2023/12/22 19:00

みなさん、こんにちは。
ピマズンプロジェクト・ライターチームのうえしんです。


本日は現場レポートvol.8に引き続き、ピマズンの軌跡(後半)をお送りします。


紆余曲折を経ながらも、なんとか前進し続けるピマズンチーム。しかし、メンバーたちの悩みはつきませんでした。


2023年4月 ラクガキアートイベント開催

バナー作成:なぎ

当初はクラウドファンディングのスタート直前イベントとして企画されていた、前田高志のライブデザイン。


前田が参加者のラクガキをアート作品にする様子を生配信したこの企画は、満員御礼。


リアルタイムでラクガキがアート作品になる瞬間がとてもおもしろく、ラクガキの可能性を感じることのできた、良いイベントとなりました。


ところが・・・


開始直前にクラファン見送り決定

CAMPFIRE社に審査を出す段階にまで準備が進んでいたクラウドファンディング。


ここでブレーキが掛かります。


リターンの方向性が、定まらない。
紙の高騰で印刷費が高くなり、値段が決まらない…。
求めるクオリティを担保するには、1冊8,000円のアートブックを500冊も売らなければならない…。そうこうしている内に、プロジェクトが長期化し、忙しいメンバーがどんどん抜けていく。


もともと「アートに苦手意識を持つ人を減らすための、敷居の低いアート」を目指していたはずなのに。参加ハードルは上がり、全てが難しくなってる…。


今のままで、私たちがやりたいこと、本当にできる?


私たちは、アートブックとは何かが分からなくなりました。そもそも、前田デザイン室がラクガキでアートブックをやる意味って何?


もう一度、向き合って考えなくては。


こうして「ラクガキアート」として再始動したアートブックプロジェクトは、4月22日のイベントを区切りとし、再び幕を下ろしたのでした。



2023年5月「ピマズン・シーズン2」スタート

新たにメンバーを募り、シーズン2として再度スタートを切ったアートブックプロジェクト。


意図に反し高くなってしまった参加ハードルを下げるため、まずは「自分たちが楽む」ためのミニイベントを何度も行いました。


Zoom用に「ぴまずん円陣背景」なるものを作り、座談会を開いてみたり…

円卓背景 作成:アフ

みんなアバターになって座談会 


ラクガキパーティーを開いてみたり

バナー作成:アカチャン

前田デザイン室のメンバーを、ピマズンの渦にどんどん巻き込みました。


一方で、クラウドファンディングを再開させプロジェクトを成功させるため、過去の問題点を整理。


人手不足でコアメンバーが疲弊してしまっていた反省から「ピマズン定休日」なるものを設定するなど、試行錯誤を重ねました。

定休日作成:りー


プロジェクトのコンセプトを再検討するため、自分たちの持っているアートブックを持ち寄り、夜中まで議論し合あったことも。


改めてアートブックとは何かを考えられた良い機会となり、現在のピマズンにつながる意見がたくさん出てきました。



2023年9月 クラファンへ向け助走開始。SNSで認知度向上を狙う。

9月に入ると、11月のクラファン再開へ向け助走を開始。SNSでラクガキアート作品を発信し、ピマズンの認知度向上を狙いました。


始まったばかりの頃のインスタグラム

今でも、コミュニティの中で大きくなった熱狂の渦を、少しずつ、しかし着実に、世界に伝え続けています。


敷居の低いアートの祭典「ピマズンアワード」開催

バナー作成:サニー

プロジェクトの本格指導を見据えた9月末には、認知拡大を加速させるため「ピマズンアワード」を開催。


ハードルを低くし、誰もが参加しやすいコンテストとして設計されたピマズンアワード。最終的に集まった応募作品は、なんと50点以上。多種多様な作品を見ることで「ピマズン」のことをより深く理解することがでました。ただ盛り上がるだけでなく、改めてピマズンを様々な角度から見ることのできた、そんなイベントとなりました。


Figma会場で開催された授賞式
授賞式バナー作成:サニー


そして・・・


3度目の正直!ラクガキアートブック「Pimazen」プロジェクト再始動

ピマズンアワードの開催と同時に打ちあがった、アートブックプロジェクト再始動の狼煙。


構想開始から3年。


1度目は断念し、2度目も断念しかけて、3度目の正直。ようやくここまで辿り付くことができました。


この3年、楽しいこともあれば、たくさんの悩みや行き詰まりもありました。

このアートブックには、とても多くのメンバーが関わってます。制作を断念したときも、再開した時も、各シーズンごとにたくさんのメンバーの活躍がありました。


歴代メンバーの活躍無くして、現在のピマズンは存在しません。


様々な思いが詰まったこのアートブックが、より多くの方に広まりますよう。そんな思いを込めまして、本日はここで締めたいと思います。


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やるっきゃない!!
次回、最後の現場レポート。100%達成をみなさまにご報告できますように。

ライティング:うえしん
編集:タニシタユカ