梅雨の6月になりましたね。アーティスト Priscilla Lei (プリちゃん)です。
私たちのアートブック第二弾の出版に向けて、自分の過去や作品を遡りながら内省する日々。
実は5月いっぱいをかけて、”掲載する全作品”を一番納得いく形で確定することができた。
今作は、”全88作品”。
あらかじめ掲載予告していた、日本一周の旅路を通して産まれた「Soul Journeyシリーズ」
そして。。
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「プリちゃんは、まだまだこんなもんじゃないよ」
再び脳裏に浮かんだ、懐かしさを感じる、あの優しい声。
将来に対して明るい希望・展望が見出せずに、失意の底にいた10年前の私。
描いてみても、気づけばまた闇に呑まれてしまう。お先真っ暗のように思えて、前に進むことが怖くて怖くて仕方がなかった。刻々と過ぎ去る時間が、どうしてもストップして欲しかった。
そんなときに、励ましの言の葉を贈ってくださった人がいて。
当時は半信半疑で受け取っていたけれど、、、
自分を信じるために何度も言い聞かせるほど、私にとって大切なワンフレーズになっていた。
あなたがいたから、2023年6月の私がいます。
心から、ありがとう。
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悩むこと・苦しむこと・涙することは昔と変わらずある。。ほんと、色んな姿・形を変えて突然やってくるから、やめてていただきたいくらい。
2023年6月の今も抱えているものがあるし、日本一周をしていた2022年もあったし、その大きな変化を望むに至った2021年もあった。
生きている限り、なくなりはしない感情たち。
でも、向き合い方は10年前の私と比較して成長できたと思う。
アートを創作・発表するという、”活かし方”にも気づけたことも大きい。
それに、笑顔でいれる日もあるし、”明日を生きることが楽しみだなぁ”と心底感じれる私もいることが本当に嬉しい。
もし、10年前の私に会って伝えることができるのだとしたら、、、こう伝えたい。
「あなたは大丈夫。そこから10年の月日が流れたとしても、夢のカタチは変化しながら充実した毎日を生きてるよ。お先真っ暗なんかじゃないよ。今は信じられないと思うけどね。」って。
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「本当に、このままでいいのかな?」
「本当は、もっとこうしたいんじゃないかな?」
新しい変化を求めているのに、なかなか変わることができなくて焦る私。
自分で自分に許可を出してあげること、一歩踏み出すことに何度も迷ってしまう私。
本音は昔から知っているのに、先延ばしにするクセがあることに気づく私。
どこかで”自分はここまでなんだ。。”と線引き・限界を決めようとする私もいる。。
そんなことを悶々と思い悩んでいた2021年。
一つの夢が叶っては笑い、一つの夢が破れて涙した大きな年。
でも、この春夏秋冬がPrologue(=序章)だったんだ。
なにもかも、うまくいくことなんかない。
それでも創作は辞めたくなくて、そのときの私で創って発表し続けた。
アートブック第一弾に掲載していない、日本一周を決意する前に産声をあげた作品たち。
それが、“Prologueシリーズ”。
どんな作品であるかは、完成をお楽しみにされてくださいね。
Priscilla Lei
プリちゃん