【2ヶ月目】
この頃はちょうどバルサを紹介してもらい、連絡を取り始めた頃でした。
異国に1人でバスケットボールを学びにきて、行き先を失い、困っている私の境遇を理解して頂き、物凄く早く対応してくれました。
連絡してから翌日には、Zoomで話し、その2日後には練習に招いてくれて直接会ってくれました。
最初はビデオコーディネーターとして、試合映像をカットしてコーチたちに送ることから始めて、徐々にコート上でのコーチングもやっていこうという事でU17でバスケットを学ぶ事ができるようになりました。当初は、お金の発生しないインターンとしての条件での加入でした。
「やっとバスケットが学べる」という安心感と
バルサの方々の親切な言葉や対応に本当に救われました。
この時の事は2度と忘れないと思います。
バルサでバスケットが学べる事ができるようになって一安心かと思いきや、
次に待っていたのは、通勤問題。
元々所属する予定だったチームの練習場とバルサの練習場は、遠く、ほとんど毎日、電車で片道1時間強もかけて通勤していました。さらにスペインの電車などの公共交通機関は時間通りに来ることはほとんどないので、かなり大変でした。
そんな生活が2週間続き、疲労もピークに達していた時に、当時バルセロナに来ていた日本人のエージェントである木下さん(数年前までスペインのリーグでプレイしていました)からバルサの練習場へより近い部屋を紹介して頂き、バルセロナで2回目の引っ越しを経験することになりました。その家で、私と同じようにスペインに来てバスケを学びに来ている上山真と練習生で来ていた窪田靖生との共同生活が始まりました。
この時の感謝も2度と忘れられません。
現在もそうですが、私は本当に多くの方々の支えの中で、スペインで生活できています。
3ヶ月目に続きます、