今回は、Chariot SAMBAの一部画像に写っている空中配線について書きます。
今回推奨している太陽電池は、DCジャック経由で充電するような構成になっています。Chariot SAMBAに接続する際は、こちらのような製品で、プラスとマイナスにばらして、端子台に接続します。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01N0177ES/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o04_s00?ie=UTF8&psc=1
接続場所は、2023/5/25の①への接続が正しいです。 ⑦にDCジャックを接続するところがあるのですが、こちらは、ACアダプタからの5Vが入力するところです。
公園で説明動画を撮影している際、誤って⑦に接続してしまったのです。 その結果、基板は壊れてしまいました。 後日解析した結果、ACアダプタから最終充電対象装置(スマホ等)に電流が流れる経路上のFET(Field Effect Transistor、電界効果トランジスタ)が壊れてしまったことがわかりました。 このFET、ソース・ゲート間の耐圧は20Vです。 それに対し、太陽電池から24Vの電圧が加わったのです。
Chariot SAMBAには5V部分に対する保護回路がありませんでした。 かなりのコストをかけて製造しているので、今から設計変更は難しいです。 そこで、5V部分に対し、ツェナーダイオードで電流を逃がす保護素子を空中配線で加えました。 半田ごての上手ではないプロジェクトオーナーが配線しているので、あまり見栄えもよくないかもしれません。 空中配線という時点で見栄えは良くないです。 今回のタイトルの空中配線の正体は、保護回路でした。
Chariot SAMBAに関しては、この後付けの保護回路が入った状態で発送いたします。 本来の機能ではないので、この保護回路が動作することは保証しません。 恐縮ですが、12Vバッテリーレス充電システム 低価格版 に関しては、後付けの保護回路は付けません。 技術説明資料に保護回路の接続を載せますので、ご自身ではんだ付けしていただくか、絶対に配線を間と間違えないようお願いします。 また、この保護回路があっても、⑦に24Vが加えられると、USB出力に8V程度出力され、最終充電対象装置が接続されていたら壊れる恐れがあります。 あくまで基板自信を保護するのみなので、ご注意ください。
ご支援は800円からお受けしておりますのでよろしくお願いいたします。 それでは失礼いたします。