みなさん、こんにちは。
ピマズンプロジェクト・ライティング担当のタニシタです。
本日は、プロジェクトメンバーの目下の大課題「クラウドファンディングの100%達成」を目指し、夜な夜な行われている宣伝会議の様子を赤裸々に(!?)お届けします。
念願のクラウドファンディングスタート!!なるも…!?
実はこのアートブックプロジェクト。過去に一度ならず、二度も頓挫しているのです。その理由は「自信を持って世に出せるクオリティに、練り上げることができなかった」こと。100%全力で良いものを作るためには、止むを得ない判断でした。
三度目の正直に向け、コンセプトを練って叩いてこねて…。バナーも、ライティングも、リターンも。
それはもう、頭皮が痛くなるくらい考えて考えて…
ようやく完成したクラファンページ。
前田デザイン室として10回目となるこのクラウドファンディングは、最も自信を持って世に送り出せるページに仕上がったと思います。
うん、これはイケる。こんなに練られたクラファン、見たことない。
こうして、私たちの大きな期待と少しの不安を乗せたクラファンページは、世に放たれました。
「さぁ、行ってこい!」「世界にピマズンを広げるんだー!!」
一晩で50人の支援者、翌日には28%達成なるも…
支援者は、一晩で50人を突破!
翌日には、30%に届く勢い…!
過去には、一晩でクラファン100%の達成経験がある前田デザイン室。正直、最初の勢いのまま行けるかも…なんて淡い期待もありました。
しかし…
30%を超えたあたりで、勢いが鈍化。
世の中、そんなに甘くないですよね。自信、あったんだけどなぁ…。
プロダクトのクオリティには、かなりの自信がある。じゃあ、何がいけないんだろう…
クラファンスタートから4日目。月曜日の午後10時。夜な夜なピマズン宣伝会議は始まりました(みんな日中はそれぞれ仕事や子育てをしてるので、会議は夜がメインなんです)。
そもそも「ピマズン」の性質を見誤っていた?
色々分析しました。
なぜ、支援が伸びないのか。
アート好きには、アートと思われてない?
デザイン好きには、デザインと思われてない?
エンタメ好きには、エンタメと思われてない?
X(旧Twitter)利用者の中に、そもそもターゲット層がいない…?というか、アート系のインフルエンサー達の反応も芳しくない…。
では、どうやってターゲット層にリーチしよう。そもそも、ターゲット層をもっと絞るべきか…
「なんとかしなくては」
どよーんとした空気が広がります。このクラウドファンディングは、All or Nothing。つまり、100%達成しなければ、アートブックを作ることすらできません。
営業用の名刺を作って、イベントで配ろう。
チラシも作って、置いてもらえるお店を探そう。
予算はカツカツやけど、WEB広告も打とう。
PR動画も作った方が良くない?
Xの文面も、他のパターンで作って…
あー、どうしたらええんや…。
そんなとき、前田室長が言った言葉に、みんながハッとしました。
「このプロダクトは、そもそも商業用じゃないから。そんなに焦らんでええよ」
そうだった。これは「デザインの必殺技!」という分かりやすい訴求要素も「ベストセラーの姉妹本」という話題性もない。
このプロジェクトの目的は「アートを身近な存在にして、美術嫌いを無くす」こと。大きく社会性に振り切っているんです。
花火みたいに「ドカンッ」と広がる性質ではそもそもなかった。これは、ジワジワ〜っと熱が広がるタイプのプロジェクト。だって「アートを身近に」とか言われても、はじめはピンとこない人の方が多いですよね?
だからこそ、私たちが決めたこと。それは…
ドブ板営業!
一つの答えが、ドブ板営業でした。
つまり、プロジェクトの魅力や意義、お客さん一人一人と向き合い、真摯に伝えていくということ。
ベストセラーとなった『勝てるデザイン』だって、筆者の前田室長は知人の方々にとにかくDMを送りまくっていたそうです。
ドブ板って、誰でもできる。
でも、怖いんですよね。
無視されるかもしれない。
嫌がる人もいるかもしれない。
でも、愛する我が子(ピマズン)を世の中に届けるためには、親が怖がってる場合ではないんです。
最初からWEBの中で空中戦を広げるのではない。まずはお客さん一人一人と向き合う。魅力を伝える。そんな中で見えてくる「世の中の反応」を拾いながら、効果的なWEB広告戦略を考え、展開していく。Xのポスト内容も変えていく。
ドブ板をベースに、やれることは、全部やる。
私たちは、残された日数、そうやって戦おうと決めました。
「ピマズン」が「見たことのない世界へ連れて行ってくれる」と信じて
実は、クラウドファンディング公開の翌日。
関西ラジオから、前田室長に出演依頼が来たんです。まさかのラジオ出演。これは、プロジェクトを商業に振らなかったからこそ、訪れたご縁。
前田デザイン室が最初に作った雑誌『マエボン』も、東京の青山ブックセンターに並べてもらったりイベントをさせてもらったりと、私たちを「経験したことのない世界」へ連れて行ってくれました。
自分たちが良いと思うものを一心不乱に作っていると、時々こういう奇跡みたいなことが起こるんです。
クラウドファンディングの中間地点、伸び悩む支援に胃が痛いです。でも、ここからが胆力の入れどころ。踏ん張りどころ。
達成したその先にはきっと、見たことのない世界が広がっている。
そう信じて、私たちは今日も走り続けます。
\チラシ置いてくれるお店、大募集/
もし、店頭等に「ピマズン」のチラシを置いてもいいよ!という方がいらっしゃいましたら、前田デザイン室までご一報ください!
\クラウドファンディング情報/
クラファンスタート13日目、達成率は35%!
83名の方々に、支援いただきました!
あなたのラクガキがアート作品になる注目リターン等もまだ残っていますので、
ぜひチェックしてみてください!
ライティング:タニシタ