【３ヶ月目】
バルサでの加入してから１ヶ月も経ち、少しずつ慣れてきた頃でした。
当初はスペインでのコーチライセンスを持っていなかったので、ベンチにも入れないということでしたが、U16のカテゴリのみですが、ベンチにも入ることができるようになりました。

午前中は語学学校に行き、夕方から練習、週末はU15、U16、U17の各カテゴリで各１試合ずつの計３試合に帯同できる限り帯同する生活でした。

国際トーナメントが３回あり、最初の２回は帯同することはできませんでした。
ある日、
「11月末にあるトーナメント帯同したいか？」と聞かれ、
「もちろん」と即答しました。
このようなかたちで初めて、カタルーニャの外で行われる試合に帯同する事ができました。
一番の衝撃だったのは、出発前日に他のアシスタントコーチ達は他の仕事（ほとんどのコーチがバルサでのユースコーチ以外に他の仕事をしています）で行けないから、今回はコーチ陣はヘッドコーチと私だけという事実でした。
少しは信頼してもらえている証拠かなと思いましたが、
「そんな大事な事、先に言ってよ」とも思いました、、、笑
トーナメント期間中は、ゲーム中は事前にヘッドコーチと話していたプランを基に、選手達に直接アドバイスしたり、選手交代のタイミングをヘッドコーチに提案するという役割でした。
コート外では自チームの試合映像や相手チームのスカウティングをして映像を作って選手たちに見せました。幸運にも鹿屋体育大学時代から使い慣れていた分析ソフトを共用で使う事ができ（加入前は別のソフトを使っていると聞いていました）、短時間で映像をカットしたり、自動的にスタッツを出したりし、この遠征でかなり信頼を掴めたと実感しました。

結果は５位でした。バルサはめっちゃ強いんだろうなと思っていましたが、
ヨーロッパにはバルサよりも強いチームが全然あるという事も知りました。
特にレアル・マドリッドはサイズや身体能力、個人スキルの全てが桁違いでした。
MVPをとったマドリッドの選手はU14の選手！！！（このトーナメントはU16の試合）

その時にスペインでの大きな目標ができました！
5月もしくは6月に行われる”スペインの全国大会で優勝に貢献”すること！
聞いた話だと、バルサは去年ユースカテゴリではどのカテゴリでも優勝していないとの事でした。
おそらく、マドリッドが優勝候補でしょう。そのマドリッドを倒して優勝する！
”U16のエル・クラシコでの勝利に日本人が貢献するかもしれない”
そんな夢を応援してみませんか？

グループリーグ Youtube
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