先日報道されました福井県の「子犬工場」
私の周りの方々が、このニュースの事をよく私に話してくれます。
今回のプロジェクトを通して、少しずつですが、周りの方の保護犬に対する意識が変わっているような気がします。
それだけでこの活動は意味がある、と感じます。
しかし、なぜあんな事が起こるのか、、、
ペットブームになると、金儲けをしようとするヒトが絶対でますよね
そしてその方達は、動物を生き物ではなくモノとしてみている
だから、可哀想などは感じない。
でも、そんな世の中にしているのも私たちなのだと思う
私も偉そうなことは言えない
子犬が可愛いと思うし、もともと知識がない時はペットショップから動物は飼うもの、だと思ってましたから。。。
ちょっと今日は私のお話をさせてください
我が家には愛犬のココがいます。
だいぶ大きいんですが、いちおう豆しばです。
この子が我が家に来たのは7年前。
我が家の事情で、動物セラピーを考えた私の母が、犬を飼っていいよ
と言ってくれたんです。動物が苦手な母が、、、
もちろん即行動!信頼の厚いブリーダーさんの所へ伺いました。
そこの方は、柴犬と豆柴だけを20年以上育てらっしゃる方でした
20匹ちょっといたと思います
朝夕と、2回の散歩を2匹ずつ連れて、お世話が行き届いていました
育った環境とブリーダーさんの人柄で即決
その日から、我が家の家族となりました。
ただ、今思えば、私のその時の状況はお世話なんてまず無理で(仕事の拘束時間が長く、、)
誰が?というと、自宅にいる動物苦手な母に全部お世話がいきました
我が家に来た日は、寂しくてピーピーなくので母は一睡もできず
(私と父はぐっすりでした笑)
次の日2人きりの時に、子犬のココがお尻を高くあげて、
「ワンっ!(遊んで!」と吠えたそうです
あまりの大きい声に尻もちつき、びっくりしてブリーダーさんに速攻電話。
「ワン!ってなきました!どうしたらいいんですか!?」
と。
動物が苦手で軽いノイローゼになりながらも、きちんとお世話しなきゃ、という気持ちの強い母。
何かある度に電話。ブリーダーさんは丁寧な応対をして下さったそうです
(よく電話してくる方だな~、きっと心の中で思ったでしょうね笑)
ココが育ったのは間違いなく母のおかげです
叱る時は、そこまでしなくてもいいんじゃない?と思う位、厳しい態度で接していましたから。
それが大事なんですよね
母は「躾」に関してとても芯があります。
「子犬も子供も同じだと思うな、叱る時は真剣に、そしてたっぷりの愛情で。
時間じゃないの、どれくらい深い愛情で接したか、よ」
と。
何が言いたいかというと、、、
子犬が欲しいという気持ちはとてもわかります
子犬にしかない可愛さがありますよね
でも仕事をしている方が小さい時に躾できるのか?
お世話がとても大変な時期に、途中帰ってきてお世話をできたり、家族の誰かが可能であれば全然問題ないと思います
ただそうでなかった場合
躾ができずに育った子たちはどんな子になるのだろう
鳴き声がうるさくなる?
噛む子になる?
我がままになる?
じゃあそれは、その子たちのせいなの?
子供が勝手に育たないのと一緒で、人間の生活に共存していくこの子たちにも、導く人間が必要。
それでも犬を飼いたい、家族としてむかえたい、
と思う方もいらっしゃいます。
躾が必要な子犬、ではなく成犬になっている子を迎える
そう、保護犬をむかえる
この考えがあれば、もっともっと広がるんじゃないのかな
知らないだけ、、、
私も知らなかった
でも知ったから、みなさんに伝えたいんです
長くなってしまいましたが…
あと一週間、よろしくお願い致します