美しい景観づくりと未来づくりを。宮崎県高原町の抱える課題を解決!『奥霧島みつばちの木プロジェクト』
宮崎県高原町は、人口約8300人の小さな町。霧島火山群の麓に位置し、町域の約50%が高原地帯、残り50%が山林で占められています。日本初の国立公園「霧島錦江湾国立公園」に広がる高千穂峰、霧島火山群を水源とする霧島裂罅(れっか)水や炭酸泉などの、雄大な自然に恵まれています。
多くの事業者がその自然の豊かさをいかした産業に取り組んでいますが、「高齢化率 40.9%(令和2年時点 令和3年3月発表 高原町高齢者保険福祉計画第8期介護保険事業計画より)」や「生産量の減少と生産者の減少」など、様々な地域課題にも直面しています。今回は、それらの地域課題を解決し、高原町を未来へとつなげる植樹プロジェクト「奥霧島はちみつの木プロジェクト」を、高原町の子どもたちと実施します!
----------------------------目次----------------------------
1.若手事業者たちの声(齊藤養蜂場・ムラタ拉麺・たかはる古民家カフェ)
2.植樹イベントについて
3.私たちがプロジェクトを実施します! - プロジェクトメンバー紹介
4.高原町の美味しい魅力が詰まったリターンが揃っています! - リターンのご紹介
5.資金の使い道・実施スケジュール
6.最後に -「高原町の連携と意識が高まるプロジェクトに」
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1.若手事業者たちの声(齊藤養蜂場・ムラタ拉麺・たかはる古民家カフェ)
果樹を植樹し、はちみつの収穫量向上と高原ブランド確立へ
高原町で現在唯一の養蜂場を営むのは、齊藤養蜂場。3代目の齊藤一樹さん(39歳)は、高原町に生まれ育ち、進学で県外に行ったのち、6年ほど前にUターンした。祖父から手掛けてきた養蜂、今後の生産に課題を感じているといいます。元々5〜6軒ほどあった養蜂場。レンゲ畑や果樹の減少により、はちみつの収穫量は減少し、養蜂を手掛ける事業者も減少しました。
ふるさと納税の返礼品にもなっている、齊藤養蜂場の百花蜜(※)も同様に生産量減少が著しい状態です。
※百花蜜とは…複数の花から採れた蜜を指す。
齊藤さんは「齊藤養蜂場の百花蜜は、癖がなくはちみつが苦手な人でも食べることができると好評で、祖父が築き上げた歴史をこれからも生産を紡いでいきたい。
今回このプロジェクトで、町木である橘(たちばな)の木を植樹し、単蜜で収穫することで高原ブランドのはちみつができるのではないかと考えています」と語ります。
町木「橘(たちばな)」。街路樹として、植えられている。レモンのように酸味の強い柑橘だ。
子どもが生まれたときに植樹することもあるという、高原町の人々の暮らしに寄り添う町木「橘(たちばな)」。高原町だからこその歴史と美しい景観を保ちながら、はちみつの収穫量アップと商品の独自ブランド化を目指します。
自分が食べたくて作った、こだわりの「へべすポン酢」。へべすの植樹で相乗効果を
高原町でラーメン店「ムラタ拉麺」を営むのは、村田健さん(40歳)。高原町出身で、半年ほど前にUターンしました。
村田さんはこれまで、ドレッシングの開発を皮切りに、青果店の運営などを手掛けてきました。地元である高原町でラーメン店の事業継承のチャンスがあると知り、試食販売・直接販売ができ、地元への貢献も可能だと考え、チャレンジを決めます。
ラーメン店は人気を集め、お昼時には並びがでるほど。トンコツの白濁スープと歯切れのよいオリジナルの細麺が美味しいという噂を聞きつけ、町内外から人が集います。ラーメンと並んで人気なのが、「へべぽんギョーザ」400円。宮崎県の特産品である柑橘「へべす」をふんだんに使った、平兵衛さんの生ぽん酢と餃子のセットです。
「へべす」とは、宮崎県日向市を発祥とする柑橘。見た目は同じ香酸柑橘類のかぼすやすだちに似ていますが、皮が薄く、果汁率が高いのが特徴です。絶妙な甘みと酸味、爽やかな香りと芳醇な果汁は、様々な料理を引き立てます。
平兵衛さんの生ぽん酢は、非加熱のへべす果汁を使用し、だし昆布保存料やかつお節で出汁をしっかりとったもの。製造は全て手作業で行っているため、月の製造数は100本ほどと限られています。お子様から大人の方まで、お楽しみいただける、こだわりの逸品です。
左:店長の濱田亜利寿さん 平兵衛さんの生ぽん酢を持って。
村田さん「餃子や鍋料理、からあげなど、様々な料理にあうポン酢です。へべすに魅了され、自分が食べたいがためにこだわり抜いて作った商品を、ぜひ多くの人に食べていただきたいです。今回、平兵衛さんの生ぽん酢の原料となるへべすを植樹することで、高原がへべすの新たな産地となり、高原ブランドのポン酢が作れるのではないかと思っています。
参加する子どもたちにとっては、植樹を通して土触りの良い経験にもなります。世代間の交流も生まれ、町のことをより知ることができる。今後、高原町がへべすの産地になることで、雇用につながるような動きにできたらと考えています。」
町内産の果汁やはちみつを使った「たかはるクラフトコーラ」を届けたい
築100年以上の古民家を活用し運営する、たかはる古民家カフェ。2022年9月にオープンし、鈴木孝充氏が代表を務めています。地域素材を活用し、商品開発を実施。ショールームのようなスタイルで、人が集い、カフェで商品を楽しんでいただるスタイルを提供しています。
そこで最初に開発したのが「たかはるクラフトコーラ」です。
高原町産の紅茶やヨモギ、それに町木「橘(たちばな)」を使用して、およそ3ヶ月かけて商品開発しました。キビ糖を使用し、飲んでも罪悪感のないクラフトコーラを作りました。
今回の植樹により、町内産の果汁収穫量が増えることで、たかはるクラフトコーラの生産量アップにも繋げていきます。
2.植樹イベントについて
2023年3月植樹イベント実施
はちみつの生産量増加・へべすの収穫量増加、高原ブランドの確立や郷土愛の醸成を目指し、植樹イベントを2023年3月に実施します。町木「橘(たちばな)」、「へべす」を高原町の子どもたちとともに植樹します。
植樹予定地の一部。へべすを植樹予定
3.私たちがプロジェクトを実施します! - プロジェクトメンバー紹介
今回のプロジェクトは、高原町地域商社・奥霧島地域商社ツナガルたかはる株式会社、齊藤養蜂場、ムラタ青果店(ムラタ拉麺)、たかはる古民家カフェの4事業者が共同で起案・運営しています。
プロジェクトマネージャー:高原町地域商社・奥霧島地域商社ツナガルたかはる株式会社
今回主体となってプロジェクトを実施するのは、高原町の地域商社「奥霧島地域商社ツナガルたかはる株式会社」です。
2022年4月から運営する弊社は、ふるさと納税の運用・管理、事業承継支援などを通して、県内外へのPRや地域資源創出を手掛けています。
代表の温谷禎康
温谷「3者の事業者が抱える課題をどうしたらいいのかなと考えたとき、"植樹”を考えつきました。高原町民の生活に根付く町木・橘(たちばな)、新たな特産品としてへべすを植樹することで、3者の生産者がつながり、盛り上がるきっかけになる。そして、メイドイン高原の商品は町外へも広がり、新たな関係人口の創出にもなっていきます。
また今回、子どもたちに参加してもらうことで、郷土愛の醸成にもつながっていくと考えています。今回のイベントをきっかけに、定期的な植樹イベントを実施することも視野にいれています。景観を作るだけではなく、未来を作る、町をひとつにするプロジェクトだと考えています」
プロジェクトメンバー:齊藤養蜂場
リターン品(はちみつ 1㎏/500g/300g/100g)の提供・植樹イベントの実施
プロジェクトメンバー:ムラタ青果店(ムラタ拉麺)
リターン品(平兵衛さんの生ぽん酢 200ml)の提供・植樹イベントの実施
プロジェクトメンバー:たかはる古民家カフェ
リターン品(たかはるクラフトコーラ原液 200g)の提供
4.高原町の美味しい魅力が詰まったリターンが揃っています! - リターンのご紹介
齊藤養蜂場・百花蜜(はちみつ):通常セット各種(10,000円・20,000円・30,000円・50,000円)、はちみつセット各種(5,000円・10,000円・15,000円・25,000円)
ふるさと納税でも人気の齊藤養蜂場の百花蜜(はちみつ)。今回は4種類の量でご用意しました。(1㎏・500g・300g・100g)雑味のない甘さをぜひお楽しみください。
ムラタ青果・へべすポン酢:通常セット各種(3,000円・5,000円・10,000円・20,000円・30,000円・50,000円・100,000円)
平兵衛さんの生ぽん酢 200ml。非加熱へべす果汁100%使用。だし昆布保存料やかつお節で出汁をしっかりとっています。製造は全て手作業で行っています。餃子や鍋料理など、様々な料理に合う美味しさです。
たかはる古民家カフェ・たかはるクラフトコーラ(原液200g):各種コーラセット(15,000円・20,000円・30,000円・50,000円・100,000円)
高原の美味しさがぎゅっと詰まったクラフトコーラ。暑いときには炭酸で割って、寒いときにはお湯で温かく、お召し上がりいただけます。
オリジナルステッカー( 四角断裁 / 60×60mm / コーティング無し / 白地にロゴパターンのみ 予定):全てのリターンについてきます。
※画像はイメージです。デザインは変更になります。
5.資金の使い道・実施スケジュール
クラウドファンディングの目標金額 500,000円
〈内訳〉
齊藤養蜂場(苗+管理代) 150,000円
ムラタ青果店(苗+管理代) 150,000円
ツナガルたかはる株式会社(返礼品+送料・事務手数料)106,500円
CAMPFIRE手数料 17%+税 93,500円
実施日とそれまでの流れ
2023年2月下旬〜3月上旬:返礼品発送、植樹イベント告知
2023年3月:植樹イベント実施(高原町内植樹予定地にて実施)
6.最後に -「高原町の連携と意識が高まるプロジェクトに」
今回のプロジェクトを通して、子どもたちが改めて高原町を好きになってほしい、高原町に生まれたことを誇りに感じてほしいと考えています。またこのプロジェクトをきっかけに町外の方に高原町の魅力が届き、良さを知っていただきたいです。
町内の人達が一眼となって、まちづくりや地域課題解決に取り組むことで、連携と意識が高まるようなプロジェクトにしたいです。町がひとつになり、町の元気につながるようなプロジェクトにしたいと思っています。ぜひ応援のほど、よろしくお願いいたします!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合でも、計画の実行及びリターンのお届けをします。
最新の活動報告
もっと見る奥霧島みつばちの木プロジェクト植樹祭開催のご報告
2023/03/30 17:14ご報告 奥霧島みつばちの木プロジェクト植樹祭が3月25日に開催されました!実は植樹祭は3月21日の予定でしたが、雨天により延期となりました。当日3月25日も前日まで雨予報がでており、開催できるか非常に心配しましたが、曇天の中、子ども9名を含めた15名の参加者と三代目齊藤養蜂場の齋藤さん、ムラタ拉麵の村田さん、たかはる古民家カフェの鈴木さんと共に植樹を行う事ができました。最初に村田さんの畑にへべす15本を植樹し、その後、齊藤さんの畑に町木であるタチバナ20本を植樹しました。子どもたちも、自ら進んでシャベルを持ちニコニコ笑顔で土にふれながら植樹を行っていました。また、植樹後は試飲会として、クラフトコーラ、へべすジュースの振る舞いがあり、へべすジュースには齊藤養蜂場のハチミツを混ぜて頂きました。子どもたちにはちみつが大人気で3杯おかわりした子もいました。子どもたちも 卒業や進級の節目など、それぞれ記念樹にもなりました。また、植樹を通して地域課題にふれながら、郷土愛を育む事が出来たのではないかと思います。弊社、奥霧島地域商社ツナガルたかはる株式会社にとりましても、昨年3月25日が会社設立日であり、設立丸1周年に植樹祭が行うことができ、感慨深い日となりました。2年目、3年目と木の成長と共に、これからも子どもたちや町民の方々と一緒に地域課題解決につながっていけるような取り組みを行っていきたいと思います。皆様からの心温まるご支援があって、このように奥霧島みつばちの木プロジェクト植樹祭が無事に開催できました。心から感謝申し上げます。引き続き、三代目齊藤養蜂場、ムラタ拉麵、たかはる古民家カフェ、高原町の応援をしていただければ幸いです。 もっと見る
最終報告 お礼
2023/02/23 17:20支援総額567,000円 支援者数94人 私達、『奥霧島みつばちの木プロジェクト』 にご賛同、ご支援頂きました皆様、本当にありがとうございました!公開32日間を経て、2/19(日)23:59を持ちまして『奥霧島みつばちの木プロジェクト』のクラウドファンディングは無事終了し目標額を達成する事が出来ました。皆様からのご支援や、心温まる応援メッセージ、感謝申し上げます。高原町は、コロナ禍で多くの事業者が影響を受けたものの、新しい複合型商業施設の開業や、飲食店等のオープン・改装、観光施設のリニューアルが相次ぎ、これまでは大きかった高原町の余白に少しずつ彩りが加えられつつあります。御一人御一人のご支援により、高原町の大地に、町木である『橘(たちばな)』や、宮崎県を代表する果樹『へべす』を植樹する事により、高原町の余白に新しい色が加えられ、私たちの町はさらに彩り豊かな故郷になっていくと思います。引き続き私どもの活動を見守りいただき、高原町を応援していただければ幸いです。 もっと見る
目標額達成!
2023/02/17 17:39目標としておりました目標金額50万円を達成致しました!ご支援、ご賛同して頂きました皆様誠にありがとうございました!また、私たちはストレッチゴールを60万に設定致しました。そのお金で、さらにたくさんの植樹を目指していきたいと思います!どうぞ最後までよろしくお願いいたします。 もっと見る
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