クラウドファンディング終了まで残り4日(終了日3月5日)
これまで多くのご支援ありがとうございました
最後まで頑張っていきますのでどうそ応援よろしくお願いいたします
実はいつごろから知多木綿のイベントを立ち上げたいと思っていたのかはあまり覚えていません。おそらくショップをオープンした前後あたりのような気もしていますし、もっと前からのような気もしています。
知多木綿は昔から素材として扱われており、世の中に産地名がでることはほぼ皆無でした。昔からお付き合いさせてもらっている工場はありましたが、実は私自身が地元の織物を意識し始めたのは入社してからずいぶんと経ってからでした。明確に意識し行動し始めてからは交流が増え輪も広がっていきました。その反面、業界が抱えている負の側面も同時に感じるようになりました。
知多半島には最盛期に約700件の織布工場があり、関連企業も数多くありました。多くの女工さんたちが従事され、街はたいへん賑わい活気づいていたと記録にも残っています。そんな隆盛をほこっていた織物産業も現在は20件弱まで減少していました。おおげさに言うのであれば、知多半島で江戸時代より400年続いてきた織物文化が消滅の危機にきているとも受け止めれます。
伝統的な業界はどこも縮小している傾向にあり、私の本業でお世話になっている「印染」業界も拡大傾向にあるとは言えない状況です。後継者問題、素材の変化、機械化、資材屋の廃業、他業種の参入そしてなによりもマーケット自体の変化。切迫した課題だらけです。
祖父が創業した生地問屋も私で3代目になります。創業当初の記録はほとんど残っておらずどのような想いで立ち上げたのかは確かではありません。しかしながら知多市岡田に所在地を置くということは知多半島の織物と縁があってとしか考えられません。その縁が続き私までつながってきたということは切り離せない事実でした。
そんな知多半島の織物文化をもう一度盛り上げたい。
「知多木綿を使った製品を一堂に会し、木綿のふるさと岡田から、木綿の魅力をもっと多くの人に届けたい。」想いの根っこはここにあり、そのための手段がこのクラフト市のCHITA MOMENT 2023です。
CHITA MOMENTは、知多木綿に魅了された作家さんたちが集まり、そして知多市岡田の古民家を舞台にした新しい木綿のイベントです。手機り文化と機械織り文化が、同地域内で伝統を紡いでいるまちは珍しく、2つの文化を同時に体験・体感できます。この岡田のまちから、木綿の魅力を表現して未来へとつないできます。
クラウドファンディングは運営資金を集めるのも目的ですが、同時に一緒に盛り上げてくれる賛同者(パートナー)を募りたいと思い始めました。そのためには一人でも多くの皆様に私たちの想いを届けたく協力・応援のお願いを何度となくさせてもらっています。
5日の終了日まで残り僅かとはなりましたが、少しでもこの思いが届きましたらどうか応援のほどよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただき感謝いたします。ありがとうございました。
CHITAMOMENT実行委員長 竹内亮