今日はご遺骨の分骨とご返骨についてです。
(まず、画像のガラス小瓶に入ったパウダーはイメージ撮影用のダミーです。
実際のご遺骨ではございません。)
昨年8月に開催された、終活とお葬式をテーマにした展示会に伺った時のこと。
ご遺骨を手元に置いておく「手元供養」の方が多くいらっしゃるからでしょうか?
手元供養をサイズダウンする、というご供養サービスが数多く展開されていました。
例えば
1、ご遺骨をダイヤモンドに変えて身につける(ミニマム30万円〜)
2、ご遺骨をガラス化して、宝石やガラスに吹き付けて身につける(十数万円〜)
3、ご遺骨のほとんどを散骨して、少しだけ残したものをペンダントなどに入れる、または
霧の箱などに入れて、自宅の祭壇ではなく置物と一緒に並べておく
といったものです。どれも参加された方々は熱心に説明を聞かれたり、
パンフレットを熟読されたりしていました。
狭い住宅で人間の大きな骨壷を置いておくこと、
ペットの骨壷をずらりと並べて生活することに正直無理を感じる方が多いのでしょう。
那須の丘では、ご遺骨を全て散骨するのではなく
一部を残してお持ち帰りいただく・または配送でご返送することができます。
自分に万が一があった時を想像すると「ザ・骨壷」の大きな荷物は遺していきたくないけれど
今すぐ全てとお別れするのは、少し寂しい。そういった方に
少しだけお持ちいただく選択肢をご提案したいと思っています。
ご遺骨を手元に残すのは良くないとか、分骨は良くないとか、
そういったご意見もお見かけしますが
ご本人のお気持ちがほっとできる選択をすることが、何より大切なのではないかと
私は思います。