5月に出版する書籍の初稿が上がってきました。
うん、いい感じ。
この本は、世界を旅しながら人々に夢をインタビューした本ですが、夢だけが書かれている本だとちょっと物足りない…。
そこで考えたのが、【夢のインタビュー】×【旅行記】×【世界の絶景をまとめた写真】といった3つの要素を取り入れることでした。
33人の夢と共に、その土地を旅したエッセイや写真があって、ページをめくる期待感をもてるような本を目指しています。
初稿を見た段階で、
・海外の人の夢だけだと距離感が遠くて共感してもらえないかも…と思い、日本でも同じように夢をインタビューした素材が使えるかもしれない…、とか
・このページの写真は合ってないから、こっちに差し替えよう!とか
・やっぱり世界地図はいるよね…、とか
修正、修正、また修正。
以前にタビノコトバという旅の文章の公募展を仲間と一緒に主催したことがあって、そこでは応募してくださった作品から優秀作品を選んで、作家さんとやりとりして編集し、旅の文芸誌をつくったり、鎌倉で展示会を開催したりしました。
その時に培ったノウハウが今この瞬間にめちゃくちゃ役立っていて、これまでの経験が繋がったような小さな感動を覚えながら黙々と作業に没頭しています。
手にとってくれた方が読んで楽しい本を目指して作っていく中で、初稿が上がってやらなきゃいけない事がまた増えたけど、また一歩確実に前に進んだ。
地味で退屈なことを繰り返すことで、ご褒美みたいな特別な瞬間を味わえるのがものづくりの楽しいところで、人生で何度も訪れないそんな瞬間に立ち会うためにコツコツやっているように思います。
できるだけ多くの方の手にとってもらえると嬉しいですね。
さあ、頑張ろう。