はじめに・ご挨拶
私達さんらんは2016年に葛飾で結成以来、社会を照射する作品をあたたかみのある演出で届けることを信条として、都内の劇場や古民家等で公演を重ねています。
社会や時代を見つめ、そこにある問題(家族の問題、都市再開発の問題、同調圧力の問題、アイデンティティーの問題など)を意識して演劇に昇華し、葛藤を抱える人々の生き様を繊細に描いています。
参考動画:さんらん第12回公演「おせん -煎餅の神様-」ダイジェスト版
https://youtu.be/E4BumXFGr8I
このプロジェクトで実現したいこと
さんらんは2023年5月に「シャーピン」という劇を第13回せんがわ劇場演劇コンクールでやる予定です。
せんがわ劇場(東京都調布市)は私達にとって、俳優の演技をお客様に感じていただく上で理想的な広さと特徴を持った空間だと思っています。
ただ、これまでは私達の予算規模などの条件から、利用させていただく機会はありませんでした。
今回、劇場が主催するコンクールの選考に通り2023年5月に上演させていただくことになりましたが、私達にはそのために必要なお金がありません。
またコンクール入場料は無料なので、上演に伴う収入もありません。
そこで、どうか皆様にご支援いただきたいと思っています。
東京、下町。シャーピン(中国のおやき)を生業にする、テキヤの兄さんと、スナックを切り盛りする妻、弟分。数年ぶりの縁日に張り切るテキヤの兄さんに、弟分は組合でシャーピンの屋台は出させないと言われたとつげる。何故シャーピンは駄目なのか?
♪シャーピン、シャーピン、シャーピン、ピン♪
プロジェクトをやろうと思った理由
「シャーピン」のテーマとしては、市井のひとの生活のなかに、排外的ナショナリズムが入ってきます。
強圧というには及ばないようにみえながら、社会生活のなかに入ってきて、従わざるをえないような流れにどう抗するかということです。
しかし、それ以上に、さんらんの持ち味のシンプルな装置、オーソドックスな会話劇で、三人の俳優の個性と演技、脚本の世界を、お客様に体感していただきたいと思います。
これまでの活動
2016年に葛飾でさんらんを結成。
初期は安部公房作『どれい狩り』『未必の故意』などを上演。
近年は全て劇団オリジナルで、『おかえり』『ゴン太のクリスマス』『掘って100年』等を上演。(作・演出は全てさんらんの尾崎。)
2020年7月に再演した『おかえり』は「第7回せんだい短編戯曲賞」の最終候補作品に選出。
劇団公演以外では、2019年に創立65年を迎えた劇団新人会の公演『新・ワーグナー家の女』(福田善之作)を演出・企画制作。
社会を照射する作品をあたたかみのある演出で届けることを信条とする。
資金の使い道
2023年5月にある第13回せんがわ劇場演劇コンクールで上演する「シャーピン」の準備に使わせていただきます。
可能性は低いですが、もし余ったら、2023年12月に王子小劇場でやる「タイムトラベラー大五郎」にも使わせていただきます。
リターンについて
10万円で、さんらん主催公演5年分ご招待(2028年いっぱいまで、1公演につきおひとり様1回のご招待)・さんらん2023年12月公演「タイムトラベラー大五郎」のアクリルキーホルダーと上演台本を会場でお渡しします。
1万円で、さんらん2023年12月公演「タイムトラベラー大五郎」のご招待(おひとり様1回分)及び公演のアクリルキーホルダーを会場でお渡しします。
5千円で、さんらん2023年12月公演「タイムトラベラー大五郎」のアクリルキーホルダーを郵送もしくは会場でお渡しします。
最後に
俳優が役をつくり、その場で生きて、相手役と心を通い合わせること。
それをリアルタイムで空間を共有する形でお客様にお届けする、それが私達のやりたい演劇です。
いわゆる演出の主張が目立つような演劇はしませんが、音楽や小道具にこだわります。
俳優がつくりだすに値する、役と物語を台本にします。
生でありながら、お客様に役の感情と状況をわかってもらえる演技を徹底して俳優に求めます。
その結晶として「シャーピン」の上演をぜひ成功させたいと思います。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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