多機能型事業所スピカの新田です。
いつも大変お世話になっております。
今日は私見で申し訳ありませんが、旭川女子中学生いじめ凍死事件のことについてお話します。
ご存知の方も多いと思いますが、この事件については未だに「いじめ」が原因なのか不明とされており、今日のニュースでも第三者委員会が「いじめ」と自死の関係を明確に結論付けませんでした。
第三者委員会の言い分としては、
抑うつ状態になる原因がいじめ以外に少なくとも二つあった
一つ目は、発達障害という特性があり学校になじめず孤立したこと
二つ目は、学業での挫折
その上で「これらがどの程度の割合で、どのような形で関与したかは明らかにできなかった」
とのことでした。(詳細は以下のYahoo記事参照ください)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9e956edb2840eb534b5a90047bf6887975770d8
この第三者委員会も含め、旭川市、そして学校、教育委員会は何を言っているのでしょうか?
発達障害を持った児童が、自慰行為を強要されるほどの苛烈ないじめを受け続け、それを放置したのは明らかに学校と教育委員会であるにも関わらず、自死の原因は「発達障害」と「学業の挫折」では、自死の原因は「自業自得」と遠回しに言っているようなものです!
このニュース関連は初めて見た時から大きなショックを受けていましたが、今回のニュースを見て怒りを通りこして本当に悲しい気持ちになってしまいました。
自分が「多機能型事業所スピカ」を立ち上げるきっかけになったのも、この事件が一つの要因です。
軽度の発達障がい(グレーゾーン)の児童は、学校生活にうまく馴染めず逃げ場を失ってしまい、それを周囲がフォローできなければ重い二次障害につながり、うまく社会に馴染めず「不登校」「ひきこもり」、そして、旭川の事件のように自死を選択してしまう子ども達が増えていくと思います。
「子ども達」は「未来への大切な宝物」です。
それを簡単に手放してしまうような社会に未来は無いと思います。
私に日本中の子ども達を救うことはできませんが、私の近くで縁のあった子ども達に同じ様な思いをさせたくありません。
スピカはそんな子ども達が安心できる、その存在の大切さが認められる施設でありたいと思います。
できればこの思いが、この支援の輪が広がり、日本中の子ども達が救われることを祈ります。
合同会社Spica 代表:新田 哲男
ご支援は下記リンクからお願いします(5/11まで)
https://camp-fire.jp/projects/view/662626