支援者の皆様へ非常に残念な報告をしなければなりません。 ゴルフリゾート開発について、県が審査していた農地転用・開発許可が本日付けで許可が降りたという情報が入りました。 おそらく明日には報道されます。 4月に確認した時点では動きがなく、開発許可担当の建築指導課、および農地転用担当の農政経済課、共に担当者が変わったタイミングで、GW明けにいきなり許可が出たことに大変驚いています。当方らが副知事との面談依頼を調整している矢先でした。開発許可においてはゴルフ場開発に関する指導基準要綱にて「天然記念物の生息を妨げない」とあります。これをどう確認し、判断したのか。また、農地転用では地下水による周辺農地の影響が審査項目にあり、どう確認したのか。上記を例とし、許可が降りたことに大きな疑問があります。 ネイチャーポジティブをうたっている沖縄県として、非常に残念な姿勢です。 WWFジャパン、および弁護団との協力体制は引き続き組み連携し、これから情報公開請求を行い、許可が降りた状況について調査し分析します。 県に対し行政不服審査、開発許可差止訴訟に進むこととなります。 並行して石垣市に対し訴訟を2件進めています。ただし、残念ながら、県に対しての開発差止訴訟も含め、いずれも法的に直接、開発工事自体を止める力はありません。 一方で、アマミノクロウサギ裁判のように開発許可が出た後に裁判が抑止力となって開発されずに勝利した事例もあります。 諦めずに生物多様性破壊が最小限になるように尽力します。
皆様の応援のおかげで、ゴルフリゾート開発について、農地転用・開発許可、共に降りることなく新年度を迎えることができました。 県が設けるゴルフ場開発の指導要綱基準の内容や、農地転用の審査項目を考慮すると許可が降りなくて然るべき、なものなのです。しかし、市や事業者からの圧力も考えると県が真摯に審査されていることに感謝いたします。 年度末は許可が降りやすいため一年前を振り返りながら気が気でない状態でした。 新年度を迎えたから安心できる訳ではありませんが、この一年も八重山の自然の魅力を伝えつつ、開発阻止に尽力いたします。
本日、ゴルフリゾート開発予定地に隣接する「カンムリワシを守る農園」にて、カンムリワシの幼鳥が確認されました。独り立ちして間もない個体のようです。改めてこの場所がカンムリワシにとって重要であることが分かりました。引き続き、カンムリワシにとって安全な餌場となるよう、適切な距離を保って農園の作業を進めます。
ゴルフリゾート予定地周辺のマングローブにて、新種の巻貝が発見されました。ゴルフリゾート開発阻止に心強い発見です。この愛らしい生き物が守られますように。詳細は下記プレスリリースをご覧ください。https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1325.html発見者の福田先生は、軟体動物多様性学会に所属してらして、過去に、この開発におけるアセスメントの問題点について貴社会見を行った際にも大変ご尽力いただきました。https://www.wwf.or.jp/activities/activity/5377.html