はじめまして!
アーシャ=アジアの農民と歩む会、マキノスクール、
持続可能な農業・農村開発コースについて
はじめまして、栃木県に本部を置く特定非営利活動法人アーシャ=アジアの農民と歩む会(以下アーシャ)と言います。私たちは、インドのウッタルプラデーシュ州プラヤグラージ県(前アラハバード)にある、サムヒギンボトム農工科学大学に属する継続教育学部(Makino School of Continuing and Non-Formal Education/MSCNE、以下マキノスクール)をカウンターパート団体として農村開発事業に取り組んでいます。同スクールでは、アーシャ副代表の三浦照男が現地統括責任者かつ学部長を務めています。
マキノスクールは、毎年7月から翌年3月までの約9か月間、インド国内、ミャンマー、ネパールなどの周辺国から草の根で農村開発に従事する青年を対象に、『持続可能な農業・農村開発コース(Special Course in Sustainable Agriculture & Development/SCSAD)』という農業・農村開発コースの研修を実施しています。三浦学部長と現地インド人農場スタッフが中心となって、同コースの運営を行っています。しかし、世界を孤独と不安に陥れたコロナウィルスがインド国内でも蔓延したため、2019年度のコースが終了した2020年3月以降、同コースは中止されていました。
インドは近年その経済成長が著しく、物価も高騰し、中流階級の購買力も高まってきていますが、人口の6割が居住すると言われる農村部は産業が発展しづらいことも手伝い、多くが都市部へ移住し、農村部は衰退の道を辿らざるを得ない状態が続いています。
北東インドでも同じような状況がみられます。同地域はイギリス植民地時代にキリスト教宣教活動が盛んだったこともあり、西洋式の教育システムが古くから取り入れられており、教育水準は高いものの、山岳地帯が多くを占める州が多く、農村部では大学を卒業した若者たちの就職口がないという状態です。
また、2021年2月には、ミャンマーで軍事クーデター発生、軍に対抗したデモや国民に対する激しい弾圧が行われているという悲しいニュースが入ってきました。ミャンマーからは『持続可能な農業・農村開発コース』に今まで多く研修生が参加してきましたので、同国が経験している深い暗闇にはとても胸が痛みます。
社会的にも不安定なこれらの地域ですが、多くの若者がそんな状況から抜け出すために草の根レベルでも様々なことに挑戦しようと意欲的になっています。日常生活に軍事政権や反政府組織、武装組織といった平和を脅かす存在がありながらも、将来、平和な社会を構築するために、村落開発に勤しむものもいます。しかし、ミャンマーでは軍の規制によって集会や研修などが限られているため、なかなか難しい状態です。
それを証明するかのように、コロナウィルス感染状況が落ち着いてきた2022年度、ミャンマーの農村開発団体やNGO、過去の卒業生などから「いつ持続可能な農業・農村開発コースは再開しますか?」「研修コースに送りたい若者がいるのだが…」といった問い合わせを多々いただいたことにより、要望に応えて2023年7月より同コースを再開することになりました。しかし、これらの地域で活動している現地団体や個人の経済状況は非常に厳しく、コース参加費用を捻出することが困難な状況です。
そこでアーシャとマキノスクールは、『持続可能な農業・農村開発コース』に参加を希望しているミャンマーと北東インドの若者たちの奨学金支援を目的として、共同でクラウドファンディングを立ち上げることにいたしました。
北東インド
プロジェクト対象地の一つである北東インドは、ネパール、中国、ブータン、バングラデシュの4か国が接するシリグリ回廊で西側のインド大陸と繋がっています。北東インドは、アッサム州、メガラヤ州、マニプール州、ミゾラム州、ナガランド州、アルナーチャルプラデシュ州、トリプラ州の7つの州から構成されています。州によって多少の違いはありますが、数々の課題を抱えています。
第一に、多くの州が山岳地帯から成り立っているため、その地形ゆえに産業が発達し難いという問題があります。さらに、インド独立以前から反政府組織が活動していた州もあり、現在でもこれを懸念して外国資本が参入しにくい状況があります。第二に、どの州にも無数の部族が居住し、それぞれの部族が自身の文化・価値観や宗教観などを重んじているため、インド独立以前から部族間抗争が絶え間なく続いており、統一感のある団結による発展が困難です。
しかしながら、2013年より建設されてきたアッサム州からマニプールの州都インパールを結ぶ鉄道が2023年度に全面的に開通することにより、隣接するミャンマーやインド他州へ容易にアクセスすることが可能になり、ヒト・モノの動きが活発になることが見込まれています。北東インド他州でも、今後、インフラ面での開発といった同様の動きが予期されており、このような流れの中で、山岳地帯や農村部がどのように対応していくべきなのか考える必要があります。
ミャンマー
もう一つのプロジェクト対象地であるミャンマーは、北東インドのマニプール州と国境を接しています。135の民族が居住し、108の言語が存在すると言われており、文化色豊かなミャンマーですが、それゆえに部族間の対立・抗争も少なくありません。
そんなミャンマーでは、2021年のクーデター後の現在でも都市・農村部両地域とも国軍の弾圧・パトロ-ルが厳しい状況が続いています。さらに、山岳地帯にはミャンマー国軍に対して反感を抱いている者が多いとされ、少数部族たちへの迫害が顕著になっています。
このプロジェクトで実現したいこと
新型コロナウィルス感染拡大前は、上述の地域からは毎年3~6名の研修生が持続可能な農業・農村開発コースを卒業しており、現在、それぞれの地域で農村開発に携わってます。
アーシャとマキノスクールが『持続可能な農業・農村開発コース』で目指すもの、若者たちがこのコースから得てほしいもの、それは、自分たちの生まれ育った環境や自分の部族独自の価値観がすべてではなく、様々な生き方や試み方が存在するということ、そして、そういったものに気づきながら他者や己を知り、共存し合いながら平和な社会を築いていってほしいということです。彼らの築いていくコミュニティがたとえ規模の小さいものだとしても、彼らは平和な社会へ貢献していると言えるでしょう。
『持続可能な農業・農村開発コース』では、有機農法や食品加工のノウハウ、協同組合などといったことを学ぶことが出来ます。自分が推奨されてきた方法のみでなく、マキノスクールや他の研修生、現地プラヤグラージの農民が実施している方法などから何かを得ることもあるかもしれません。私たちは、マキノスクールが、異文化交流や異文化理解を深めることによって、たくさんの気づきが生まれ、多文化共生社会を築いていける場であることを目指しています。このクラウドファンディングで奨学金支援を行うことによって、ミャンマーや北東インドの研修生たちが同コースにて有意義に学ぶことを実現したいと思っています。
『持続可能な農業・農村開発コース』の内容
同コースのカリキュラムは、座学はもとより、実践的な手法を取り入れて、家畜を育て、緑肥、ぼかし肥、堆肥、液肥を作り、安全な野菜を育てる有畜複合農業の理論を学びながら実践を中心にしています。
また、小規模自然養鶏や種菌の作り方から習得するきのこ栽培も実践しています。さらに、小規模・貧農農民が収入を得るために、農作物の生産と食品加工・販売、また農業技術協力のための有機農業組合の運営や収入向上事業、インド各地や日本へのフェアトレード商品の販売を含めた新たな市場の開拓方法など、多岐にわたって学びます。
ー 有機農業の理論を習得
ー 農業実習(作物・野菜の栽培/炭作り/木酢液作り/農業微生物/自然害虫除去/アヒル水稲同時作の実践)
ー きのこ栽培の実践
ー 小規模自然養鶏の実践
ー 実際の有機農業組合を見学・経験することによって協同組合マネジメントについて学ぶ
ー マーケティング・販売の実践
ー 収入向上事業の実践(石けん作り、スクリーン印刷、食品加工、縫製事業など)
ー イベント・プログラム運営を通してのリーダーシップの実践
ー 農村調査
農業は、行う環境によって最適な農法や手法、収量増が見込まれる農産物が大きく違ってきます。さらに、そこに生きる人々の文化習慣や趣向なども農産物の加工製造や販売・消費に大きく影響してきます。北東インドは、インド他州よりも雨量が多く、一年を通じて温暖です。また、ミャンマーもプラヤグラージ県とは全く違った山岳地帯という地形です。同コースでは、農業実習や基礎的な有機農法の実践を通して、研修生たちがそれぞれの出身地に見合った技術や農法を見出していけるよう、サポートしていきます。
資金の使い道
『持続可能な農業・農村開発コース』運営のため(ミャンマー人研修生2名と北東インド研修生4名)の費用は以下のようになります。2023年2月の時点で、既にミャンマーからは2名の研修生のコース参加が見込まれています。彼らの航空券やビザ手配のための経費、アーシャ本部の人件費経費、今回のクラウドファンディング手数料やリターン費用などを含めて2,985,600円の資金が必要になります。このうち1,985,600円を自己資金で賄い、残りの1,000,000円をこのクラウドファンディングによって皆様からの支援金で調達していきます。
Rs.=\1.6 US$=¥131 (2023年1月末)
クラウドファンディングで調達される皆様からの支援金1,000,000円は以下のように使用させていただきます。
実施スケジュール
6月中旬 英語力を補うための英語集中講義開始。
7月中旬 入学式を行い、本コースを開始。最初は、農場実習や見学を中心に行う。
7月下旬 研修生がリーダーシップを取り、スポーツ大会を実施する。マキノスクール、有機農業組合、裁縫事業スタッフと研修生、アーシャ学校教師や子どもたち等が集まり、バレーボール、ゲーム、等を実施する。
8月 実習と共に本格的な講義を開始する。また、地元にある養鶏試験所、キノコ栽培農家等見学を実施。
9月 プラヤグラージ県のみならず、隣接する県の開発NGOの見学、視察等を研修の中に組み入れる。
10月中旬 インド・デリー準州及び西北部ウッタラカンド州へ1週間程度の研修旅行実施。有機農産物の市場状況、直接販売、他のNGOの農村開発状況や、山岳地帯の地理的、気候的な違いをどのように活動に生かすか等を学ぶ。
モリンガ葉の加工技術を学ぶ。
キノコの菌床栽培技術を学ぶ。
10月下旬 マキノスクール伝習農場で育てた米の収穫。マキノスクールの職員全員と一 緒に協働作業での稲刈りの実施。
11月 マキノスクールキャンパスにおいて、有機農業組合が開催する大学教職員と学生(1万5千人)を対象にした「FoodFair」に参加。研修生が栽培している農産物を使った食材で調理、又は加工したものを健康食品として啓発を行うと同時に販売する。
12月 マキノスクールとその家族を対象としたクリスマス会を実施。研修生はプログラムにリーダーとして積極的に参加。
2月 先のFood Fairの第2弾に参加。マキノスクール伝習農場で育てた野菜、キノコ、加工品の直接販売を行う。
プラヤグラージ市内で行う野菜や加工食品の直接販売に参加。直接販売の意義、その有効性について学ぶ。
3月上旬 農村調査法を学び、実際にマキノスクール又は有機農業組合が活動する農村地域での村落調査を行う。その結果をまとめ、目的に沿って考察する。また、日本やデリーからのスタディーツアーの参加者と交流を行い、それぞれの地域の課題やその解決等について学ぶ。
3月中旬 研修生による農村調査の結果、また、研修の評価等の発表会をマキノスクール全職員の前で行う。
3月下旬 卒業式を執り行い、全過程を合格した者に卒業証書を授与する。修了式を実施。その後、卒業生は帰国の途につく。
6月 リターン発送
リターン
<募集方式について> 本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターンをお届けします。
私たちのクラウドファンディングのリターンは、研修生のサンクスレターや報告書の他は主に、北インド、ウッタル・プラデシュ州プラヤグラージ県の農村女性で構成されている団体エヴィス(ASHA・VIKAS・SHAKTI/アーシャ・ヴィカス・シャクティ=以下AVS) の商品です。AVSは、2015年にマキノスクールとアーシャの支援により創設されました。 主な活動は、農村女性を対象にした裁縫教室基礎コース・上級コースの実施、研修を終えた女性たちによる収入向上のための商品開発、販売用の手工芸品作りです。 これらの活動を通して女性の社会的地位の向上、能力開発、エンパワーメントを目指しています。
1.¥1,000 ① アーシャ=アジアの農民と歩む会よりお礼のメール(支援者様のe-mailアドレス宛にお送りします。)
2.¥5,000
A: ①研修生からのお礼の手紙
②報告書(A4サイズ、およそ10ページほどの活動報告書。PDF形式で支援者様宛にメールでお送りいたします。)
③農村女性縫製団体(AVS)商品コインケース(以下参照)B: ①研修生からのお礼の手紙
②報告書(A4サイズ、およそ10ページほどの活動報告書。PDF形式で支援者様宛にメールでお送りいたします。)
③農村女性縫製団体(AVS)商品キルトペンケース(以下参照)
3.¥10,000
A: ①研修生からのお礼の手紙(現地発送)
②報告書(A4サイズ、およそ10ページほどの活動報告書。PDF形式で支援者様宛にメールでお送りいたします。)
③農村女性縫製団体(AVS)商品ヒンディエコバッグ(以下参照)B: ①研修生からのお礼の手紙
②報告書(A4サイズ、およそ10ページほどの活動報告書。PDF形式で支援者様宛にメールでお送りいたします。)
③農村女性縫製団体(AVS)商品パイピング・ペンケース(以下参照)
4.¥30,000
A: ①研修生からのお礼の手紙
②報告書(A4サイズ、およそ10ページほどの活動報告書。PDF形式で支援者様宛にメールでお送りいたします。)
③農村女性縫製団体(AVS)商品カラフルトート1個(以下参照)
B: ①研修生からのお礼の手紙
②報告書(A4サイズ、およそ10ページほどの活動報告書。PDF形式で支援者様宛にメールでお送りいたします。)
③農村女性縫製団体(AVS)フラットケース1個(以下参照)
5.¥50,000
A: ①研修生からのお礼の手紙
②報告書(A4サイズ、およそ10ページほどの活動報告書。PDF形式で支援者様宛にメールでお送りいたします。)
③農村女性縫製団体(AVS)商品キルト・ハンドバッグ1個(以下参照)
B: ①研修生からのお礼の手紙
②報告書(A4サイズ、およそ10ページほどの活動報告書。PDF形式で支援者様宛にメールでお送りいたします。)
③農村女性縫製団体(AVS)商品4点/コインケース、キルトペンケース、デニムショルダーバッグ、アーシャロゴで刺繡ブローチ(バッジ)(以下参照)
6.¥100,000
A: ①研修生からのお礼の手紙
②報告書(A4サイズ、およそ10ページほどの活動報告書。PDF形式で支援者様宛にメールでお送りいたします。)
③農村女性縫製団体(AVS)商品3点/コットンギャザースカート、コットントート(ヴィレッジ)、パイピングペンケース(以下参照)
B: ①研修生からのお礼の手紙
②報告書(A4サイズ、およそ10ページほどの活動報告書。PDF形式で支援者様宛にメールでお送りいたします。)
③農村女性縫製団体(AVS)商品3点/コットントート(赤い実)、アーシャロゴで刺繡ブローチ(バッジ)、コットンヨガパンツ(以下参照)
7.¥200,000
A: ①研修生からのお礼の手紙
②報告書(A4サイズ、およそ10ページほどの活動報告書。PDF形式で支援者様宛にメールでお送りいたします。)
③農村女性縫製団体(AVS)商品3点/キルト・ハンドバッグ、ブロックプリントパッチワークトート、ブロックプリントエプロン(以下参照)
B: ①研修生からのお礼の手紙
②報告書(A4サイズ、およそ10ページほどの活動報告書。PDF形式で支援者様宛にメールでお送りいたします。)
③農村女性縫製団体(AVS)商品3点/ポケットトート、フラットケース、コットンヨガパンツ(以下参照)
最後に...
このクラウドファンディングは、ミャンマーと北東インド研修生の奨学金支援のためのプロジェクトとして立ち上げました。
ミャンマーでは、2021年に勃発したクーデターより2年経った2023年2月1日に非常事態宣言が新たに6か月間延期されました。2023年1月中旬からは同国すべてのパスポートセンターが閉鎖され、パスポートの発行を全面的に停止している状態が続いています。
『持続可能な農業・農村開発コース』に参加を希望しているミャンマー人2名に関しましては、2022年12月の時点ですでにパスポートが期限切れとなっており、同コースの研修に参加する為にはパスポートの再発行が必須になります。現在の状況のままですと、いつパスポートの申請に踏み切れるか、そしていつ新しいパスポートを入手できるか定かではなく、最悪の場合、同コース参加も危ぶまれるかもしれません。
当クラウドファンディングでは、皆様からの資金が集まっても万が一上記のような理由でミャンマー研修生が研修コースに参加することが出来なかった場合、来年度以降のコース参加を希望するミャンマー人研修生の奨学金へ充てていきたいと考えています。クラウドファンディングで資金支援していただく皆様にはご理解の上、よろしくお願いいたします。
チーム/団体/自己紹介・活動実績
三浦照男(アーシャ=アジアの農民と歩む会副代表 現地統括責任者 マキノスクール学部長)
1981年ー1983年:フィリピン国立大学ロスバニョス校大学院・農学部・農業教育学科修士課程入学・専攻:普及教育修士取得
1983年 アジア学院専任教員(有機農業論担当)
1994年より調査研究部門主任
1991年ー1995年: 米国カンザス州立大学大学院社会学科、開発社会学、持続可能な開発論、食糧問題の研究博士号取得
1997年ー2003年:アジア学院副校長・教務主任に就任。
主にアジア学院研修プログラム計画・実行などの総括的調整を行う。
2004年7月 アラハバード農業大学(現・サムヒギンボトム農工科学大学(SHUATS)継続教育学部(マキノスクール)学部長に就任。現在に至る。
アーシャ=アジアの農民と歩む会
アジア諸国の農村住民に対して、地位の向上と自立を促進するために、人権、貧困、環境、福祉等に関する農村開発支援事業、及び災害、紛争などによる被災住民への緊急支援活動を行い、これによって人間の尊厳を尊重する社会の形成に寄与することを目的として設立されました。
特定非営利活動事業として、以下の事業を行っています。
1.農村開発・農業開発支援事業
2.人材育成支援事業
3.事業を推進するための調査研究及び啓発・広報事業
4.災害や紛争などによる被災住民への緊急支援事業
また、その他の事業として、バザー・チャリティ・販売事業や演奏会、展示会、図書出版等の文化事業なども行っています。
代表的な活動実績
マキノスクール
『持続可能な農業・農村開発コース』を実施するマキノスクールは、献身的な農村リーダーや技術者の存在は、自立・持続可能な発展を促進するために不可避であると信じています。したがって、農村リーダーのみならず、農村に生きる人材のそれぞれに合った技術の指導に焦点を置いています。
アーシャ=アジアの農民と歩む会支援の下、マキノスクールが実施してきた事業には、農村リーダーの養成、有機農業の推進、農産品加工・開発事業、有機農産物や同加工品販売のための農業組合(アラハバード有機農業組合/AOAC)設立、手工芸品製作等による農村女性収益向上事業のための農村女性縫製団体(AVS)設立、低層カースト出身のこどもたちと社会的地位の低い女性たちのための農村教育、農村栄養改善事業や母子保健事業などが含まれます。
最新の活動報告
もっと見る農村リーダー育成コースに参加するミャンマー&北東インド出身の若者達への奨学金支援者の皆様へ
2023/06/22 18:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
マキノスクール 『持続可能な農業・農村開発コース』スタッフによるレイヤーの卵の孵化開始!
2023/03/15 15:02皆様こんにちは。『農村リーダー育成コースに参加するミャンマー&北東インド出身の若者達への奨学金支援』の実施団体であるマキノスクールからお知らせです!現在、『持続可能な農業・農村開発コース』は開講されていませんが、コースにおいて研修生に指導しながら共に学ぶ立場にある現地農場スタッフ(インド人)が、去年より飼育してきた卵用鶏(レイヤー)の卵の孵卵器と自然孵化による孵化に取り組んでいます。小規模養鶏のレイヤー。マキノスクールの農場にて。2月下旬より、はじめは毎日5~10個ずつ、だんだんと数を増やしながらここ数日は10~20個ずつ卵を産んでいます。卵はサイズも色もまちまちです。産まれた卵のうちいくつかはマキノスクールの食堂にて卵カレーとして調理しましたが、今週の月曜日より孵卵器へ卵を移して温度や湿度設定を行って孵化させていきます。孵卵器の中の卵。マキノスクールにて。『持続可能な農業・農村開発コース』開始後は、研修生が雛鳥からブロイラー(食肉用鶏)とレイヤーを飼育して、餌の計算方法やおからや米粉などを用いて抗生物質を使わずに飼育する方法などを実験していきます。皆様、研修生たちの学びのため、ご支援のほどよろしくお願いいたします!! もっと見る
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