初めまして。スキーレーサーの高橋大成です。
2023年より現役復帰し、現在3年後のミラノ2026大会を目指して活動しております。
まず初めに今回このプロジェクトにかける思いを動画にまとめました。
1997年4月27日。僕は新潟県妙高市という日本有数の豪雪地帯で生まれ育ちました。小学校から本格的に競技スキーの世界に入り、中学校で全国大会に出場。その大会でトップと10秒差という大差をつけられ、全国の大きな壁を痛感することになりますが、10年間という時間をかけて大学4年生で全日本選手権のスピード系種目で日本一になりました。(自己紹介の動画:YouTubeチャンネル高橋大成https://youtu.be/S7M1l_qiXx8)
その後、この達成感とともに一度現役を引退し、僕は地元の企業へ就職し、仕事をする傍らで地域の子どもたちのコーチをしてきました。しかし、コーチとしてのスキルや地方創生に対する知識の限界を感じ、新聞奨学生としてもう一度東海大学でコーチングやスポーツによるまちづくりを勉強。この過程を通じ、ある思いが自分の中に込み上げてきます。「本当に自分の挑戦は終わったのだろうか。自分で限界を決めていたのではないか。」
一度「引退」という形で蓋をしてしまった自分の思いに、僕はもう一度向き合うことにしました。
「ここで挑戦しなければ一生後悔する。死ぬ前に間違いなく後悔する。」
「このまま死にたくない。一度でいい。人生をかけた挑戦がしたい。」
「どんなに苦しくても自分がやりたいと思ったことをしたい。」
僕は子供の頃から夢見ていた世界の舞台を目指すため、現役に復帰することにしました。

今回、このクラウドファンディングを通して僕が挑戦することは「スキークロスで2026大会に出場する」ということです。
-スキークロスとは-
スキークロスとは雪上の障害物競走とも言われ、4 人の選手が同時にスタートし、コース内にあるバンクやウェーブ、ジャンプなどをクリアし最初にゴールしたものが勝者となるスポーツです。スキークロスはアルペンスキーが基礎となっているスポーツでありスピード系種目に類似しているため、アルペンスキーからスキークロスへ転向する選手が多いという特徴があります。
-なぜスキークロスなのか?-
今回スキークロスに挑戦しようと決断した1番の理由。
それは「この種目なら自分の長所を活かせる。世界で勝てるかもしれない。」と直感したからです。
僕が今回なぜ現役にもう一度戻ったのか。それは世界で一番になりたい。金メダルを取りたいという思いがあるからです。僕は今、このスキークロスという種目に可能性を強く感じています。
自分の強みである緩斜面のテクニックを活かし、世界の舞台で勝負します。
−戦って感じた世界との差−
現役復帰を1月に表明。その後、世界との差を知るため、今の自分の立ち位置を知るために3月に開催されたヨーロッパカップに出場してきました。
幸運なことに、そのレースはワールドカップなどの世界大会で表彰台を経験している選手が複数出場していました。
トップとの差は5秒。
32位までの差は2秒。
まだまだ大きな差ではあります。
ですが、この差を自分なら埋められると感じました。

−世界へのロードマップ−
世界の舞台で戦うためのロードマップがこちらになります。最初の目標が来年の日本代表に選出されることであり、ヨーロッパカップ32位以内を5回(5回予選通過:公益財団法人全日本スキー連盟2022/2023 SAJ強化指定選手選考基準を参照)というハードルになります。ここに向かって全力で頑張って参ります。
-僕の25歳という年齢について-
現在私は引退後2年間が経過し、25 歳となりました。競技スポーツの世界では20代後半から30代前半にかけてがピークと言われています。前回の2022大会スキークロス競技では、金メダルを獲得した選手が1993年生まれ、銀メダルが1986年生まれ、銅メダルが1992年生まれと3人とも28 歳以上でした。(IOC 北京2022フリースタイルスキー男子スキークロス結果を参照)
スポーツでは身体だけではなく、そのスポーツの技術や精神面が非常に大切になってきます。結果を残す上で必要な要素が揃う年齢が20代後半から30代前半であるため、長く競技を続けることが成績を残す上で重要な要素の一つとなっています。
−資金の使い道とスケジュール−
スキークロスで世界を目指すためには、国内に冬季期間の練習環境や大会が充実していないため、主にヨーロッパでの活動が必要となります。 そのために必要な資金は以下の通りとなります。
現在、現役に戻ることは叶いましたが、海外で十分な活動を行うことがまだできない状況です。
皆様の応援が必要となります。どうかご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

今回、200万円を第一目標に設定します。ご支援いただいたお金は活動費に使わさせていただきます。
妙高を元気にしたい
新潟県妙高市にある妙高高原は僕の生まれ故郷です。春夏秋冬アウトドアスポーツで賑わう自然豊かな街です。
しかし、少子高齢化の影響で子供の数は激減。もともと3つあった小学校も今年から1つになってしまいました。
スキー場の温泉街も、閉店してしまう宿やお店がぽつぽつと増えてているのが現状です。
「このままいけば妙高高原がなくなってしまうのではないか。」
そんな危機感が僕の心に芽生え始めていました。
僕はこの状況をスポーツの力でなんとかしたい。
僕にできること
僕にとってスキーは「人と人とを繋げるもの」です。
小さい頃、たくさんの友達を作ることができたのもスキーのおかげ。
トレーニングで県外や外国に行き、そこでたくさんの人と出会えたのもスキーのおかげ。
今もスキーをしてきたことで、人との繋がりが広がり続けています。
僕ができること。
それは選手として全力を尽くすこと。
そしてスキーをしたいと思ってくれる人を増やすこと。
スキーは妙高高原にとっての文化であり財産です。
妙高の人間として、世界を目指す。
スキーの楽しさ、かっこよさを僕の活動を通して伝える。
そして、妙高でスキーをしたいと思う人が少しでも増えてくれれば本当に嬉しいです。



今回、僕の挑戦をこちらの方々に応援していただきました。本当にありがとうございます。





(掲載は順不同とさせていただいております)
【最後に】
最後まで見ていただきありがとうございました。
僕は引退してからの2年間、残りの自分の人生をどう使うかということを毎日考えて過ごしてきました。この過程で導き出した答えが、スキークロスで世界を目指すという今回のプロジェクトです。皆様のご支援は決して無駄にはしません。夢を叶えるため、そして妙高を元気にできるよう全力で頑張って参りますのでどうかご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
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2024/2025シーズンの振り返りと来シーズンに向けて
2025/06/08 23:202024/2025シーズンの振り返り昨シーズンを一言で表すと、「学びの一年」だったと思います。競技に復帰して2年目のシーズンであり、1年目で得たことをさらに伸ばしていこうと意気込んで臨んだシーズンでしたが、10月の末に腰椎ヘルニアになってしまい、ほとんどスキークロスをすることなくシーズンを終えました。主な戦績出場したレース数は全部で6つのみ・チリ サウスアメリカンカップ 2戦 DNF、10位・オーストリア FISレース 2戦 25位、31位・ヨーロッパカップ イタリア 2戦 32位、24位最後のヨーロッパカップ出場2週間前にも腰を再度痛めてしまい、なんとか痛み止めを飲んで戦い抜いたという感じでした。シーズン直前でヘルニアになってしまったことで、当初思い描いていたシーズンとは程遠く、精神的にも追い詰められた半年間でした。また来年の2月に開催されるオリンピックへの出場はただでさえ難しかったことでしたが、さらに厳しいものとなりました。そして、シーズンを台無しにしてしまったという思いがずっと頭の中を埋め尽くしていました。しかし、時間は今までと変わることなく進み続けます。この経験をどう活かすかは自分次第。怪我をしてしまったことを嘆き、誰かのせいにしたい思いは本当に強かったです。ただ、それをしても何一つ自分の成長には繋がらない。だったらこの状況を受け入れて、そしてこの怪我は自分を更なる高みへ運んでくれるものなんだと信じよう。そう思うようになりました。これまでの人間社会で、成功を収めた人がたくさんいます。そして、その誰もが1度はこういった苦しい経験をしていると思います。そしてその経験を糧にして、最高の栄光を掴んでいるんだと思います。そして「困難」は自分との戦いです。正直なところ一番大事なことは結果ではなく、たとえ転んでもまた立ち上がり、その困難に立ち向かうことだと僕は思います。自分に向き合い、苦しい状況でもベストを尽くすこと。自分自身の生き様を全うすることなんだと思います。話が少し逸れましたが、ヘルニアをどう捉えるかを変え、その原因はどこにあったのかを探り、今年の夏のトレーニングや日常生活は果たして良かったのかを反省しました。僕の場合、そもそもの基本姿勢に問題がありました。胸郭が上がり、腹圧が抜けた姿勢でトレーニングを行なっていたこと、また胸郭が上がってしまうことによって腰椎のアーチが過度になってしまったことにより、高負荷のトレーニングでの衝撃がヘルニアを引き起こしていました。また背骨全体のモビリティ低下は全身の力みや強張りを生みます。ストレッチしても翌日には元通りの硬さになる。全身の硬さが怪我の発生に拍車をかけていました。このように今回の怪我はなるべくしてなっていたのが現実でした。そして、この怪我の原因究明と解決は、滑走中の課題解決にも大きく貢献してくれました。当時「腹圧が入らない」ことが私の1つの課題でした。ヘルニアになったことで、腹圧の入れ方そのものに問題があることに気づき、ヘルニアを治す過程で正しい腹圧の入れ方も学ぶことができました。怪我は本当に自分をもっと良い選手にしてくれるものであると感じることができた瞬間でした。怪我に始まり、その怪我を考えることによって来季に必要な課題を見つけることができた。困難をどう捉えるかで、その問題の価値が大きく変わる。困難は僕に学びと「人としての自信」を与えてくれました。来季に向けていよいよ来シーズンの2月にはオリンピックが開催されます。正直なところ、今現在は出場が非常に難しいのが現状です。でも今自分にできることは「今を生きる」こと。そして「自分の人生を全うする」ことだと信じています。たくさんの方々に応援していただいて、現役に戻って2年間競技を続けることができました。そして次が3年目。本当に前の自分からは想像することができないくらい幸せな時間を過ごしています。勝つためにやるべきこと。残り6ヶ月間という限られた時間の中で何をしなきゃいけないのかを毎日考え、信じてとことん実行する。最後まで希望を持ち続け、自分という可能性を信じて頑張ります。そして、今日まで応援してくださっているみなさま。本当にありがとうございます。最後まで走り切りますので応援よろしくお願い申し上げます。 もっと見る
オーストラリアで大会参戦!
2023/08/19 18:18皆さんこんにちは!プロジェクトオーナーの高橋大成です。8/8より当初から計画していたオーストラリア遠征に来ております。皆様のおかげで一つ夢の実現に向けた一歩を踏み出すことができました。本当にありがとうございます。今回、遠征に行くにあたり、私一人オーストラリア現地チームに混ざって活動することとしました。会話は全て英語ですので、英語の知識を最大限活用して毎日生活しております。現地の支えのおかげで充実した毎日を過ごせているのが、本当にありがたいです。そして8/16〜8/18に開催されたオーストラリアニュージーランド選手権に出場。結果は8位、7位、3位でした。 現役復帰後初の表彰台に立つことができました。ただ課題は山積みです。これからもコツコツと頑張って参りますので、今後とも応援よろしくお願い申し上げます。高橋大成 もっと見る目標達成の御礼
2023/07/28 09:16皆様こんにちは!プロジェクトオーナーの高橋大成です。5月にスタートしたこのプロジェクトですが、昨日目標を達成いたしました。本当に、本当にありがとうございました。現役を2020年に退き、2022年に大学へ編入。新聞奨学生として過ごす中、「もう一度競技スポーツで世界と勝負するんだ。」と6畳もない部屋で決心してから1年が経ちました。今このように夢を追いかけることができるのも、応援してくださる皆様のおかげです。この支えがなければ今の私はありません。小さな頃に夢見た「オリンピックの舞台に立ちたい」という純粋な思い、絶対に這い上がるという強い気持ちを今後も忘れず毎日コツコツと頑張って参ります。そして、自分の活動が誰かに「元気」を与えることができたとすれば、それはこれ以上ない喜びです。このプロジェクトも残り数時間ですが、最後の最後の最後まで駆け抜けていきますので、よろしくお願い申し上げます!高橋大成 もっと見る







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