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空爆が続くミャンマーへ。教育支援で子どもたちに明るい未来を。

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

2021年2月、ミャンマー国軍によるクーデターが発生し、国軍の空爆から逃れるため、ミャンマー周縁部の少数民族たちは山中での避難生活を強いられるようになりました。人々は今も、森の中での不自由な避難生活を続けています。避難生活が長引く中で、十分な教育を受けることが困難な子どもたちを支援していきます。

現在の支援総額

216,000

21%

目標金額は999,240円

支援者数

34

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/03/03に募集を開始し、 34人の支援により 216,000円の資金を集め、 2023/03/31に募集を終了しました

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空爆が続くミャンマーへ。教育支援で子どもたちに明るい未来を。

現在の支援総額

216,000

21%達成

終了

目標金額999,240

支援者数34

このプロジェクトは、2023/03/03に募集を開始し、 34人の支援により 216,000円の資金を集め、 2023/03/31に募集を終了しました

2021年2月、ミャンマー国軍によるクーデターが発生し、国軍の空爆から逃れるため、ミャンマー周縁部の少数民族たちは山中での避難生活を強いられるようになりました。人々は今も、森の中での不自由な避難生活を続けています。避難生活が長引く中で、十分な教育を受けることが困難な子どもたちを支援していきます。

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カレン族人道支援プロジェクト「空爆が続くミャンマーへ。教育支援で子どもたちに明るい未来を。」クラウドファンディングキャンペーンは本日最終日を迎えました!

これまでにご支援いただいた皆様、拡散などにご協力いただいた皆様には、スタッフ一同、心よりお礼申し上げます。

最終日となった本日は、インターバンド代表・小峯より皆様へご挨拶をさせていただきます。


インターバンド代表の小峯茂嗣です。

私たちのプロジェクトは、タイのカレン族の人々による支援グループ「国境緊急支援チーム」を通じて行っています。このクロスボーダー支援プロジェクトを発案した背景にある、私とタイ・カレンの人々との出会いについてお話をさせていただこうと思います。

私は、アジアやアフリカでのNGO活動の現場経験と、大学院でのフィールド研究経験があったことから、2004年から早稲田大学の講師となり、学生たちとタイで活動するプログラムを担当しました。タイで出会ったチェンマイ師範大学の学生の1人がカレン族出身で、彼女の故郷の山を案内してもらえました。そして、その村の出身で初めて大学を卒業したというカレンの女性とその仲間たちが運営するNGOと出会いました。彼女を通じて、それ以後、山の上で暮らすカレンの村でホームステイをしたり、畑仕事を一緒にしたり、村で運動会をするといったプログラムを学生とやっていました。

このプログラムで何度もタイのカレンの村を訪問するようになり、山で暮らすタイ・カレンの人々の精霊信仰や、自給自足の暮らしのこと、また近代化が山に押し寄せるようになって、様々なモノや貨幣経済が浸透してきて、伝統的な暮らしが失われつつあることを見てきました。彼女たちのNGOは、失われつつあるカレン族の伝統ー例えば、草木染めによる機織物や、口承伝統等の記録、他にも山で生きていく上での様々な知恵ーを残していこうと活動しています。

私も学生たちも、自然とともに生き、自然の恵みに敬意をもって生きるということについて、たくさん学びました。そのような中で、タイ・カレンの人々による伝統の継承、同胞支援、権利保護をしていこうという団体がいろいろあることを知りました。

そしてまた、同じカレン族ということで、クーデター前から、タイ側の難民キャンプに暮らすビルマ・カレンを支援したり、国境を越えてビルマ・カレンの人々の支援に取り組む団体もあることを知りました。そしてこのような団体達が、ゆるやかな同胞ネットワークを築いていることも知りました。


2011年3月、学生たちとプログラムのためにタイに向かっている途中で、東日本大震災が起きました。驚くことに、タイの山奥で電気もなく携帯電話の電波も弱いにもかかわらず、みなさん日本の惨状のことに心を寄せてくれていました。 私たちがプログラムを終えて帰るときに、彼らは「日本は大変だろうから、村のお米を持って帰ってくれ」と言ってくれました。

この村では米は100% 自給です。お金を出して米を買うことはしません。それなのに自分たちが食べるお米をいくらかでも寄付してくれようとしたのです。

とはいえ、そんなたくさんの米を持って帰ることができません。私たちは「それならば、そのお米を売ったお金を現金として寄付していただければと思います」と言うしかありませんでした。そして村の人たちはそのようにしてくれました。


2021年2月のミャンマーで、国軍がクーデターを起こし、国民に抵抗する少数民族の政治勢力の支配地域に空爆を始めて、多くのカレン族が避難生活を余儀なくされました。

タイとの国境を越えて避難する人々を、タイ政府はミャンマーに追い返しました。その結果、タイとミャンマーの国境地帯で避難生活を送らざるを得ないミャンマーのカレン族の人々が数多く生まれました。 タイ・カレンのグループは、タイで募金や米などを集めて、国境の川を越えて支援していこうと、「国境緊急支援チーム」を団体を越えて立ち上げて、支援活動を行っていました。その中に私と交流があったNGOも関わっていました。

私たち外国の団体は、ミャンマーの中で自由に支援活動をできる状況にはありません。しかし現実には悲惨な苦しみにある人々が数多くいます。支援を送るためには、インフォーマルな越境ネットワークを生かせるのではないかと考えました。そして、タイ・カレンの長年の付き合いがある人々は、それに賛同してくれました。

私たちの支援活動はこのようにして始まりました。


以前、国連世界食糧計画(WFP)のミャンマー事務所の方とオンラインで話したことがあります。国家間組織であるWFPは、ミャンマーを実効支配している国軍の意向を汲まねばならず、必ずしも必要としている人たちに支援を送れないことがあると聞きました。多くのスタッフをかかえて資金も豊富な国際機関で、ノーベル平和賞も受賞したWFPでさえも、できないことがあるのです。 国軍の攻撃を逃れてタイとの国境の近くで避難生活をしているカレン族の人びと―彼らも国際機関の援助を受けられないでいる。

インターバンドは国際機関ですら救えない人々に、「クロスボーダー(越境)支援」という形で、支援を送っています。タイとミャンマーの国境にまたがって分布するカレン族の人々の持つ「インフォーマル」なネットワークを通すことで、支援を実現しています。

長年の人と人とのつながり、同胞たちへの愛、広い意味での人間愛。

東日本大震災が起きたときに、タイの山奥の村の人が、自分たちの大切なお米を分け与えてまで、日本の地震の被災者に心を寄り添ってくれたのと同じくらいに、ミャンマーのクーデターで被災しながら避難生活を余儀なくされているカレン族の人たちに、ぼくたちは心を寄せているでしょうか? 皆さんにご協力を呼びかけているプロジェクトにはそんな「国境なき人類愛」…と言うと大げさかもしれませんが「国境なきお互い様」があるのかなと思っています。

災害大国日本では、僕もあなたもいつ被災者になるか分かりません。だけど、あなたも知らない名前の国の山奥で暮らす人々の中にも、きっと私たちの惨状に心を寄せてくれているのを考えると、私たちも何か行動を世界に向けておこすことが大事だなと思うのです。

一人ひとりの人として… 私たちインターバンドの「国連にもできない人道支援」によって、困難な状況にある人たちを、皆様のご協力をいただきながら応援していきたいと思います。

よろしくお願いいたします! 


小峯茂嗣 NPO法人インターバンド代表理事

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