2022/11/04 19:00

金沢の奥座敷と呼ばれる湯涌温泉の谷違い、熊走町(くまばしりまち)にやってきました! 


お城から山の方に向かい、、、、



途中にあるマヤの遺跡みたいな犀川の辰巳ダムを越えて行き、、、



すごい高いところに架かっていて、下を見たらガクブルして足がレバブル状態な熊走大橋を通ると熊走町!

(ヒエータケー)


ここらへんはとても雨が多く苔蒸すような湿度があります。そして川の音、土の匂いを強く感じる場所です。


サイクリングが趣味の方にはオススメな場所だと父から聞きました。大変気持ちの良い場所です! 


いまは過疎化と高齢化がすすみ、家もちらほらしかない、、、。そんな町が地域おこしで始めたのが山椒作り!10年ほど前から町と金沢市と大学が連携して山椒の栽培を始めました。近年では収穫量も徐々に増え出荷できるほどに! 縁のある料亭などに卸されているとのことです。 


 

いったいどこまで続くのだろうという薄暗く深い緑の道をすすむとみえてきた!

山椒畑がこちら! 



みなさんこの葉っぱわかります? 

そうです!アゲハ蝶の幼虫がくっついて食べる葉っぱです。小さい時にアゲハ蝶を育てたりしませんでしたか?私はその時の記憶が蘇りました!まさか山椒だったとわ。 


そしてこの少し赤くなっているのが山椒の実です。 


ここで山椒の豆知識をひとつ。 


山椒はオスの木、メスの木があるのをご存知でしたか? 


しかもそのオスメスがわかるようになるには育て始めて5年はかかるそう。なかなか根気がいりますねえ。 


写真のように赤い目印を付けているのがメス。これで見分けているそうです。また実がなりやすいようにオスとメスの位置関係をうまく調整して植えられているそうです。 


こう聞くとオスは花粉を出すだけであまり役に立たなさそうですが、花が高級食材として流通しているそうです。その名も「花山椒」。 


(Wikipediaより) 


 


これら畑の山椒と、近隣の山々に自生している山椒を合わせて金澤山椒はできています。



ちなみにこのあたりはサルやイノシシが悪さをするそうで檻がしかけらています。

写真はサル対策の檻です!ちょっと見えづらいのですが、おびき寄せのエサであるカボチャががっつり食べられています、、、笑 


サルが枝を折ったり、イノシシが根を掘り起こしたり、雪の重みで折れたりと苦難に遭いながらも金沢のおじいちゃん達が丹精込めて育てた山椒。その山椒を使った金沢コーラをぜひご賞味ください!