Check our Terms and Privacy Policy.

ウクライナからの避難民に対する母語での心理的支援プロジェクト

戦禍を逃れたウクライナからの避難民は、心理的困難やトラウマをはじめ様々な不安を抱えています。2022年7月より外国人女性の会パルヨンで、ウクライナ人心理士による心理的支援を無料で開始しました。心理カウンセリングは、3月末迄で480回に及びました。このプロジェクト継続のためにご支援をお願いします。

現在の支援総額

1,784,000

30%

目標金額は5,887,000円

支援者数

151

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/04/09に募集を開始し、 151人の支援により 1,784,000円の資金を集め、 2023/05/31に募集を終了しました

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

ウクライナからの避難民に対する母語での心理的支援プロジェクト

現在の支援総額

1,784,000

30%達成

終了

目標金額5,887,000

支援者数151

このプロジェクトは、2023/04/09に募集を開始し、 151人の支援により 1,784,000円の資金を集め、 2023/05/31に募集を終了しました

戦禍を逃れたウクライナからの避難民は、心理的困難やトラウマをはじめ様々な不安を抱えています。2022年7月より外国人女性の会パルヨンで、ウクライナ人心理士による心理的支援を無料で開始しました。心理カウンセリングは、3月末迄で480回に及びました。このプロジェクト継続のためにご支援をお願いします。

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

メインページから観ることが出来る、心理カウンセリングを担当する心理士の方々からのメッセージ動画のテキスト版をご案内します。 みなさん、こんにちは。花村カテリーナと申します。私はウクライナ出身ですが、かれこれ20年近く日本で暮らしています。10年ほど前に日本で臨床心理士と公認心理師の資格を取得し、それ以来この分野で仕事をしています。現在は、淡路島にある関西看護医療大学で助教として心理学を教え、また、学生相談にも従事しています。 昨年2月24日、ウクライナへの大規模侵攻が始まりました。この瞬間、ウクライナのほとんどの人は普通の生活、そして、自分らしく生きるチャンスを失いました。大切な人、友人や知人を空襲や戦争によって失った人たち。仕事を失った人。まともな教育の機会を失った子供たちや学生。家族が分断されてしまった人たち。住み慣れた街を追い出され、占拠され、破壊されてしまった人たち。これはほんの一例です。 昨年の3月以降、日本に安全と保護を求めて、多くのウクライナの人が避難してきました。日本は実に温かく彼らを迎え入れ、そうした心配りに多くのウクライナの人たちは心から感謝をしています。この1年間、多くのウクライナの避難民は生活に慣れること、日本語を学ぶこと、仕事を見つけることなど、いろんなことを頑張ってきました。そして、見た目は元気そうでも、見た目は充分に生活できているように見えていると思います。しかし、実に多くの人が心の中でとても深い深い傷を負い、心の中がぽっかり穴が空いてしまったような体験をしています。例えば、ウクライナで経験した空襲や戦闘に巻き込まれるといった体験から夜眠れない、ご飯が食べられない、小さな音でも立ちすくんでしまうなど、こうしたトラウマ反応を抱いている人たち。また、弱気になってはいけない、だけれど一から生活を立て直さないといけない、何から手を付けたらいいか分からない、そうした混乱の中で、身体も心も疲弊してしまっている人たち。生活が落ち着いたからこそ、蓋をしていた感情が溢れだし、どうしたらいいか分からなくなってしまった人たち。また、地域になれようと必死ではあるけれど、それでも孤独感をぬぐえない人たち。これもやはり、ほんの一例です。 私たち、外国人女性の会パルヨンは、そうしたウクライナの人たちに対して、無料で、オンラインで、ウクライナ語が話せる心理士が専門的なケアを提供する、そうしたプロジェクトを立ち上げました。私以外にも2人のウクライナからの避難民の心理士が参加しており、この2人の雇用にもつながっているプロジェクトです。心のケアは今だからこそ非常に欠かせないものです。ぜひ、私たちのプロジェクトを応援してください。それはウクライナの人を応援することにもつながります。よろしくお願いいたします。 みなさん、ごきげんよう。私の名前はエフゲニアです。 私は心理士、心理療法家です。また、ウクライナから日本へ避難してきた立場にもあります。私は2005年から私設心理相談室を開業して活動してきました。 現在は、外国人女性の会パルヨンのプロジェクトに従事をしています。私たちのこの活動、そして、パルヨンについて私の思いを述べたいと思います。 今、私の国、私の故郷では、戦争が起きています。そのため、ウクライナから日本に避難してきた人々はみな、非常に困難な心理状態にあります。 例えば、愛する人と離れているときに、私は幸せになれるのだろうか?と悩んだり。自分の将来が分からないと悩んだり。また、家族や親しい人の中には、ウクライナに残った人と非難した人とがいて、それにより人間関係にすれ違いが生じて悩むこともあります。私はボランティアとして十分に役に立っているのだろうか? 今、私は何語を話せばいいのだろうか?といったことを自問自答し、劣等感に悩むことがあります。 自分の国で戦争が起きているのに、幸せになれるのだろうか?この先何が起きるのだろうか? と悩むこともあります。 このように不安の原因はさまざまです。不安、抑うつを感じている人が多いです。何よりも、私たち(避難民)は愛する人、家族から遠く離れてます。そのため、再び安心や幸せを感じれるようになることを支えてくれる人を必要としています。あなたの隣に、手を差し伸べてくれる人、ありのままのあなたを受け入れてくれる人、とても辛いときに隣で寄り添ってくれる人がいることは、とても大切なことです。 時として私は、卒業式の時の先生のような気持ちになることがあります。それは、私が担当した相談者が、自分の生活や世界観がより良い方向に変化したこと、健康的な睡眠を得られたこと、将来の計画を立てられるようになったことを報告してくれるときです。彼らは、自分をこの世界の住人の一人として再び感じられるようになります。その世界はもはや以前と同じではありません。周りの環境が変わり、そして私たちも変わっていきます。それはこれまでとは違う自分の発見であり、新しい感覚なのです。人は幸せになり、笑顔になり、心から感謝することができるようになります。 そして私自身も、このパルヨンのプロジェクトのおかげで、人の役に立てる機会を得ました。いつでも助けを求めることができること、そしてその助けを得られることは、人にとってとても幸せなことです。いくつもの問いが心の中で溢れかえっているときに、その問いへの答えを得られること。自分だけの、特別な答えが得られることは、大きな支えになります。 私は、パルヨンのこのプロジェクトのお陰で、新しく変わったこの世界で自分らしく活躍できる機会を得ました。そして、自分のもつスキルを用いて人を支える機会を得ました。それはとてもありがたいことです。 こんにちは。私はオルハです。パルヨンの会の、ウクライナから日本へ避難した人のための心理支援事業の心理士です。この事業は、故郷から遠く離れざるを得なかった、全てのウクライナの人たちに欠かせないものです。特に、抑うつ、強い不安、孤独感など、深刻な心の不調にいたっている人たちにとってです。この事業のおかげで、ウクライナの人は支えを得ることができます。困難に向き合う中で、自分はひとりぼっちではないと感じることができるのです。 この事業に関係し、支えてくれるすべての皆様に、心より感謝いたします。ありがとうございます。