッキー7、7人目は仙台市在住の谷充さんです。仙台でのリーダー塾で2年間共に学びました。谷さんは私のメンターの1人です。令和元年東日本台風の後の復旧作業では一生懸命お手伝い下さいました。加えてやしまやの生業の「干し柿作り」作業のお手伝いにも嫌な顔一つせず、仲間を引き連れておいで下さいます。ありがたいです。では、ご覧下さい。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
なぜ、「やしまや」に人が集まるのか?
丸森町耕野地区に130年続く、老舗商店。
いなか道の駅やしまや。
店主・八島哲郎さんは、かつてリーダー塾で
共に学んだ塾生仲間でもある。
もともと、妻も仕事関係でのお付き合いもあり、
家族ぐるみで、たまに通っていた。
そんな中発生した令和元年10月の台風19号。壮絶な災害だった。
山は崩れ、店舗は阿武隈川の濁流に飲まれた。
生命線となる、飲料水も絶たれた。
復旧作業に、社会福祉協議会の「災害ボランティア」には頼ることができなかった。
道路も寸断され、町内中心部の被害も甚大だったからだ。
「丸森に、やしまやは必要だ!」
被災直後から、お店の常連客、ファンが自発的に復旧作業に集まった。
泥にまみれての重労働だったが、皆笑顔だった。
そして、見事11月30日には再オープンを果たした。
秋は、同時に干し柿用の柿(蜂屋柿)の収穫時期。
私も柿の収穫、柿の皮むきもお手伝いさせてもらった。
春先には、柿の木の「粗皮けずり」も。
気持ち的には、「やしまや」は第二の故郷。まるで親戚。
必要であれば、飛んでいって手伝う。それだけのこと。
そして、今年。
凍霜害と、変形柿の大量発生。
収量は例年の1割とか。
変形した柿は、何が大変って皮むきが大変。
それでも、すべての柿を収穫しないといけない。
収穫作業のときの様子をSNSで発信したところ、ランニング仲間2名が、是非手伝いたいと声をあげてくれた。
こうして、人の輪が広がっていく。
やしまやは、人を受け入れる器のようなものだ。
*****
なぜ「やしまや」に人が集まってくるのか?
これには普遍的な理由があるはずだ。
クラウドファンディングが成功し、
八島さんの著書が出版される事が
待ち遠しい。応援しています。
仙台市 谷 充
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
谷さん、ありがとうございました。谷さんのプロフィール写真は2019年10月26日、被災から半月後に店内で撮ったもの。復旧作業後、お疲れのはずなのに谷さんの表情をご覧下さい。
復旧作業後、ご参加いただいた皆さんに一言ずつお話いただく時間を設けていました。どこから来て、八島との関係は?など、語っていただきました。それもあってか皆さんニコニコしていました。被災地らしからぬ空間で、テレビ局の取材陣からもよく尋ねられました。「どうしてこんなに悲壮感がないのですか?」被災地と呼ぶより、交流イベントのようでした。
笑顔の理由。他の人のために役に立つ喜び、それが笑顔につながったと思います。「やしまやに手伝いしに来ると元気になる!」とも言われました。本来は被災した側が元気をいただくのに、お手伝いくださった方が元気になる。そこにいた方のみがわかる、居心地の良い空間でした。そのムードメーカー役が谷充さんでした。谷さんの存在、被災地でひときわ輝いていました。ありがとうございました。