はじめまして、静羅太鼓(せいらだいこ)です!
静羅太鼓は静岡県の大学生と、地元の和太鼓団体のメンバーがコラボして生まれた新進気鋭の和太鼓チームです。
ルーマニアでの公演を目的としてチームを結成するにあたって、名前を刷新し静羅太鼓としました。静羅太鼓という名前は、静岡の静と、ルーマニアの漢字表記『羅馬尼亜』から一文字ずつ取ってつけられました。静羅(セイラ)と名づける事で、外国の方にも馴染み深く感じてもらえるのではないかと考えています。
また、静羅太鼓のロゴとなっている紋は、駿河湾から望む富士山をイメージして作成されました。
さて、そんな私たち静羅太鼓は、結成してから公演本番に向けて精力的に練習を重ねてきて、来たる3月6日にいよいよルーマニアでの演奏公演を控えています。
ルーマニアでの和太鼓の演奏公演を行うにあたって、一人でも多くの方にこのワクワクとした気持ちを広げたい、また皆さんからの応援を受けることでより一層最高の演奏にしていきたい!という思いから、今回クラウドファンディングをさせていただくことに決めました。
静羅太鼓メンバー一同、公演に向けて全力で取り組んでいきますので、何卒ご支援・応援のほどよろしくお願いします!!
公演概要は以下の通りです。
公演概要
Concert de Wadaiko(入場無料)
日時:2023年3月6日(月)10:00~、18:00~(現地時間)
◇公演1回目10:00~ ヤシ芸大生向けのワークショップ
公演場所:Universitatea Națională de Arte "George Enescu”
住所:Strada Cuza Vodă 29, Iași 700040
◇公演2回目18:00~ 一般の方向けの公演
公演場所:casa Balș, sala Caudella
住所:Strada Cuza Vodă, nr. 29 Iaşi, 700037 România
◇共催
George Enescu大学(ヤシ芸大)
Universitatea Națională de Arte "George Enescu” din Iași
ルーマニア国立バベシュ・ボヨイ大学日本文化センター
ルーマニア国立バベシュ・ボヨイ大学日本文化センターHP
これまでの経緯
静羅太鼓 責任者兼企画者目線
最初に和太鼓をルーマニアへ持って行けたら、と思い立ったのは2021年秋のことでした。夢を描きながら、まず自分自身で出来る資金集めに奔走しました。最初は自分の貯金、バイト、祖母の援助でなんとか太鼓などを買い、仲間に声をかけました。2022年の夏が過ぎた頃、太鼓を飛行機に載せるために重さとケースの大きさ、それにかかる費用に悩まされていました。
日本でのさまざまな用意をして、いざルーマニアに着いた日のこと。付き添いの家族が借りたレンタカーを10分も経たない内にパンクさせ、ホテルに着いた時にはエンジンルームから煙が上がっていました。出たとこ勝負で太鼓を置ける場所探しをしようと意気込んでいた私は、出鼻をくじかれて目の前が真っ暗になる思いでした。どうしよう…とパンクで困っていた私たちを助けてくれた優しいルーマニア人のアンドレアさんは音楽関係の人でした。事情を話すとスタジオを紹介してくれました。太鼓は無料で置かせてくれて、練習する分を払えば良いと言います。
ルーマニアの人は、本当に温かいです。困っているの?と、優しく聞いて助けてくれます。英語は40歳位上の人は苦手だけど、出来なくても、みんなニコニコして解ろうと努力してくれます。良い人すぎる。スマホは普通に流通しているけれど、一人よりも人とふれあい!と、いうほのぼのとしたお人柄。路面電車をじっと見ていたら、運転士なおじさんがニコニコして手を振ってくれるから、嬉しくなって振り返したりじんわり心温まる毎日です。
私が出国した後も、日本にいるメンバーは10月から週2で練習を続けてきて、曲のブラッシュアップしてきました。LINE会合を重ね、連絡を取り合い、役割分担して一丸となって取り組んできました。
大好きなルーマニアの地でたくさんの方に楽しんでいただけるようにと奔走してなんとか公演を実現させられそうになりましたがまだ夢のようです。現地の方々の助けがなかったらここまで形にできなかったと思います。本番まで、練習も打合せも全てめいっぱい楽しみます。どうぞよろしくお願いします!
↓今回の公演開催にあたってご尽力を賜っている角さんから、クラファンで応援くださる皆さんにメッセージを頂きました!↓
ご協力のお願い
日本の文化外交は他のアジア諸国と比べて大きく出遅れている印象を受けます。中国や韓国は政府が積極的に投資し、人材を派遣して自国の文化のプロモーションを行っていますが、日本の場合は民間人が中心となり、身銭を切って自国の文化を紹介しているのが海外の現状です。
中・東欧圏ではルーマニアにはポーランドに次いで最も多く日本語学習者がおります。アニメを通じて日本の文化に興味を持つ方が多いのですが、経済格差もあり「憧れの日本」へ足を運ぶことができる人数は限られています。
一方、外国文化は湾曲して伝わるのが常です。一例として「食」を挙げれば、海外には日本料理と言えないものを提供する自称「日本料理屋」が溢れています。アジアにとりわけ関心のない方の多くは日中韓の文化を混同しており、何が日本の伝統文化なのかよく知りません。特に在留邦人数が少ない東欧では現地の人々が本物の日本文化に触れる機会はほとんどありません。
このような中で日本人が「和太鼓」を日本の文化として紹介する事には、民間外交上非常に大きな意義があります。日本とルーマニアの友好関係の発展のため、自費ではるばるルーマニアまで演奏に来てくださる静羅太鼓の皆様には、共催団体代表として、また日本文化のプロモーターの一人として心より感謝申し上げます。
楽器の運搬も含め、演奏会の運営には大変な費用が掛かります。クラウドファンディングでも費用の全てをカバーする事はできませんが、演奏者の皆様の負担が少しでも軽くなるよう応援してくださる方、また海外における日本文化紹介に貢献してくださる方がいらっしゃいましたら、僅かでもお力添え頂けますと幸いに存じます。
角 悠介(言語学博士)
ルーマニア国立バベシュ・ボヨイ大学「日本文化センター」所長・文学部ロマニ語講師/神戸市外国語大学客員研究員/アテネ・フランセ講師(ラテン語)/東京外国語大学オープンアカデミー講師/「国際ロマ連盟(IRU)」日本代表・議会議員。
略歴:
ルーマニア最大の国立大学の日本文化センター所長として、日本大使館等と協力しルーマニア国内において日本語教育・日本のプロモーションを行うほか、日本国内ではルーマニア大使館や在大阪ルーマニア名誉領事館等と協力し、ルーマニア語およびルーマニアのプロモーションを行う。一方、少数民族ロマ(=ジプシー)の言語「ロマニ語」の研究者として、ロマ民族への貢献により欧州議会やロマ文化団体より感謝状・表彰を受ける。著書に『ロマニ・コード 謎の民族ロマをめぐる冒険』(夜間飛行、「2022年マライ・メントライン賞」受賞)、『ニューエクスプレスプラス ロマ(ジプシー)語』(白水社)など。
資金について
・会場費(音響や照明などの諸経費含む)
・チラシ、ポスターなどの印刷代
・和太鼓の運搬費(航空機によるルーマニアへの持ち込みのための諸経費、現地での運搬費)
・静羅太鼓メンバーの宿泊費・交通費の補助
・リターン実行費
・CAMPFIRE手数料
リターンについて
¥1,000 お礼のメッセージ
¥3,000 お礼のメッセージ+ダイジェスト映像
¥5,000 ルーマニアからのお礼のポストカード
----以下の郵送でのリターンには、お礼のカードをつけてお届けします。---
¥5,000 公演会ポストカード+ちょこっとお土産(マグネット)
¥10,000 公演会ポストカード+公演会演奏CD
¥20,000 公演会ポストカード+公演会DVD(full ver.)
¥50,000 静羅太鼓公演会セット
¥100,000 静羅太鼓公演会セット+工芸品セット
¥10,000 イースターエッグ①(表面がフラット。ろうけつ染めによるタイプ)
¥15,000 イースターエッグ②(表面がでこぼこしている。カラー蜜蝋で模様が描かれているタイプ)
¥50,000 ルーマニアの工芸品セット
実施スケジュールについて
2023年2月 クラウドファンディング開始
2023年3月6日(月) 現地ルーマニアで和太鼓の演奏公演
◇公演1回目10:00- ヤシ芸大生向けのワークショップ
◇公演2回目18:00~ 一般の人向けの演奏公演
2023年3月~ リターン発送開始
最後に
たくさんの方々のご助力や協力をいただきながら、皆で一丸となってここまでたどり着きました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです!
一人でも多くの方の心に和太鼓の音を響かせられるように、最後まで用意や練習に全力で取り組んでまいります!
応援のほど、どうぞよろしくお願い致します!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る静羅日誌 No.8
2023/08/09 09:00日付:3月6日(月) 天気:晴れ担当:S3月のルーマニア公演当日についての活動報告となります!更新が遅くなってしまい大変申し訳ありません!10 :00~12 :00 ヤシ芸大での和太鼓ワークショップヤシ市には音楽の専門高校、パーカッションなどを含めた音楽のコースを持つ芸術大学があり、先生と生徒などあわせて50人ほどが参加してくれました!ワークショップ後の一コマ当日、静羅メンバーは9 :00にヤシ芸大入りして太鼓の設置や会場の用意をしました。当日のワークショップの流れは以下の通りです。10 :00~10 :10 各先生方による紹介10 :10~10 :15 和太鼓演奏①黎明10 :15~11 :15 楽器紹介【楽器紹介の流れ】ルーマニア語で紹介→(静羅メンバーが簡単な実演をする)→質疑応答→参加者から体験したい人を募り、実際に楽器に触れてもらうという流れで楽器ごと紹介と体験の時間を設けました。【紹介した楽器】今回紹介したのは、和太鼓演奏に使われる主要な楽器である長胴太鼓、締太鼓、桶胴太鼓と、和太鼓演奏を盛り上げるのに用いられる楽器(篠笛、チャッパ、チャンチキ、銅鑼、ほら貝)です。わくわくとした顔で和太鼓の演奏を聞いてくれたり、触ってみたい!積極的に手を挙げてくれたりと、とても良い雰囲気でワークショップを楽しんでくれました。質疑応答の時には、専門的な質問が飛んでくることもありましたが、花房さんおふたりが毎回丁寧に答えてくださいました。当日司会をしてくださったイザベラさん(写真左)質疑応答をしてくださった花房さん(写真右)【楽器体験の様子】↑桶太鼓を楽しむパーカッションのコンスタンティン教授締太鼓が特にお気に入りの様子でした11 :15~11 :20 和太鼓演奏②遊~11 :45 締めの挨拶や交流後ワークショップ終了ヤシ芸術大学・高校の皆さん、ありがとうございました!ワークショップに来てくれた方々と記念に撮った集合写真12 :00~13 :15 昼休憩ワークショップ後は夕方の公演に備えて、腹ごしらえをしました。お昼ご飯は、ヤシ市でよく見るチェーン店の、PETRUというパン屋さんでcovrig(ドーナツのような円形のパン)やștrudel(中にジャムやチーズが詰められたパイのようなお菓子)を買いました。日本で小腹が空いた時にコンビニを利用する感覚で、ヤシ市の学生はよく手軽にパンを食べている印象があります。ルーマニアにも一応24時間営業のお店もありますが、PETRUやLUCA、FORNETTIなどのチェーン店のパン屋さんがその立ち位置に近いのかな?と個人的に思っています。covrigは1個日本円で100~150円くらいと安く、焼きたては格別です!♪ワークショップの終わったお昼過ぎ、パンフレットの原稿データの仕上げや確認が完了し印刷屋さんに駆け込み必要部数を印刷してもらいました。14:00過ぎに印刷が完了して会場へ戻り、それから手伝いに来てくださった日本文化センターの角さんやイザベラさんたちの手もお借りして、数枚1セットで折りホッチキスで製本する作業を行いました。13:30~16:00 リハーサル緊張をほぐす為のウォーミングアップも兼ねて、一通りの曲目を通してメンバー同士間での最終確認をするリハーサルを行いました。芸大の方が呼んでくださった照明業者の方ともこの時に初めて照明の依頼・確認を行いました。↑曲ごとに使って欲しい色や雰囲気を指示するためのメモ作成の様子18 :00~19 :00 公演本番17 :30頃から入場開始しました。17時頃からぼちぼちと会場付近に人が見え始めて、入場を開始するとまもなく会場内の椅子では足りなくなり、静羅太鼓が控え室として使っていた部屋の椅子も全部運び入れることとなりました。最終的に、会場には立ち見含めて200人程が見に来てくれました。来場してくださった方には、パンフレット1部と折り鶴を手渡していきました。パンフレットは150部、折り鶴は200個程用意しましたが、これらはいずれも全て配りきりました。↑折り鶴は、静羅メンバーが空いた時間を使って今回の公演のために一つずつ丁寧に折ったものです。連日練習やリハーサルがある中、ありがとう!お疲れ様です。18:00 いよいよ開演の時間です!\\\えいえいおー!///気合を入れていざ出陣!予想以上にたくさんの方が演奏を見にきてくださった嬉しさと緊張…!!1曲目のほら貝の音色と、銅鑼の猛々しい音が会場に響き渡ります。前半と後半の間には、15分ほどの休憩です。白いはちまきから、赤いねじりはちまきに早変わりして、水分補給などをしました。身体もあたたまってきて、静羅メンバーの皆の顔もほぐれていたように感じます。最後の1曲の演奏前に短い挨拶をさせていただきました。拙いルーマニア語でしたが、会場の観客の皆さんがあたたかく、優しく見守ってくださいました。ラストの曲演奏時に、つるしびなをスペシャルサンクスプレゼント! 来てくれた方々に最後まで演奏を楽しんでくれてありがとう!!という感謝の気持ちで、日本から持ってきたつるしびなの人形を投げて配りました。 会場のみなさんに手拍子をしてもらって、一緒に曲を楽しみました。20:30〜 お疲れさん会公演後、ヤシ市内のMammaMiaというレストランで静羅太鼓メンバーとお世話になった方々で食事をとりました。ルーマニアの伝統料理のサルマーレや、ママリガを頼んだり、カルボナーラやカツを頼んだりと、皆それぞれ好きなメニューを注文して舌づつみを打っていました。このお店に限った話では無いのですが、ルーマニアの伝統料理、ハンバーガー、アジアンフード、洋食などなど、ルーマニアのレストランは何でも屋さんのように豊富な種類のメニューをもっている場合が多いように感じます。ハレの日に飲むツィカというお酒おちょこ1杯くらい(20ccくらい)を、みんなで少しずつ飲んで楽しんだりもしました!とても、度数の高いお酒で私には少し(かなり)強かったです。活動報告のアップが遅くなってしまい大変申し訳ありません!現在、8月17日(木)静岡での凱旋公演の準備をさせていただいています!ご支援・ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします! ↓↓↓↓↓↓↓↓↓公演『ルーマニアと静岡 響く音色』クラウドファンディングページ もっと見る
静羅日誌 No.7
2023/03/22 12:00日付:3月3日(金) 天気:晴れ当番:O本日の行事・朝市で食料調達・スタジオでの練習・パラスモールでランチ・パラス正面通り・夕ご飯(朝市戦利品)・朝市で食料調達僕は日本でも朝市にあまり行ったことはないのですが、ルーマニアの朝市はとても規模が大きく、野菜以外にも、チーズ・お菓子・パン・花飾りなど、さまざまなものを売っていました。みたことない野菜や、野菜の酢漬けがあり、みてるだけでも楽しい場所です。チーズなどは頼めば味見させてくれますし、何に使うか聞けば親切に教えてくれました!本当に明るい人が多く、活気がある市場でした。・スタジオでの練習朝市の後はスタジオで練習を行いました。連日で練習しているおかげかだいぶ一曲一曲に磨きがかかってきました♪後は笑顔で楽しそうに演奏できれば完璧なのですが、間違えないようにた打とうとすると、どんどん真顔になってしまいます…( ˙-˙ )本番までは表情筋を柔らかくする練習もした方がいいかもしれません…・パラスモールでランチ練習後はパラスモールという私たちの下宿先近くにあるショッピングモールでお昼ご飯を食べました。大きなフードコートがあり、バーガー、ポテトなどのファストフードからヌードル(ラーメンやそばではない)、タイ料理やルーマニア伝統料理など、幅広いジャンルの食べ物がありました!私は本格的なバーガー店でバーガーとポテトを頼んだのですが、野菜たっぷりでパンも美味しく、正直今までに食べたバーガーで1番美味しかったです。・パラス正面通りパラスモールへ続く通りには、たくさんの出店が並んでいます。服や帽子、ブローチや宝石、ルーマニア名物のホットワインやはちみつなども売っています。通りでギターを演奏してる人がいたり、店の前で飲み物を飲みながら談笑していたり、とっても穏やかな雰囲気の場所でした。・夕ご飯朝市で手に入れたチーズや果物は、その日の夕飯に食べました。どれも新鮮なだけあってとても美味しく、品質の高さに驚きました。ちなみに果物は細切れにしてサワークリームと一緒に食べて、フルーツヨーグルトのようにして食べました。フルーツの酸味とサワークリームの酸味がマッチしてサイコーでした! もっと見る
公演無事無事開催してまいりました!本当にありがとうございます!
2023/03/22 01:30静羅太鼓から応援・ご支援くださった皆様へ2023年3月6日(月)ルーマニア北東部の都市ヤシにて、和太鼓公演を開催し、当日はワークショップ・公演ともに多くの人にお越しいただけました。自分が最初に思い描いていたよりもずっと大きな規模でたくさんの人に、和太鼓の音色を届けることができて、応援やご協力くださった方々には本当に感謝しかありません。また、日本から参加したメンバーも全員無事に帰国することができ、企画者としてほっとしています。本当にありがとうございます!!公演に関してのご報告が遅くなってしまい大変申し訳ありません。公演の詳細、前後の様子などは活動報告より随時更新してまいりますので、よろしければそちらもご覧ください。また、応援・ご支援下さった皆様に向けてのリターンを準備・発送作業などを開始致しました。発送の際にはメールでご連絡させていただきます。どうぞよろしくお願い致します。静羅太鼓 丸山桜 もっと見る
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