パッケージの食品表示から言語が違っても指定したアレルゲンをスマホで探せる「アレルゲン確認アプリ」を開発したい!
■はじめに
初めまして、若山裕伸です。
私は新潟県新潟市で食物アレルギーに配慮したカフェ「こかげカフェ L'ombrage」を経営しています。
子どもの食物アレルギーの約7割が卵と乳製品というデータをうけ、全メニュー卵・乳製品不使用をコンセプトとしています。
食物アレルギーがあってもなくてもお友達や家族と同じものを美味しく食べられ、楽しくテーブルを囲むことができるお店を目指しています!
<看板メニューの新潟県産小麦をメインに天然酵母でじっくりと発酵させた本格ベーグル>
新潟市美術館のミュージアムカフェとして展覧会観覧後の息抜きや周辺で働く方のランチスポットとしての他、小さなお子さま連れのママたちや妊婦さんなど、食事に気を使う方々にもご利用いただいています。
最近では卵・乳製品・小麦不使用のスウィーツを使った親子向けのワークショップも開催し、食事の制限があっても「食べる」「作る」ことを楽しめる機会も提供しています。
<昨年Xmasに開催した「親子でデコろう!Xmasケーキワークショップ」はイベント告知と共に申込が殺到>
このカフェを始めたきっかけは自分の息子に食物アレルギーがみつかったことです。離乳食で卵アレルギーが発覚し、その後ピーナッツが原因と思われるアナフィラキシーショックを引き起こし、救急病院騒ぎをしたこともありました。そのため食品の選択にはとても神経を使うようになり、外食の機会もめっきりと減りました。
飲食関連の仕事もしていたこともあり食品には強い関心をもっていると自分では思っていましたが、それまではスーパーでの買物でも原材料を細かくチェックするほどの意識も習慣もなく、毎回全ての食品の原材料を確認するということは想像以上に労力のいることでした。
外食へ行った際に食物アレルギーがあることを店員さんに伝えても、提供されるものに調味料としてマヨネーズが使われていたり、ベーコンの添加物に卵の成分が含まれているということもしばしばありました。
また息子が幼稚園に通うようになってから、毎月のお誕生会でお友達と同じケーキを食べられないとわかった時にも親としては衝撃を受けました。それをかわいそうに思った妻は毎月出されるケーキに近いものをアレルゲン抜きでつくって持たせていました。
■プロジェクトのきっかけ
食物アレルギーがあると外食時だけでなく、あらゆる場面での食品選択に神経を使います。スーパーでの買い物、子どもの学校給食の献立チェック、学童保育先で出されるおやつの原材料チェックetc.
出かける際にはまず息子の食事をどうするか?ということから準備が始まります。外出先でアレルゲンを含まない食べ物がない、もしくは確認できない可能性もあるからです。生きていくうえで基本の食事で毎回こんなに神経を使っていると、だんだんと疲れてきてしまいますよね。でもそのことで活動が制限されいろいろな経験をさせてあげられないことは親として心苦しく、敢えて家族で海外旅行へも何度か行きました。
先日家族で初めて行ったアジアの地でのコミュニケーションや食料調達にも苦労しました。現地の言語に併記された英語の小さな文字で示された原材料を、慣れない環境でチェックすることは普段よりさらに神経を使う困難な作業でした。
<マレーシアのスーパーマーケットで食べられる食材を探す>
そんな経験から食物アレルギーに配慮したカフェだけでなく、他にもできること、やるべきことがあるのではないかと考え始めました。
日々医療は進歩しているものの完治しないアレルギーも多く、最終的には自分の身は自分で守らなければなりません。医師でも研究者でもない僕ができることはなんだろう?と考えたときにふと思い立ったのが『常に自分が手にしているスマートフォンでサポートできるのではないか?』ということでした。スマホカメラの画像認識技術を活用したアプリの開発を思いついたのです。
毎日何回もやっている食品表示のチェックが身近なスマホアプリで解決して、食物アレルギーに関わる本人やご家族達の精神的・時間的苦労を軽減させられないか?そんな思いからアプリ製作を模索し始めました。
アレルギーっ子ママである妻の意見や自らの経験を活かし、さらには株式会社FARM8、管理栄養士、アプリ作成のプログラマーの方々の協力を得て、アプリ開発の目処も立ちました。
■このプロジェクトで実現したいこと
食品表示の言語が違っても、スマートフォンのカメラを用いて指定したアレルゲンを食品表示の中から検出し、誰でもアレルゲンの有無が一目でわかるアプリのプロトタイプを開発したいと考えています。日本語と英語、中国語に対応を想定しています。
このクラウドファウンディングを第一歩とし、食物アレルギーをはじめ世界中の様々な食品に関する「心配事」を解決できるアプリにしていくことを目標としています。
日常でも旅行先でも誰もが安心して地域の食品を食べられるように、日本からできることを進めて行きたいと思います。
■こんな人の役に立ちたい
・食物アレルギーをもつ人
・言語の壁で食品に含まれているアレルゲンがわからず、いろいろな食事を諦めている人
・海外渡航先での原材料の確認を必要としている人
・訪日外国人に安心して日本の食材を味わってもらいたいお店
・食物アレルギーをもつ子どもの家族、その子を預かる方々(祖父母、保育園,幼稚園,学校,学童保育など)
・食生活に健康上、主義・嗜好上、宗教上の制限がある人
<仲良しのお友達と楽しくオヤツタイム>
■アプリの概要
まずは訪日外国人の方にも安心して日本の食材を選んでもらおうと、言語にかかわらず食品表示からアレルゲンを見分けるアプリを開発します。
食品の裏面にある材料表示のところに『スマホのカメラをかざすことで特定のアレルゲンをみつける』というもので、アレルゲンを認識するとアイコン表示と英語、中国語でのメッセージが表示される機能をイメージしています。
もちろん日本人の毎日のアレルゲンチェックにも活用頂きたいです。
<アプリ利用想定シーン>
■資金の使い道
クラウドファンディングで集まった資金は、アプリケーションのプロトタイプ製作費用に充てさせていただきます。
■リターンについて
カフェの看板商品でもあるベーグルのセットや米粉のケーキ、オリジナルブレンドのコーヒー豆などをご用意しています。使用原材料など記載しきれない部分もありますので、ご不明点はお気軽にお問合せ下さい。
カフェへご来店頂ける方にはオープン当初よりの人気メニュー「焼き立て!ミニベーグルビュッフェ」や植物性100%「畑のソフトクリーム」のチケットもご用意致します。
またリターン金額により「開発者」や「special thanks」としてアプリ内にお名前を入れさせて頂きたいと考えています。
■最後に
このアプリケーションは多くの方に使っていただけるよう、無料でダウンロードしていただける仕様で開発を進めています。
食に制限のある方やその家族を身近な現代のテクノロジーとアイデアで手助けしたい!訪日外国人にも日本の食品を安心して選んでもらいたい!世界中の食の「心配事」を減らし、食を楽しめる機会をここ日本から増やしていきたい!
この思いに賛同・お力添えしていただければ幸いです。応援よろしくお願いいたします!
■プロフィール
若山裕伸(1974年生まれ)
現在新潟市で卵・乳製品不使用のアレルギーに配慮したカフェを経営。
カフェ経営のほか、飲食店の立ち上げや広報サポート、店舗内装・家具什器製作にも携わる。
また福祉プロダクトなどジャンルを問わずプロデュースも行う。
FB https://www.facebook.com/wakahiro1108
最新の活動報告
もっと見る【アレルゲンファインダー・アプリキャプチャ画面】支援者限定
2020/03/31 21:48こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
日経新聞に取材記事が掲載されました!
2018/08/22 00:10本日8/2日本経済新聞新潟版に『食物アレルギー対策に汗』という記事で今回のプロジェクトについて掲載頂きました! デジタル版はこちら。 新潟でも食物アレルギー対策に取り組む企業さんもでてきており、なんらかの食物アレルギーをもつ層の増加や健康意識の変化でマーケットとしても無視できない存在になりつつあると実感しております。 マスコミの方にもこのプロジェクトの意義を感じて頂き、取材頂けるということは非常に嬉しいことです。ありがとうございました。 パトロンの皆さまのおかげて支援額が目標の55%に達しました。ファンディング期間も残り18日となっておりますので更なるご支援を頂けるようラストスパート頑張って参ります。 引き続き応援のほどよろしくお願い致します。 もっと見る
読売新聞に取材記事が掲載されました!
2018/07/23 09:19本日7/23の読売新聞新潟版に『スマホでアレルギー確認』という記事で今回のプロジェクトについて掲載頂きました! マスコミの方にもこのプロジェクトの意義を感じて頂き、取材頂けるということは非常に嬉しいことです。ありがとうございました。 パトロンの皆さまのおかげて支援額が目標の50%に達しました。残り半分のご支援を頂けるよう頑張っていきますので、引き続き応援のほどよろしくお願い致します。 もっと見る
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