2023/01/02 17:39

皆様、新年あけましておめでとうございます!
本プロジェクトへのご支援並びにご興味を頂きありがとうございます。

プロジェクトは順調に推進中で、弊社チーム一同、年末営業日ギリギリまで試作の評価・確認を行っておりました。(そのため活動報告が遅くなってしまい申し訳ありません!)

●音質評価の最終段階です

現在、本機種(仮称: CW1M)に利用するパーツ等の選定と試作はほぼ最終段階になっており、いくつかの種類の試作を組み上げて、実際に人の耳や様々なジャンルの音楽を用いて音質の評価をしています。スピーカーである以上、やはり「音」が最重要ですからね!

一言に「音質」といっても、ハードウエア的な部分と、ソフトウエア的な部分により音質は変わってきますが、今急ピッチで評価を行っているのは、前者の「ハードウエア的な部分」なのです。といいますのも、ソフトウエア的な部分は、生産の最終段階でもアップデート可能ですが、ハードウエア的な部分は、生産の開始段階で固めて置く必要がありますので。

本報告の写真がその評価中の一例となっています。

簡単にご説明しますと、内部のドライバ(音を出す部品)を2つほどにしぼっていて、かつ、低音に影響を与える両サイドのパッシブラジエータ部の素材を2種類(メタルとプラスチック)で評価しているのです。つまり、2x2で4機種を聴き比べています。

上記写真でいくと、BとDがパッシブラジエータがプラスチック素材でして(※ロゴが小さいのは評価用にプラ素材を多めにしているバージョンですので無視してください)、AとCがメタル素材となっています。

現在発売中のCW1Lがプラ素材で音質評価頂いておりますため、今回はメタル素材で進める予定ですが、最終段階まで聴き比べて決定するという方針でやっていますが、結論として、今回の新モデルの用途などを考えると、やはりメタル素材が良いとチームで一致していますので、その方向で進める事となりそうです。

内部のドライバは、上記写真の見た目では判断できませんが「C」に使われているドライバが高評価を得ていますので、おそらくそのドライバを最終的に採用することとなりそうです。
ただ、ドライバはパーツにより結構重量が異なりますし、ステレオとして2個必要なパーツですので、採用するパーツによって100g-200gぐらい本体重量が変わってくるのです。
上記「C」のドライバが音は良いのですが若干重量が重く・・・それがどこに影響するかと言いますと、生産工場からの輸送費(≒販売価格)や利用者様のポータブル性に影響するのです。利用者様しては普段あまり意識しない部分かと思いますが、このあたりのバランスをとるのが、ハードウエアの企画や生産において実は難しいポイントだったりします。

●音と同時にLEDも評価中

パッシブラジエータ部分には、LEDも搭載しています。これは既存モデルでも「お風呂で利用するとムーディー」等のご評価を得ている部分ですので、引き続き搭載しています。光り方には3つのモードがあり、「1. ゆっくり光るモード」、「2. 音楽やリズムに合うよう光るモード」、「3. 消灯モード」があります。

上記2のモードのソフトウエアを若干改善したのと、機能との連携(低音強化モードを知らせる色、バッテリー残量を知らせる色など)を色でお知らせする機能を搭載しますので、そのあたりの評価も同時に行っています。


●この後のスケジュール

年始早々に、最終的な内部仕様を確定し、同時にパーツの調達に入る予定です。同時に、仕様が固まると、パッケージや取扱説明書といった、アートワーク類も進行することとなります。

量産開始はパーツの手配が完了次第となるので、おそらく今月末頃になりそうです。生産は中国(広東省・深セン)の協力工場で行います。

ただ、皆様御存知かとおもいますが、中国は「春節」という大型連休を控えていますため、生産手配や部材手配を早めに進めていかないと、予期せぬ遅延につながる可能性もあります。

チームとしても、スケジュールに遅延がおきないよう、スタッフ一同、新年から緊張感をもって取り組んで行く所存です。引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします!