ご挨拶
はじめまして、ミニチュアダックスフンドのチョコです。(2021年8月21日、20.4歳で虹の橋を渡りました。)
僕は、地球にいたころ「岳間の間」(たけまのま)という秘密の隠れ家古民家レストランで、看板犬として働いていたんだ。
ぼくの仕事は、みんなのところへ挨拶にまわること。みんなが笑顔になってくれることが、嬉しかったんだ。
僕が歩きづらくなったときには、お客さんの愛犬用の歩行器を貸してくれたり、食欲がなくなった時には、元気になるようにおすすめの食べ物を教えてくれたり、たくさんの優しさをありがとうございました。
僕、そして20年以上寄り添ってくれた家族、共に働いたスタッフたち向けてSNSを通じて届いた「がんばれ」「ありがとう」のたくさんのメッセージは、本当に嬉しかったし、地球に残されたみんなの心を優しく包みこんでくれたんだ。
チョコが亡くなった直後投稿したコメント欄へ寄せられた一部メッセージ
僕とは直接会ったことがなかったひともいたはずなのに、みんなが自分のことのように応援してくれたから、僕は少しでも長く地球で生きることができたんだ。
僕は今、虹の橋の向こう側、「宇宙天国2丁目1-11」(住所)に「木蓮の間」(もくれんのま)という、お店を始めました。ここでは、ぼくが店長だよ。
お腹を空かせて虹の橋を渡って来た仲間たちを、バスで迎えに行き、木蓮の間でお腹いっぱいご飯を食べてもらうんだ。
寂しい想いの子たちがいないように、みんなで歓迎会もするんだ。
はじめまして、今回の プロジェクトリーダー 宮園葉月です。
3年前、わたしはチョコさんと出会いました。チョコさんのいるこのお店には、愛犬家の方が多く集まっていました。
20歳の老犬が頑張っている姿を一目見ようと、山奥のレストランへ足を運んでくださるお客様、「チョコちゃんがんばれ~!」と、優しく抱きかかえ、「わたしまで勇気をもらいました」と、ひとこと。また、「わたしのとこは去年亡くなったのよね」「お父さんはあの子(愛犬)がなくなってから、元気がないのよね。」と、心の内を明かしてくださるお客様も。愛犬や愛猫の存在が、人間と何ら変わりなく、みなさんの家族であり、心に寄り添う存在であったことを、気づかせてくれたのでした。
私自身、「人の集まる場所をつくりたい」という想いと共に、この場所で働きはじめました。
理由は、悲しい時やつらい時、誰かに助けを求めたいとき、感情を自分ひとりで背負いやすく、負の感情をそのまま心のうちに閉じ込めておくことは、本当に辛いと思う経験があったため。また、身近に子育てをしている方の様子を見て、「家族と職場に依存して、第3の場所(サードプレイス)を持っていないこともあって、息が詰まるんじゃないか?」と感じたからでした。
自分の気持ちに寄り添ってくれるようなコミュニティがあったら、気持ちを解放しやすいし、心は軽くなる。やっと次のステップに進めるために、必要な場所だと思ったのです。
しかし、この場(岳間の間)は、サードプレイスとはまた違い、新たな一面があります。その場所に行かなくても、心が落ち着いたり、笑顔になれるような、心のよりどころになれる、そんな一面です。それは、岳間の間というお店が、「心の実家」をコンセプトにお店の運営をされていたからなのかもしれませんし、SNSが一般的に使われる、情報化社会の中だからなのかもしれません。
プロジェクトの背景
岳間の間を運営する、現馬完徳(げんばかんとく)さんは、Instagramで日々チョコのことや、お店のことを、発信していました。
看板犬チョコの死後、「もう、どこにいったんだよ…。」と、20年を共にしたチョコが居なくなった後、頭の中に浮かんできたのが、チョコが店長をしている「木蓮の間」。
寄せられたたくさんのメッセージの嬉しさ、ありがたさと共に、心に穴の開くようなどうしようもない寂しい気持ちが重なり、「チョコはどこへ行ったんだ」という疑問から、想像できた世界が、「木蓮の間」でした。チョコは、地球での生命を終えたのち、虹の橋の向こう側で、愛犬・愛猫たちも集まるようなお店を始めていると容易に想像ができたのです。その話を聞いて、わたしたちスタッフは、この木蓮の間の存在が、とても腑に落ちました。そして、チョコや、そのお友達、仲間たちの居場所がわかり、安心できたことで、ふふふっと笑顔になれました。
チョコが繋いでくれたこのご縁、繋がりが、わたしたちに気づかせてくれたことは、「いのちに寄り添ってくれたひとたち」の存在です。チョコ、私たちスタッフ、家族に届いた応援や追悼のメッセージの数々、直接お花まで持ってきてくださったみなさんの優しい気持ちのおかげで、私たちの心の悲しみは、和らぎました。
この一連の出来事をきっかけに、今度は、自分たちが、亡くなった愛犬を持つ方、愛犬を持つ方に向けて、心に寄り添うチームでありたいと思うようになり、プロジェクトが開始しました。
このプロジェクトで実現したいこと
「木蓮の間が、愛犬・愛猫を亡くした方にとって、心に寄り添う存在になってほしい」
そのために・・・
①木蓮の間の世界を表現した絵本をつくりたい!
また、絵本を購入された愛犬・愛猫を亡くされた方に、宇宙天国の我が子(愛犬・愛猫)からの手紙が届くようにしたい!
◎絵本をつくるに至った背景
ー看板犬のチョコが亡くなったとき「どこに行った?!」と想像した世界が、「木蓮の間」ここで、チョコが店長をし、他の愛犬・愛猫と仲良くやっていると思うと、ぽっかりと穴の空いていた心に、安心感がわき笑顔になれた。また、これに共感する人たちがいることを知り、木蓮の間が必要な存在だと感じました。
イメージ)「○○さんちのとこの、レオくん、木蓮の間に来ていっぱいご飯食べてたよ!」「うちのこも、よろしくね!!」
◎絵本を作る目的
1)絵本で、「木蓮の間」という想像の世界を表現し、イメージができることで読んだ人がふっと笑顔になれるようにしたい。
※この絵本は、ペットロスをすべて解消できる本ではありません。
2)宇宙天国から手紙が届く絵本にしたい理由。
→本来なら、飼い主さんたちから愛犬・愛猫へ手紙を贈りたいところですが、愛犬愛猫から手紙が届くことで、安心でき、笑顔になれるようにしたい。飼い主さんたちが、木蓮の間という絵本を読むこと、愛犬愛猫から手紙が届くことで、悲しみは分け合い、笑顔になれるようにしたい。
■こんな人に、こんな場面で。
・小さなお子さんから大人の方まで、「いのち」と向き合う時間を作っていただくきっかけを作りに。
・愛犬・愛猫を亡くされた方、現在もわんちゃん、ねこちゃんを飼われている方、これからわんちゃん、ねこちゃんを迎え入れようとされている方へ、贈り物として。
絵本完成後には、この絵本が、だれかの心のよりどころとなり、悲しみを悲しみのまま終わらせない取り組みへと繋げていきます。
②「寄り添うカウンターバー」「宇宙天国と交信できる2階テラスをつくりたい!」
現在、このプロジェクトにご賛同いただいている方々と共に、岳間の間向かいの古民家をリノベーションし、寄り添う場所としての宿づくりがスタートしています。
➤どうしても、つくりたい、理由
宇宙天国にある木蓮の間と同じように、現実の世界にも寄り添える場所、コミュニティーが必要だと感じました。
(実際に、魂の音色をお届けさせていただいたご家族様は、京都や岐阜など、県外から訪れていただいたこともあり、宿泊できる場所が必要とされていました。)
この建物内に、寄り添い、「語り合うことのできるカウンターバー」、そして「月と星を眺めながら、宇宙天国の愛犬・愛猫たちと繋がることのできるウッドデッキ」をつくりたいと思っています。
なぜ、この場所に?
➤宇宙天国と唯一交信することのできる場所に違いないと確信した場所
山に囲まれたここ「岳間」という地域は、日常を忘れ、自然に身を委ねていると、川の流れる音、鳥たちの声が不思議と鮮明に聞こえてきます。日が沈むと、澄み切った空気の中から、星や月が目の前に浮き上がり、瞬く星空に今にも手が届きそうに。
これまでの活動
①絵本の作成
ーチョコのことをよく知るご家族と絵本の制作。温かみのあるイラストは、看板犬チョコの同級生、ダックスフンドのネネちゃんご家族、パパさんが担当。
朗読会 開催
・朗読会当日の様子 (2022年7月15日開催)
17名の方にご参加いただき、未完成の絵本、朗読会を実施。参加者の方は、愛犬・愛猫を亡くされた方、今現在愛犬・愛猫と暮らしている方、お子さんのいらっしゃる方、学生さま、様々な方にお集まりいただき、素直な感想をいただきました。
中には、当時飼っていた愛犬との記憶が思い起こされ、涙が止まらない方も…。
(実際の感想) 文字に一部抜粋↓
②魂の音色を届ける活動
チョコさんへの応援、追悼のメッセージをいただいたことへの恩返しの気持ちで、すぐに取り組んだことが、応援いただいた方へ向けて魂の音色(追悼演奏)を届けること。
毎週日曜日の岳間の間ランチタイムに来ていただいている、サックス奏者の遠嶋和之さんにご協力いただいております。
■遠嶋和之さん
中学校の先生。サックス奏者でもありながら、岳間の間 準スタッフのような存在。岳間の間をあたたかく支えてくださっております。
③宇宙天国からの手紙を届ける活動
亡くなった愛犬・愛猫たちからのお手紙を、ご家族様へお届けする活動を行っています。涙と笑顔の時間を、岳間の間にて共に過ごせせていただいています。
➤なぜ?
本当なら、自分たち、地球に残された家族が愛犬・愛猫にお手紙を送りたいところだけれど、愛犬・愛猫たちから、家族に対しての「ありがとう」や「大好き」、「ちゃんとみているよ」「元気に暮らしているよ」のメッセージが、残されたご家族の心をふっと軽くすると感じております。
④命のサラダと、命のポタジェ
「命のサラダ」…岳間の間にてご提供しております。
季節を問わず、30~40種類以上の野菜をふんだんに盛り込んだ、目にも鮮やかなサラダは、「命のサラダ」と呼ばれ、みなさんの健康を第一に意識。普段なかなか食べることのない、豊富な種類のお野菜とともに、みなさんが食生活に少しでも野菜を取り入れていただけるよう、提案をしています。
「命のポタジェ」(ポタジェ・・・農園)
宿にご宿泊されたお客様も手軽に収穫体験を楽しんでいただけるよう、現在は、80種類ほどの植物を栽培。
⑤一緒に作り上げるコミュニティ
はじめは、わたしたちだけで形にしようとしておりましたが、想いに共感してくださったみなさまと、今では一緒に活動させていただいております。毎週火曜日、泥まみれになりながらも、各週笑い声の溢れる時間が繋がっています。
資金の使い道
今回、皆さまからご支援いただいた資金は、絵本の制作・印刷費用、宇宙天国と交信できる2階テラス・月と交信できるカウンターバーにかかる費用の一部に充てさせていただきます。 リターンの商品は、プロジェクトが終了し、絵本の完成後、順次発送いたします。
目標金額 400万円
絵本の制作・印刷資金 150万(1000部自費出版)
リターン品・発送料 20% 80万
手数料 17%(決済手数料5%含む) 68万
宇宙天国と交信できるテラス・カウンターバー建設費 の一部 102万
➤プロジェクトはすでに実施されております。目標金額に達成しない場合も、実行させていただきます。
リターンについて
①3,000円…お礼のお手紙
①5,000円…完成した絵本1冊
絵本の中に差し込まれたカードに書かれたシリアルナンバーを、木蓮の間ホームページ内の特設ページ(ただいま準備中)へ、亡くなった愛犬・愛猫さんたちの命日と共にご入力いただくと、命日の日に手紙が届きます。※手紙のお届け日は、2024年3月1日が最新日予定となります。
手紙は、年に1度、1冊につき2通届きます。
例)2024年2月11日 にシリアルナンバーと誕生日(8月21日)と命日(5月20日)を入力。
1通目…2024年5月20日(前後)
2通目…2024年8月21日(前後)
※手紙の到着日は、天候等の配送状況の都合にて、前後する可能性がございます。
②10,000円…完成した絵本2冊
1冊は、ご自身に。もう一冊は、大切なご友人様へのプレゼントに、どうぞ。
③20,000円…完成した絵本4冊
もしも、ご友人様へのプレゼントをお考えの方がいらっしゃいましたらこちらをおすすめしおります。
※クラウドファンディングにて反響がありましたら増刷も考えておりますが、今回は500部の絵本をつくるための資金を集めさせていただいておりますので、確実に手元にほしい方は、クラウドファンディングにてお迎えください。
③30,000円…完成した絵本1冊と岳間の間命のサラダ付ランチ券
④50,000円…完成した絵本1冊と岳間の間命のサラダ付ランチ券、木蓮の間完成報告会ご招待チケット
⑤100,000円…完成した絵本2冊と岳間の間命のサラダ付ランチ券、木蓮の間完成報告会ご招待チケット、岳間の間とびきり美味しい旬のお野菜パック
実際にお届けするリターンとパッケージ等のデザインが異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
実施スケジュール
【絵本】
2023年 4月クラウドファンディング開始
2023年 5月絵本 出版契約
2024年 1月 絵本の完成・リターン品の発送 (予定)
絵本につきましては、2,3か月ほど完成予定より遅れる場合がございます。
【テラス・カウンターバー】
2024年 5月 基礎づくり開始
2025年 1月 月を眺めながら宇宙天国の愛犬・愛猫と交信することのできるウッドデッキ・カウンターバー完成を予定
最後に
このプロジェクトに共感いただいたみなさんへ。ご支援される前に、一度見ていただきたい動画があります。
岳間の間Instagram←こちらをクリックし、ストーリーズ「魂の音色」をご覧ください。
岳間の間のお客様で、看板犬のチョコを目指し、18歳まで生きた豆太郎君。そして、このクラウドファンディングのキックオフの直前に虹の橋を渡った、つくしちゃん(16歳)。ふたりのご家族様とともに、火葬の場面にも立ち会わせていただきました。この15投稿のなかに、私たちの想いが詰まっています。よろしければ、ぜひご覧になられてください。
この木蓮の間プロジェクトは、1匹の看板犬チョコが繋いだご縁によりはじまり、こうして1年以上が経過した今も、寄り添うことのできる優しい気持ちの溢れたコミュニティのおかげで、クラウドファンディングの場で発信することができています。
いのちに、「寄り添う」木蓮の間が、限りあるいのちのなかで、命の記憶に寄り添える未来を信じて、進みます。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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