2023/03/13 21:51

1月14日からスタートしたこの漫画『紫電改343』のクラウドファンディングは、3月14日に最終日を迎えます。

明日の最終日は、私は支援してくださった有志の方々と集いながら、みなさまへの支援のお願いに時間を使いたいと考えています。


さて最終日を前に今回のクラファン実施までの経緯をあらためて説明したいと思います。


昨年10月に最も信頼していた担当編集者が退職するというお話を受けました。
10年以上一緒に作品づくりをしてきただけに不安がよぎりました。
そしてその不安は11月に伝えられたイブニング雑誌休刊という形で決定的なものになりました。

イブニング側からは2月の休刊号で最終回にしてほしいと伝えられました。webに移籍できなかった理由のひとつには、引き継げる担当編集者さんがいない、という事もあったと思っています。戦記漫画はそれ相応の知識をもった人でないと担当できない難しい分野なのです。

そして私にはまだ描きたいエピソードがあり、とてもすぐに漫画を完結させられません。


イブニングの休刊は自分ではどうすることもできませんが、『この漫画を完結まで描き上げること』、そして『講談社を退職した担当編集者さんと一緒に作品を作ること』は資金があればできるのではないかと考えました。

『紫電改343』という作品を途中で止めるという考えはありませんでした。銀行や公庫に融資の相談をし、来るべき日の為の地力を確保、そしてクラファンという挑戦を選択しました。

クラファンが成功すれば、退職した担当編集者さんへ私から給与を支払って、完結まで作品づくりに参加してもらうこともできるし、アシスタントさんへの1年分以上の給与支払いも可能になります。

当初の計画は
今回のファイナルゴールで発表した【2000万】
胸の内にある全ての構想を何年かかっても描ききる!でした。

そこから採算性や過去の他のクラファン達成例を参考にし、現実的な数字と自分の中の作品に対する妥協点を絞った事により『1200万円=1年分の制作資金の支援』という目標を設定いたしました。

支援目標額が1000万円を超えてしまうのは高額すぎるのではないか…といったご意見も当然いただきました。

しかしながら背景をびっしりと描き、現地への取材を重ねて描き上げるタイプの漫画制作には、本当にお金がかかるのです。


クラファンが始動してからは、毎日が新しいことへの挑戦の連続でした。

私はこれまでTwitterなどのSNSでの拡散に取り組んできていなかったので、手探りでの告知活動となりました。

SNSの反応をなかなか実感として感じる事ができず、最初はマイナスの思考しか浮かびませんでした。

自分流で言えば人と直接会ってお話をして、反応を肌で感じていかないと確信にならないのです。

しかもクラファンを開始した1月はイブニングでの連載も継続中でしたし、別件での仕事依頼の打ち合わせも平行させねばならず、宣伝活動のための時間はなかなか取れませんでした。

告知活動に専念できるようになったのは2月半ばくらいからでした。

活動に専念するようになってからは、ラジオやYouTubeの番組に出演させていただいたり、新聞やネットニュース、堀江さんの記事にも取り上げていただけるようになり、支援の輪がどんどんと広がっていったように感じました。


新聞やラジオもただ待っていて取材を受けたのではありません。私の妹が手書きで一通ずつお手紙を書いて、紫電改にゆかりのある地域のマスコミあてに手紙を送ったのです。また私の妻もクラファンページのサイトデザインや画像作り、宣伝用のTwitter運用などしてくれています。アシスタントさんや大学生の息子も手伝ってくれています。

まさに家族総出、須本壮一事務所のスタッフ総出で一丸となってクラファン活動を頑張ってまいりました。


今回の活動では、奇跡の連続がありました。

人が人を呼び、まるで水面に落ちた波紋が次から次へと広がり、支援の力が積み上げられていくさまに驚きと感動がありました。本当に感謝の毎日でした。


自分の事ではないのに

自分の事のように、いや

自分の事以上に考え動いてくれる仲間たち…


こんなに沢山の素敵な仲間の世界で自分は生きていたんだという実感で今はいっぱいです。

残り1日

支援してくれる全ての皆さまの期待に応えるべく頭の中は使命と責任に燃えています!


必ず結果でお返しします!
今までのたくさんの取材を漫画に活かして、しっかりと描写して皆さまにお届けしていきます。

ファイナルゴール2000万円達成へむけてよろしくお願いいたします。

須本壮一