みなさん、こんにちは。
ピマズンプロジェクト・ライターチームのうえしんです。
過去7回にわたり、様々な角度からプロジェクトの裏側をお伝えしてきたこの現場レポート。今回は、3年間にも及ぶピマズンプロジェクトの軌跡を振り返りながら、その魅力に迫ります。
前半・後半の2回に分けてお送りしますので、お付き合い頂けると嬉しいです。
2019年 構想開始
“ラクガキアートブックプロジェクト”として、2022年9月にキックオフされたこのプロジェクト。構想自体は、3年前からありました。
「アートブック」としては、過去に前田高志の作品集『NASU本』を制作したこともある前田デザイン室。
しかし、今回作りたいのは“前田デザイン室の、前田デザインらしさがつまった”アートブック。脱力感、脱論理、脱商業。“本当に、自分たちが作りたいもの”を、全力で作りたい。
これは、室長の念願でもありました。
2021年7月 アートブック構想は一旦白紙に
このアートブック構想は、前田デザイン室の社会実験プロジェクト「ぬけだ荘」の集大成として企画されていた時期もありました。しかし、コンセプト作成の難しさやプロジェクトの長期化が重なり、継続を断念。誰もが本気で取り組んでいただけに、企画を白紙に戻すことは、苦渋の決断でした。
そして1年後。紆余曲折を経たアートブック構想は、「ラクガキ」と掛け合わせた新たなプロジェクトとして、再び走り出すことになります。
2022年10月 プロジェクト再始動「落書きは、楽描きだ」
ラクガキを軸に、再始動したアートブック構想。「落書き」ではなく「楽描き」という言葉遣いで、プロジェクトに込められた想いを世の中に発信してきました。
音楽には「楽」という字が入っているのに、どうして美術には無いんだろう。最もゆるくて、誰もが楽しめるアートが「ラクガキ」なのに。
ラクガキを「落書き」と書くと、「落」の漢字に、どうしてもマイナスのイメージが付いてきます。私たちはそれを、プラスの言葉に変えていきたい。そんな想いから「楽描き」という言葉は生まれました。
今まで何気なく触れてきたラクガキは、実は色んな可能性を秘めているのではないだろうか。そんな発見に、メンバー達はワクワクを抑えきれませんでした。
2023年2月 ブックタイトル「ピマズン」爆誕
アートブックを作ることが決まったら、さっそくタイトル決め。ミーティングでいくつも案がでましたが、決定打には至らず。そこで、年明けの2023年2月、前田デザイン室全体でブックタイトルを募集することになりました。
Graphス(グラフィス)、ラクガキーン、ガキダイショーン、UNO(右脳)…集まった案は100以上。
ここで、みなの心を奪ったのが「ピマズン」と言うなんとも不思議な響きの言葉でした。新語「ピマズン」の誕生秘話については、ここではまだ秘密。アートブック本誌のコラム欄に掲載しますので、楽しみに待っていて下さいね。
2023年3月 表紙コンテスト開催
タイトルが決まると、次は表紙コンテストです。
一気に30案以上が集まり、募集期間も延長が決定。
大いに盛り上がった表紙コンテスト。ここで選ばれた案をもとに、さらなるブラシュアップを重ねたものが最終的な表紙デザインとなる予定です。
◆ ◆ ◆
紆余曲折を経ながらも、なんとか前へ進んできたピマズンプロジェクト。タイトルが決まり、表紙コンペが行われ、いよいよクラウドファンディングへ突入…と思いきや…?
次回は、プロジェクトを世に知らしめるための打ち上げ花火のように開催された4月のイベントから、現在までの軌跡をお送りします。
お楽しみに!
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