▼はじめにご挨拶
はじめまして、リバティキットグループの矢野です。
震災に被災された方々には心からお見舞い申しあげると共に災害支援に尽力されている皆様には安全に留意されご活動等、さぞご心労のことと拝察申し上げます。 私たちにできる事は1日でも早く皆さまが安心して暮らせる日常を提供する事だと考えます。
公式ホームページ:http://liberty-kit.com/
公式facebookページ:https://www.facebook.com/LogShelter/
▼リバティキットとは?
阪神淡路大震災を機に研究開発を重ね(耐震と自然素材)をキーワードに開発したのがリバティキットです。柱を組み合わせて作る耐震ログ工法の家づくりです。
これまでに、小屋から体育館まで建設した事例があります。
自分で造る家づくり
被災者やボランティア、有志を集めて簡単に組立できる小屋づくり
当社では、自社開発した早くてDIYでもできる縦型ログキットの仮設住宅をご提案します。国産杉材を使用した仮設住宅は心も体も疲弊した状態の被災者に、木の温もりと自然の癒しを与え明日への活力と英気を養える空間をご提供できます。
通常、家の柱として使われる105角の頑丈な壁は耐震建材として、更に大きな地震がきても安心して過ごす事ができます。
また仮設小屋として利用が終了しても、材料は移築や外構の塀、枕木、ガーデンブロック、バイオマス燃料としても再利用が可能な循環資源で、環境負荷をかける事なく解体時に廃棄物を極力減らす事ができます。
▼組織体制
鹿児島森林組合、福岡県大川家具職人、TAKA建築デザイン事務所
▼緊急仮設小屋基本プラン
最低限、足を延ばして寝泊りできプライバシーと安全に考慮した4.5帖のプランです。家具の転倒防止ストッパーや手摺りも自由に設置可能です。
基礎工事後の組立作業は2日程度あれば可能です。
今回、九州での大きな地震を受けて、当社も、ゆかりのある場所が多く被害にあい素早い対応が求められます。是非ともご検討頂ければ幸いです。
▼このプロジェクトで実現したいこと
熊本地震で、未だに余震活動が続き精神的にも肉体的にも避難所生活も限界に近付きつつあります。また復興仮設住宅も完成には時間がかかるのが現状です。その間にもエコノミー症候群やストレスで体調を壊される方が多く出ております。避難所に避難できない方々や自分の生まれた場所から離れたくない方々も多数おられます。
復興までの一時避難庫として作業場として、生活の場として1棟でも多く設置していく事です。
▼これまでの活動
熊本支援プロジェクトレポート
平成28年4月14日、午後9時26分頃 熊本地震発生 M6.5 震度7
平成28年4月16日、午前1時25分頃 本震発生 M7.3 震度7
4月25日現在 死者49名 建物5700棟以上が倒壊の危険性有り
前震
4月14日 午後11時 福岡市から熊本市へ向けて被害確認のため出発、高速道南関インター以降不通により下道で急行。 午前2時熊本入り関係者等の安否確認、復旧作業後4月15日午後6時頃、一旦福岡へ
本震
4月17日、熊本木造仮設住宅支援プロジェクト始動。 応急仮設タイプならびに、緊急用ログシェルターを開発。
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4月20日、支援金収集方法の決定と建設にあたる各業者と打ち合わせを開始。仮設とログシェルターの仕様確認。
4月21日、材料確保と被災地の情報収集と現地調査の準備に取り掛かる。
4月22日、情報収集中、SNSでプレハブ小屋支援協力の掲載記事を拝見して、当社が支援協力を行う為に、協力者の元、被災者へのアポイントを繋いで頂き、肉牛繁殖業の荒井氏と4月26日に打ち合わせと現場調査が決定。
4月23日、熊本の情報収集。熊本ビジネス支援室や知人郵便局長、トレーラーハウス業者、各農家さんなどに連絡。
4月25日、資料一式と支援品をもって、熊本に入り現地での情報収集も行う。
熊本に向かう高速では、沢山の自衛隊車両が熊本に向かっており、熊本地震の被害の大きさが伝わってきた。
福岡IC~植木町IC迄しか一般車両は通行できず、自衛隊などの緊急車両や災害支援の物資を載せた、熊本県認定登録されている大型トラックや業者などが益城IC迄通行可能になっており、地方から物資を積んだ一般トラックなどは通行出来ずに、植木ICで下りていた。
植木ICで下りると、熊本市内に向かう車両で渋滞しており、地域の方の話では、一日中渋滞しているとの事でした。
25日は、熊本北区と熊本西区、14日の地震の震源地、熊本県益城町に入って写真などを取り被災地の状況を確認した。熊本市内から益城町迄はインフラ整備やライフラインの復旧作業も進んでおり、益城町までは時間が掛かるものの益城町中心部まで通行可能でした。
益城町では、ボランティアや業者の方達が作業や住宅の調査などを行っていて、住宅の倒壊状況による張り紙もされてあり、至るところに黄紙(要注意) 赤紙(危険)が貼られてありました。
この現状の中で、自衛隊は避難所への物資配送、警察は町中のパトロールを行っており道路に面して倒壊している住宅などの撤去作業などは進んでいない様子でした。
地区によっては被災された方とボランティアの方達で撤去作業などを行っている所も確認できましたが被害の大きさに途方に暮れて困っているのが現状でした。
益城町の調査をして、道路の亀裂や隆起・住宅倒壊・断水や停電など、地震での被害状況を生で見て、改めて地震の強さと、地震の怖さ、を感じて、災害時の震災ゴミ問題に行政の対応が遅く、インフラ整備やライフライン復旧の対応を優先的に作業されてました。比較的被害の少なかった熊本県北区植木に滞在、体に感じられる余震が夜も起きておりました。地震発生場所からは少し離れてはいますが自分たちも不安に感じる事があったので震源地に近い被災者の方達はもっと不安に感じているのだと感じます。
今後、益城町では被災者への配慮(ケア)が必要ではないかと感じました。
4月26日 熊本県阿蘇市狩尾地区 肉牛繁殖業の荒井さんを訪問
午前8時に熊本県北区植木町を出発、渋滞を避けての早い出発であったが、既に市内に向かう渋滞が起こっていた。
廻り道で山越えをして熊本県小国町から阿蘇に入る、通常ならば1時間もあれば到着する所、3時間かけて到着。阿蘇市内を少し調査も含め、走っていると、山々には崩れたあとが10箇所、田んぼでは亀裂が出来て道路が2メートル近くずれており、自衛隊の方達が石などで塞いで通行できるように作業されてありました。
その後、阿蘇大橋対岸の地区に調査に入りました。この地区は特に被害が大きく、阿蘇大橋も含め地区全体の8割の住宅等が倒壊していて、自衛隊の方達やヘリ、TV局など多く見られ、まだ阿蘇大橋付近で見つかっていない1名の捜索に全力で取り組まれており一刻も早く見つかりますように願うばかりです。
その後、SNSでのやり取りで、教えて頂いた阿蘇市狩尾地区に入る。尾ヶ石郵便局近くの住宅前で復旧作業中の方にお声かけして、お忙しいながらも目的地まで案内して頂きました。
案内して頂いた方も、自宅が30傾ている被害に遭われており、ぎりぎりの精神状態であると察する所で、とても優しく自分達の話しを聞いて頂きました。
目的地に着くと、打ち合わせ先の荒井氏が倒壊した牛舎横に、仮のビニールハウスで牛の世話をなさっておられました。
お会いして、ご挨拶と、今回の支援についての経緯などをお話させて頂きました。
荒井氏は、牛の繁殖業をされており今回の地震で母屋や倉庫、牛小屋など全部倒壊しており下敷きになり亡くなってしまった牛も6頭いました。
荒井氏自身も家の下敷きになり、近所の方達によって引きずり出されたと言う。
そんな九死に一生を体験された中でも、自分の事より牛達の心配をなさっておられた所が一番印象的でした。
今回、荒井氏のお話を伺って、阿蘇市狩尾地区はボランティアの受け入れは、まだ始まっていないのと現在、撤去作業を地区単位で重機を用いて自分達で行っているそうです。
人手が足りず全部撤去するまでに2ヶ月以上かかる見込みだそうです。
阿蘇市では撤去した物を持っていく場所も少なく作業は進まない状況で、荒井氏も避難所から繁殖場まで毎日通っています。避難所が車で30分先の体育館の為、通うのも大変ですが牛の世話は欠かせない為、毎日来て一日中、牛の世話を行っております。
避難所では、荒井氏は動物を扱う事もあり匂いが衣服に染み付いて、避難所では匂いを気にして生活しにくいので車中泊されています。
しかし、そんな厳しい現実の中、荒井氏は色んな方達に支援されて感謝されてありました。
1つは、息子さんが鹿児島から職場の方と撤去の手伝いに来た時に移動手段が無いと不便だと言われ車を置いて行かれたそうです。熊本市内に住む娘さんも、時間を見つけては手伝いに来られるそうで、他にも東海大の学生が訪ねてきて何か手伝わせて欲しいと言われ片付け作業をやってくれたりしたそうです。
荒井さんは感謝してもしきれないと言われておりました。
今回、そんな荒井氏の思いも伺い、被災地の現状もお伺いして、被災された方達に自分達は木造プレハブ小屋を提供させて頂く事で支援ができればと思っておりました。
自分達にはこういった方法での支援しかできませんが、少しでも先に進む復興のお手伝いが出来るのではないかと思います。
▼資金の使い道
復興支援仮設小屋 1棟100万円 (Log-Shelterの建設)
材料費、運送費、建築費、その他諸経費
GW明けから基礎工事を始めます。
建設状況は、随時報告いたします。
また、1日でも早く復興に寄与するためにも
目標金額に達しなくてもプロジェクトは実行します。
1棟目の建築予定地です。
▼リターンについて
ログハウスキットで建てる過程で出る端材を使用して
心を込めて製作して送ります。
① サイコロプランター 2個
環境に優しい木材保護材を注入しており、そのまま土
を入れても大丈夫な仕様です。小物入れとしてインテリアとして
カラーは6色の中から抜粋して2色をお送りいたします。
▲サイコロプランター2個セット 9mm×9mm×9mm
② サイコロプランター 6個
環境に優しい木材保護材を注入しており、そのまま土
を入れても大丈夫な仕様です。小物入れとしてインテリアとして
6色セットです。
▲サイコロプランター6色セット 9mm×9mm×9mm
③ ログプランター
国産杉材の丸太組み模様の重厚感のあるログプランター
玄関前に、室内プランターにワンランク上の上質な空間を
演出します。リバティキットで使用しているジョイントの端材を
有効利用して製作します。
▲ ログプランター 240mm×240mm×150mm
④ ナンバーブロック
おしゃれなナンバーブロックです。使い方は自由です。
1から12番まであります。
▲ ナンバーブロック
⑤ ふみふみ君
杉の柔らかい質感と、2つの丸みで程よく足のツボを刺激します。
全ての健康は足元からです。
今回、被災者のエコノミー症候群防止として、被災者支援に寄贈しました。
▲ ふみふみ君 240
⑥ リバティキットブロック
リバティキットの家造りで出た端材を短くカットしたものです。
CDケース置きや癒しグッツとして、ご活用できます。
▲ リバティキットブロック
▼最後に
未だに余震が続く中で、避難から瓦礫の撤去、復旧、復興までの道のりは時間も費用も被災者にかかる負担は甚大です。また、仮設住宅も金属プレハブ住居の暮らしになると、精神的にも肉体的にも大変です。私たちにできる事は、本当に必要としている被災者に直接アプローチし木の癒し空間で身体的、精神的ストレスを減らし明日への英気を養う事が重要だと考えます。是非、皆さまのお力をお貸し頂ければ幸いです。
1人でも多くの被災者が笑顔に希望に繋がればと節に願います。
公式ホームページ:http://liberty-kit.com/
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最新の活動報告
もっと見る熊本地震被災地に仮設小屋を造りたい!!骨材を搬入し、土台敷き込みをしました。
2016/05/24 09:025月23日に、阿蘇市狩尾に骨材を搬入しました。 初夏の陽気漂う熊本県阿蘇市狩尾で、ようやく骨材の搬入ができました。 現地では瓦礫の撤去が進められ、以前あった倒壊した建物は、すっかりなくなっていました。 ボランティアの皆さんも一生懸命お手伝いをしていたので、少しづつですが前に進みだしているよ うです。 仮設小屋といっても、材料はしっかりとした材で頑丈な国産杉材を利用し 通常の住宅を建てるようながっしりとしたボリュームがあります。 土台、火打ち、柱、梁、桁、野地板、垂木、床材、金物などです。 前回お伺いしていたときに設置した基礎の上に土台を設置していきます。 水平を合わせるために、軽くモルタルで均してから、基礎の上にパッキンを設置します。 これは、基礎からあがってくる水分を直接土台にあたらないための処理です。 アンカーボルトの位置にあわせて土台にインパクトドライバーで穴をあけていきます。 今回は、DIYで造っておりますので細かな誤差は現場で修正しながらの作業です。 土台を敷きこんだら、大引き、火打ちをはめこんで、がっちりとした土台が完成です。 次回は、リバティキットの組立作業をします。 また、熊本地震での熊本県の小野副知事に面会して参りました。リバティキットグループとして、県の対応で行き届かない被災者の復興に、そして力強く新生していくために協議しました。様々な課題があるなかで、更にスピードを上げ活動していきます。 がんばろう熊本!! http://liberty-kit もっと見る
熊本を再生し更に新生する為に熊本地震復興対策プロジェクトチームを結成!
2016/05/16 22:37熊本を再生し更に新生する為に熊本地震復興対策プロジェクトチームを結成! DIYでもできる縦型ログハウスキット リバティキットを仕様し復興仮設住宅を計画しております。大きな特徴は、DIYでもできる施工性と、105角の厚みで耐震性、断熱性を兼ね備えており、尚且つ、運用終了後には、解体し再利用できます。廃棄材を極力少なくし、長期的にロスの少ない仕様です。今回、DIYでできる施工性能を活かし、崇城大学ボランティアビレッジの方々、熊本ヴオルターズの方々、被災者の方々等の有志で建築する事ができます。また105角の厚みとログ材で、手摺りや棚も自由に取付できます。仮設住宅等で運用終了後には、解体し再利用可能な循環資材です。板材等は、熊本県森林組合連合会より熊本県産材を使用し、少しでもストレスない生活ができるよう配慮しております。1棟でも多くの癒し仮設住宅を建設できればと動いております。http://liberty-kit.com もっと見る
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2016/05/09 11:49熊本県阿蘇市狩尾地区 復興支援仮設小屋の着工 天気予報の具合でGW明けから雨が降る予定だったので、5月8日復興支援仮設小屋プロジェクト着工しました。 早朝、福岡発~阿蘇までの道中、道は随分復旧していましたが、まだまだ被災した建物がそのままで復興までの道のりは険しい状況でした。 また、GW最後でボランティアさんの数も激減しており、まだまだ手が足りない状況で先の見えない不安を抱えての現状だそうです。 私たちも早速着工に取り掛かりましたが、5月の初旬で夏の陽気に大汗をかきながら基礎をつくりました。 前日の予報では晴れマークだったのですが、午後からは雨が降り出し、なかなか作業が進まない。隣では、膨大な瓦礫の撤去に ご家族総出で取り組まれており、私たちの方が逆に勇気づけられました。 次回は、建て方作業になります。 もっと見る
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