絵本の配布をお願いしている渡部さんから現地の様子を知らせていただきましたので皆さまにご報告いたします。
以前お伝えした配布先とは別に2か所目のGK Tabunに配布してもらいました。
(あと7月、8月で8か所回る予定です)
以下渡部さんからの所感そのまま載せます。
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GK Tabunに限らず、すべてのGKビレッジの性格上(もともと貧困層の方達が雨露をしのいで暮らせる環境を無償提供されている居住地)、
おそらく大半の子供たちがこれまで絵本にあまり触れたことがなかったり、親に読み聞かせてもらったような経験がほとんどないような子供たちだと想像され、絵本(本)に慣れ親しんでいないと考えられます。
したがいまして、実際のところ
「チョコだよ~、バスケのボールくれるらしいよ!古着もあるって!!」となれば子供たちも(大人も!)飛んでやってくるかもしれませんが、絵本と聞いて目を輝かせて「やったぁ~!」
とはどうしても成りづらい現実があると感じています。
また、日本のような先進国と比較しどうしても基礎学力が劣るフィリピンの中においてもGKの子供たちは決して学力が高い方とは言い難いように思います。
日常会話やコミュニケーション能力、識字能力に問題はないため、やはり単純に読書の習慣がなく活字慣れしていなかったり読解力が満たないからではないかと考えられます。
よって、絵本の文字を追って音読することはできてもストーリーをどこまで理解しているかは「?」であります。
しかし、個人的にはさほどネガティブに捉えてはおらず、このプロジェクトをきっかけに子供たちの絵本に触れる機会が少しでも増えてもらえればと願っています。
何はともあれ、まずは絵本のイラストを眺め、純粋に楽しそうに頁をめくる子供たちの姿を前に、こちらまでニヤニヤと幸せな気分に浸らせていただきました。
ご支援くださった日本のファウンダーの皆様には心より感謝感謝です!
子供たちは元気で明るく、シャイでカワイイですよ!
率直な感想としましてスナックの破壊力はパワフルに感じました。
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以上、渡部さんからの報告です。
先日の料理イベントでも今回このコロナの3年間で学校が休業になりさらに基礎学力が落ちているように感じると伺いました。
読み聞かせで回れたらいいなあ。まだまだ課題はあり絵本交流はこれからがSTARTだと感じます。
※写真はGK Enchanted FarmとGK Tabun での様子です。