保育所保育指針より
幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿
〜13:数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚〜
「遊びや生活の中で、数量や図形、標識や文字などに親しむ体験を重ねたり、標識や文字の役割に気付いたりし、自らの必要感に基づきこれらを活用し、興味や関心、感覚を持つようになる。」
初めに一緒に駐車場で
「走って!止まって!曲がって!」
初めは彼の指示にロボットのようになり、
遊んでいたところからです。
「え〜〜〜わかんないよ!」
私の一声をきっかけに彼がチョークで
書いてくれたのがこちら↓
「赤が止まれ!青は進め!黄色はゆっくり!」
標識の役割に気付いて活用してますよね!!!
そして相手にわかるように伝えるツールとして
言語以外の表現方法として選んでいます。
数字は後で彼が「もっとわかりやすいように」と
足してくれたものです。
「1、2、3、、、、4だけ書いて!」
ゆっくりゆっくり少し遅いと感じるくらい
無言で書いて見せます。
特に言葉は要りません。
その次の日彼が一番に渡してくれたのがこれ↓
後からお母さんに話を聞いたのですが、
「繊細さがあるみたいで文字がうまく書けない!って
なって以来、最近全く書かなくなってたんです。
明日渡すから!って自分で用意してたのびっくり!」
昨日書けなかった「4」にも挑戦していますし、
「誰かに何かを伝える」という文字の役割や機能についても
しっかり学んで意欲的に自主的に取り組んでいますね!
他にも一緒に走る中で
「○週目〜」と数えて助数詞をさらっと
入れたり、保育士は遊びの中で子どもたちがたくさんの学びを
得られるように援助します。
走っている中では、体のバランスや体幹に異常がないかを
観察していますし、どこに興味関心があるのか素早く洞察します。
援助がいるのか、いらないのか瞬時によく考えます。
保育所保育指針とは国が出している方向性。
国は世界の動きを踏まえた上で、
今の子どもたちに必要な力として
こんな風にしっかり明記しているのです。
「本人の必要感に応じて」
!!!!
重要なのはここです。
早く〜〜できるようになってほしい
勉強で困らないようにしてあげたい
もちろん周りの大人や親の子どもを思う気持ちは
わかりますが、
早期の認知的教育はあくまでも
「本人の必要感に応じて」
「自主的に」
でなければ小学校3年生以降で逆転することが
わかっていますし、
英語教育も「ダブルリミテッド」と言って
危険性を孕んでいます。
本当に必要な情報が子育て世代に届きますように!!!