神戸学生青年センターの大和と申します。六甲ウィメンズハウスプロジェクトに多くの賛同と御支援を頂き、ありがとうございます。学生青年センターでは1995年の震災以来、被災した留学生のための六甲奨学基金が創設され、兵庫県内の主にアジアの留学生に対する奨学金の支給を毎年行っています。同時に、多くのボランティアの力を借りながら、基金の一環として「古本市」や「日本語サロン」を開催しています。このような留学生支援事業を通して、私も毎日のように留学生・在日外国人の皆さんと接しています。最近ではコロナ禍で減少した兵庫県下の留学生の数も戻り始めて嬉しい反面、彼らが見せる笑顔の裏では、生活・学びにおける数々の困難に直面している現実があると推察します。安心できる住まいを確保することだけでも並大抵ではないと感じることが多い毎日です。神戸学生青年センターは1972年以来、六甲の地において「平和」「人権」「環境」「アジア」を主なテーマに、多くの留学生や市民団体と共に「開かれた出会いの場」として今年で50周年を迎えました。そして、六甲ウィメンズハウスという多様な文化、世代、民族、宗教の女性たちと子どもたちが共に生活する、新たな「出会いの場」がこの六甲の地でもう1つ誕生しようとしています。ウィメンズネット・こうべ様との共同事業として、学生青年センターがこのプロジェクトに関わらせて頂くということは大変光栄に思いますし、私自身も完成を心待ちにしています。しかし、施設の改修工事等、現実として様々な課題がまだまだ残されており、プロジェクトの実現には、もう少し皆さまの御支援と御協力が必要です。残り少ない日数となりましたが、どうか最後までよろしくお願い致します。