北海道美唄市のオーガニック農家・ビーマイ倶楽部の池田さんとご縁をいただきました。
池田さんは<生で食べられる>超高糖度オーガニックとうもろこしを生産されています。市場にもなかなか出回らないそのトウモロコシは、テレビでお馴染みの料理評論家の方も大絶賛。「生きてきた人生の中で一番美味しかった」という方がたくさんおられます。
しかし、そんな池田さんのとうもろこしも、35,000本廃棄の危機に見舞われました。2021年のことです。コロナの影響で買い手がいなくなってしまったそうです。たくさんの支援のお陰で、その時はなんとか乗り越えられたそうですが、今年もコロナショックが冷めやまぬ中、世界情勢や円安の影響で、肥料代、輸送費高騰で、かなり苦戦を強いられているとか……。
そこで、当社でも微力ながらお力になりたくて、池田さんとパートナーシップを組むことにしました。というのも私は7年半、北海道函館で暮らし、農家の方々にはたいへんお世話になった「恩」があるのです。
7年半の北海道生活で感じた野菜のおいしさ
2014年9月から2022年3月まで、私は函館で暮らしていました。
鹿部町という人口3800人の小さな漁師町の水産加工場に勤めていたんです。当時は、毎朝5時に起きて、地方卸売市場に出向くのが日課でした。
当時の動画があるので、よかったらご覧ください。
北海道生活で感激したのは、日常的に買える野菜や果物、魚、肉の"圧倒的な"美味しさです。
住んでいたところのすぐ隣町は、果物で有名な七飯町というところで、農家さんが野菜や果物を直売していました。週末の楽しみは、そうした直売所で野菜や果物を買うこと。「こんな値段でいいの?」というくらい激安なのに、素材の味が濃くて、じゃがいもなど、レンジでチンするだけでも、本当に美味しかったのを思い出します。
トウモロコシも、同様でした。もぎたてのオーガニックとうもろこしは、生でも食べれるんです。シャキッとした歯ごたえで、とんでもなく甘く、野菜というよりまるでフルーツ。糖度はなんと、18~20度。これは、高級シャインマスカットと同じ糖度です。池田さんがオーガニックにこだわり生産しているトウモロコシがまさに、コレ。
職人気質の池田さんが作る、生で食べれるトウモロコシ
池田さんは「自分が惚れる野菜しか作りたくない」といいます。オーガニックにこだわるのも、人の身体に負担の大きい、化学的な農薬を使いたくないから。
オーガニック野菜は、人の自然治癒力を高めると池田さんは信じています。実際、池田さんのお母様はご病気で味覚を失いつつあったそうですが、池田さんが丹精込めた育てた野菜の甲斐あって、味覚を取り戻しました。農家を始めたのも、お母さまの病気を治したかったからだそうです。
皆さんはご存じでしょうか?トウモロコシというのは、その高い糖度ゆえに害虫が広まりやすく、一夜にして全滅することも珍しくありません。リスクが高いので、生産者はさほど多くないのが現実なのです。まして、オーガニックともなれば、なおのこと。
池田さんが作るトウモロコシが、多くの人の心を揺さぶるのは、そんな難しいことに挑戦し、オーガニックにこだわって、トウモロコシ本来の美味しさを皆さんに届けたいという情熱があるからでしょう。
現在、池田さんもCAMPFIREでプロジェクトを公開しています。ぜひ下記より応援してください!
https://camp-fire.jp/projects/view/656770
池田さんとのコラボリターンを準備中!
実は今、池田さんとのコラボリターンを準備しています。当プロジェクトでも、池田さんが育てた野菜の詰め合わせをお届けしたいな、と思っているのです。
私はもともとレストランに勤めていて、シニアソムリエの資格を取得しました。ワインもまた農産物の賜物です。美味しいワインは、良いブドウからしか作られません。ワインと料理を合わせるときにも、化学調味料で調味された料理では、合わすのが難しいのです。個人的な感覚ですが、飲み込んだ後にピリッとした刺激を舌に感じます。
池田さんほどではありませんが、食材選びには、割とこだわる方なんですね。
そんな池田さんの野菜と、ソムリエとしてのコラボリターンを近いうちに公開しますので、ご期待ください!