今回の水素バイクプロジェクトは
iBの創業70周年記念事業なんです。
よく、企業の周年事業では一流ホテルでパーティーやったりしますよね。
iBもできるものならやってみたい気持ちはあったんですけど、何百万円もかかるんですよね。
そんなお金ないしな~。でも70周年を記念はしたいし、多くの方に知ってもらいたい。70年も頑張ってきたんですよって。
それと同時に、じゃあ70年間iBは何をやってきたのか、っていうことなんですよ。
iBは内燃機屋として、その創業の瞬間から使って古くなって傷んだエンジンを新品エンジンのように直す仕事をしてきました。70年間。
そのことに誇りを持って取り組んできたんですけど、そのエンジンが環境に悪いかのように今言われつつあるんですよね。
特にiBが得意な2ストエンジンを、iBが耐久性よく直せば直すほど、設計の古い2ストエンジンは小さい割に良くない排気を多く出し続けてしまう。
これをどう考えればいいのか。
自分たちは環境や地球に、人類の存続に悪いことをしているのか?
そう考えるのは耐え難いことでした。
そうして悩みに悩んだ末に、ついに思いついたのが水素でエンジンを回すことだったんです。
水素で2ストエンジンを回す。
そんなことが本当にできたら、どんなに素晴らしいことだろう!!
こうして 20年前に始めたものの、技術的にも経済的にも壁にぶつかって停滞していたiBの水素バイクを、70周年のこの機会にもう一度蘇らせよう!
また技術的な発見もあり、世の中の水素社会を取り組む環境も整いつつあり、今こそ水素バイクを推し進める絶好のタイミングだ!というのが今回のCAMPFIREでの挑戦だというわけなんです。