<特別インタビュー hanaha's kitchen齋藤佑子さん>
「店舗を持たない月餅専門店」として、齋藤さんは各地のマルシェやシェアキッチン、
また通販にて豊富な種類の月餅を製造・販売されております。
洋光台エリアでは、齋藤さんが作られる月餅のファンが多く、午前中には売れきれてしまうほど大人気。
今回はhanaha's kitchen齋藤佑子さんに、ご自身が月餅作りを始められた経緯やシェアキッチンの魅力について、お話を伺いました。
<月餅を始められた経緯>
娘3人が社会人となり、子育ても落ち着いたタイミングで「私自身何をしようか」を考える時間が多くなりました。
「漠然と何かしたい」という気持ちは今までありましたが、一歩踏み出せずにいました。
そんな時、両親を見ていてシニアになると料理が億劫になるという状況を目の当たりにし、コンビニの出来合いの食べ物でなく、自分の体を大事にできる食べ物を追求したいという気持ちになりました。
元々料理は好きでしたが、本格的に学ぼうと「薬膳と点心」が学べる料理教室に通い、そこで月餅と出会ったのです。
今では月餅専門店として毎日月餅と向き合っていますが、今まで月餅は食べてきませんでした。
横浜ですと中華街に売られている印象がありますよね。
今まで食べてこなかった月餅を料理教室で習い、最後にオーブンから取り出した時の豊かな香ばしさ、そして味に驚いたのです。
「こんなに美味しいものがあったのか」と、その美味しさは心にドーンと響きました。
初めての経験でした。
娘たちの応援もあり、「美味しい月餅を研究して、多くの人に食べてもらいたい」、その思いで始めたのが「hanaha's kitchen」です。
初めは原価の設定や食材探しなど、試行錯誤の日々でしたが、それがとても楽しいのです。
娘たちからも背中を押してもらい、マルシェに出店したり、娘が売り子として出てくれたり、パッケージデザインを考えてくれたり、家族で運営できることが嬉しく、心から感謝しています。
洋光台との出会いは、コミュニティカフェに置いてもらった事がきっかけです。その時にまちまどのスタッフが月餅を食べてくださり、マルシェに誘っていただいたことでご縁が繋がっていきました。
<シェアキッチンの魅力>
私の娘が、半年前に金沢区能見台でシェアキッチンをオープンしたのです。
キッチン名は「文と帆」といいます。
色んな方が活用しているのを間近で見ていると、シェアキッチンは、「やりたいを叶える」場所として最適だと思います。
・実店舗を持たない方針の方
・リスクを抑えて開業資金を貯めたい方にとって、
調理器具、許可(菓子製造、飲食店営業、密封包装食品製造業許可など)があるのは大きいですよね。
マルシェに出店するとき、毎回魅力的な出店者さんとお話しできるので、そこから広がる世界もあります。
その街のコミュニティと繋がれるのも、シェアキッチンやマルシェの醍醐味ですよね。
洋光台では「まちまど」の皆さんを中心に、エネルギー溢れる住民のみなさま、様々な繋がりを生んでくださり感謝しています。
<能見台にあるシェアキッチン「文と帆」のご紹介>
文と帆は
『製造許可を取得したキッチンのあるシェアスペース』です。
飲食店営業、菓子製造、密封包装食品製造業を取得しております。
ご利用は大きく分けて
キッチンスペースとフリースペースの2つ。
1)キッチンスペースでは、
販売用のお菓子を作ったり、カフェをオープンしたり、
ランチを提供したり、料理教室を開催したり・・!
製造したものをスペースで直売も可能です。
許可を取得している場所のため衛生面の観点から会員制となっています。
2)フリースペースでは、
ワークショップやお教室を開催いただけます。
椅子と机のご用意があり、ゆったり使っていただける空間です。
その他定期的にマルシェやカフェイベント等も開催していきますので、借りる方だけでなく、たくさんの方が楽しいを見つけられる場所となっています。
詳細、また見学のご予約は、Instagramをチェックしてください。
https://www.instagram.com/p/Cl0wFuyvxus/