ご支援ありがとうございます。フリースクールに通う保護者Fです。
ほんとにあたたかい場所で、ご近所さん、たわわ食堂のみなさん、たくさんの人のやさしさで成り立っています。「人と共に生きる」という事があたり前のように横にあり、それが自然に学べちゃう場所です。
うちの子、毎日楽しく通っています!
と書きたいところですが、当初週4通っていたのに、だんだん行ける日数が減り、太陽の光が嫌、人の多い場所が苦手、あれが嫌、これがダメ。で現在なんとか週1回通っています。
え、こんな自由な場所でも行けないの? 人との関係の中で学んでいくものだよね、週1回しかいかなくて大丈夫? 他の場所ならいける? 母の頭の中は原因探しと不安でいっぱいでした。学校に行けなくなった時と、なんら成長無く、同じ反応をしていたのです。
そんな状況をブレイクスルーする出来事がありました。兄との大喧嘩です。普段なら手が出そうなところで止めてしまう私。ぐっと我慢して推移を見守りました。そしたら、普段隠していた感情ががんがん出てきたのです。
学校に行こうと頑張ってみたこと。でもだめだったこと。泣きながら色々な思いを吐き出しました。私が思っていた以上に深く深く葛藤し、もがき、考えていました。ああ、この子はちゃんと成長している。大丈夫だ。兄も私も、そう思いました。
次の日、いつにない軽い足取りで「和草」へ。しかし、建物に入るもスタッフの姿が見えず一転帰りたいモードに。そこにひょっこり現れた石尾さんの顔をみると「じゃあねー」とあっさり離れていきました。その日、まーちゃんには「やっと家庭内で自分の理解が進んだー。」と嬉しそうに話していたのだそう。はい、理解の遅い母で申し訳ありません。
顔を見ただけで安心しちゃう人がいる事。嬉しい時、苦しい時、話したくなる人がいる事。それが何よりありがたく嬉しいです。日々、信頼を重ねて向き合って下さったからこそ。
学校に行けないなら、適応教室やフリースクール、オルタナティブスクールに。不登校はそんな単純なものではない事を、我が子を通じて知りました。さなぎの様に引きこもる事が必要な時期もある、と今は思います。変わらず週1通い。でも家時間も充実しています。
こんなことがあったよ、と誰かに言いたくなった時、外に出てみたくなった時、一歩が踏み出しやすい場所。会ってもいいなと思う人がいる場所。そんな場所になれたらいいなと、少人数の居場所づくりなど、和草ではいろんな夢やアイディアが交わされています。
私たちのはじめの一歩、クラウドファンディング。温かいご声援に日々励まされています。本当にありがとうございます。皆様と一緒に、夢を叶えたいです。