●応援メッセージ、15人目は 齋藤 百合子さんです。
町の農業関係の任意団体にお勤めです。直売所関連で特にお世話になっています。いつも明るく元気な齋藤 百合子さんに元気をいただいています。
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「まずはやってみよう!失敗したら、次に活かせばいいからさ」
この言葉に何度背中を押してもらったことでしょう。
八島哲郎さんとの出会いは4年前。
ようやく子育てが落ち着いて、町の農業関係の任意団体で働くようになってから、初めて直売所に関わるようになりました。
そして、そこで出会ったのが“いなか道の駅やしまや“の八島哲郎さんでした。
哲郎さんの口ぐせは
「一人だけ良くてはだめ、周りみんなが良くならないと町全体が良くならないんだよ」
いつも前を向いて、自分の知っていることは何でも教えてくれ、みんなが良くなるため、いつもいろいろなアドバイスをくれました。
初めてのことで私が躊躇しても、あの言葉。
「まずはやってみよう!失敗したら次に活かせばいいからさ」
哲郎さんの言葉はいつも私の心に響き、新しいことへのチャレンジが怖くなくなりました。
仕事になれた頃、あの災害が町を襲いました。令和元年東日本台風です。
町が混沌とする中、丸森の多くの直売所も被害を受け、その中でもひと際被害が大きかったのが、このやしまやでした。
あまりの被災の大きさに言葉を失い、いったいこの町で何が起こってしまったのか、耳を疑う状況でした。
それから一週間ほど経ったときでしょうか、哲郎さんから一本の電話が入りました。
「実は災害が起きる前、地元テレビ局の情報発信コーナーにお願いしていた枠があるんだ。
こんな時だけど、こんな時だからこそ、丸森のみんなと出て、元気を伝えたいんだ」
一番がっかりしているはずの哲郎さんが、こんな時でも前を向いている。
こんな時でも周りのみんなと乗り越えようとする哲郎さんのその言葉に、私もハッとしました。
それからは、なんとしても実現するんだという力強いパワーが湧いてきて、必死で準備を進めました。
撮影当日、被災後初めて直売所のみんなが集まりました。
車で現場に向かう途中、お互いの状況を語り合い、大変なのは一人だけではありませんでした。みんなで涙ぐみながら話を聞き、現場についた時には、もうここから前に進むしかないよねと、どん底から前に進む力が湧いてきました。私たちに必要だったのは、ひとりじゃない、仲間がいるという安心感だったのかもしれません。哲郎さんはその大切なことを気づかせてくれました。
また、やしまやのボランティアでもそうでした。
やしまやの惨状を知ったお客さんたちが自発的に復旧のボランティアに集まりました。
最初は知らないもの同士でも、はじめに自己紹介をし、同じ目的で一緒に作業する。そして最後にどういう思いでここに来たのかを話すと、もうそこには連帯感が生まれていました。
最後の哲郎さんの感謝の言葉。被災で泣かない哲郎さんが、いつも最後には感謝で声を詰まらせ泣いているのです。その姿を見て、ああ自分たちの小さな力でも、役に立つことができたのだと喜びで胸が熱くなりました。
いなか道の駅やしまやに来たら、ぜひ壁に飾ってあるボランティアさんの写真を見てください。みな本当にいい笑顔なのです。
おかげで、一緒にボランティアをしてつながったご縁は今でも続いています。
昭和の店と言われるやしまやは大切なことに気がつかせてくれ、縁をつないでくれる店なのです。
そして、最近の哲郎さんを語るとき、大人の学び塾 熱中小学校のことは外せないでしょう。哲郎さんはここで出会った先生たちとのご縁を大切にされ、見事なまでに自分のものとして花を咲かせているのです。
還暦シンガーソングライターとして曲を出したのも、この熱中小学校のご縁で、そしてまたこの本もそのご縁で実現しようとしています。
哲郎さんは出会った縁を大切にする人。そしてその縁をさらにつなげ、常に新しい自分にチャレンジしているのです。
やしまやが誕生して今年で130年。
昭和のお店と呼ばれるこのやしまやでは、度重なる水害や東日本大震災の放射線問題、風評問題、令和元年東日本台風被害、コロナ、柿の凍霜害に奇形柿。何度も、何度も予想もしなかったことが起きてしました。しかし決して折れることなく、さらにパワーアップして蘇ってくるこの強さとしなやかさ。
きっとこの本には、それらを乗り越えていた哲郎さんの生き方が描かれることでしょう。
「お茶飲んでいって~」といつも声をかけてくれる愛すべき昭和の店、やしまや。
みんなから愛され、まい進し続けるその秘訣を私もぜひ読んでみたいです。
がんばれ哲郎さん!クラウドファンディングの成功を心から応援しています!!
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齋藤 百合子さんありがとうございました。台風被害から1ヶ月も経たない日でした。私の急な電話に対応してくださり、こんな素敵な直売所の仲間の笑顔満載のパネルを作っていただきました。
直売所のみんなが久しぶりに顔を合わせ、無事を確かめしました。あの仙台駅前での番組出演の帰り道、みんな元気で揃って良かったね!と車中が賑やかだったことを覚えています。
台風被害は無い方が良かった。でもあの被害があったから気づいた事もたくさんあった。
その事を今回の書籍で皆さんに伝えたいです。
必ず素敵な書籍を完成させます。齋藤 百合子さん、応援をありがとうございます。