はじめに
はじめまして。一般社団法人ハンズオンの共同代表をしている野崎です。現役の教員と話したい、相談したいという人が学校の外で対話できるという「会いに行けるセンセイ」という活動を行いながら、「のざたん」というニックネームで、Twitterやnoteで教育に関わることを日々発信しています。2023年5月から、シェアオフィスやコワーキングスペース、起業支援などを手がける、Kochi Startup BASE を高知市の京町商店街に移転させ、子どもが無料で利用でき、大人たちと共に学び育つコワーキングスペースの提供に挑戦しています。
解決したい社会課題
過疎化や少子高齢化が進み、高知県で暮らす人が減り続けています。2019 年には 70 万人を割り込んでいます。人口は減少をたどる一方ですが、移住してくる人が一定の割合はおり、高知県の盛り上げようとしていることも、2013 年に高知県に移住をしてきた身として感じています。
しかし、現役の教員として、高校生・大学生の声を聞いていて、気になることがあります。
高知県の就職意識調査によると、県内の高校生や大学生の将来の就職希望率を比較した際、「県内就職希望率 < 県外就職希望率」となっています。
大学進学率を見ると、県内大学に進学する残留率は20%強となっており、高校を卒業する生徒の約2,000人が県外に流出している。そして、大学卒業後の就職時に高知にUターンしてくる割合は2割弱ともいわれています。また、県内大学に進学する残留率は20%強ということは、県外から県内大学へ進学してくる学生の割合は70%となるのだが、彼らが就職する際には、県外に帰ってしまうケースが多くなっています。
高校生・大学生の話を聞いていると、就職の希望をすることの以前に「県内企業で働いている人と知り合うきっかけが少ない」という声を耳にします。特に、高校生からは「働いている人を知るきっかけすらない」ということを聞きます。この背景には、高校生の生活が学校と家の往復だけで終わってしまうということや、課外での活動するための拠点がそもそも存在しないということがあると気が付きました。そうした課題の解決のきっかけとして、Kochi Startup BASE を人との交流しながら学習する拠点にならだいだろうかと考え、高知市内の京町商店街に拠点を移しました。
移転後の Kochi Startup BASE にはコワーキングスペース・コミュニティスペース・シェアオフィスと3つのエリアを設けています。コワーキングスペース・コミュニティスペースはドロップインで利用することが可能です。シェアオフィススペースは、シェアオフィスとして年間契約をすることが可能です。
このプロジェクトで実現したいこと
Kochi Startup BASEを、中高生や大学生には学校外の人と交流しながら学習する拠点として使ったり、自分の挑戦したい活動のための場所として、大人にはリモートワークの環境としての利用、企業には研修の場や企業間の人材交流の場所にしてもらいたいのです。私たちが提供するKochi Startup BASEが子どもと大人たちの持つパワーに満たされ、お互いを分けずに交流できる、ノンアルコールな「ひろめ市場」のように活気あふれる空間になればいいなと思い活動を続けています。
中高生や大学生は、働く大人と同じ空間を共有することで、自ずと気づきや刺激を受けます。学校や家庭だけでなく、社会と接する場所が、Kochi Startup BASEをきっかけに広めていきたいと考えています。子どもたちが、働く大人と同じ空間を共有できるきっかけとして、高知で暮らす子どもたちに向けて、一人ひとりが「Being」に向き合い、当事者意識を持って行動していくためのマインドセットとやり抜く力の獲得を目指したプログラムを高知在住の小学生〜大学生を対象に提供する、こうち起業部"Switch" の活動の拠点として、活性化させていきます。当事者意識を持って行動したいと考える子どもたちに対して、Kochi Startup BASE を無償提供できるような仕組みづくりをしてまいります。
応援メッセージ
Still Day One 合同会社
代表社員 / パラレルマーケター
CLS高知発起人 / CMC_Meetup 主宰
小島 英揮 様
様々な組織や地域のコミュニティ支援をしてきた経験から、「会社ゴト/社会ゴト」と「自分ゴト」のベクトルがうまく合っているコミュニティはとてもチカラを持つと感じています。Kochi Startup Baseが、こうしたベクトルを合わせるための「向き合う」「気づく」「学びあう」「つながる」を提供する拠点として、地域に更に溶け込んでいけるように私も支援していきます!
資金の使い道
ご支援いただいた資金については、以下のように利用する予定です。
設備運営費:約50万円
Switch活動費:約40万円
手数料:約10万円 (GoodMorningでは9%(弊社掲載手数料4%、決済手数料5%)+税がかかります)
運営にかかる必要最低限な金額となります。まずは目標額の100万円をご支援、ご協力よろしくお願いいたします。
実施スケジュール
5月1日 新店舗オープン
5月中 イベント開催
6月中 リターン発送
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
リターン
ーサンクスレター
ーKochi Startup BASE ドロップイン利用券
ーKochi Startup BASE レンタルスペース利用券
ーKochi Startup BASE レンタルオフィス利用券
ーこうち起業部 Switch 年間サポーター
プロフィール
野崎浩平(のざきこうへい)/ 一般社団法人ハンズオン代表理事
東京学芸大学教育学部卒業。株式会社ベネッセコーポレーションを退職後、高知県へ移住。教育現場をわたり歩き、2020年から現在の勤務校で理科教諭として働く。一人ひとりが学びの主語になることを目的に、教員としての勤務と並行して一般社団法人ハンズオンを設立。大人も子どもも学ぶ場づくりを目指して活動を続けている。ニックネームは“のざたん”
紹介記事
最新の活動報告
もっと見る高知の生徒・学生向けワークショップ開始
2023/06/20 21:17第一回講座では「イノベーション概論」をテーマとして講座が行われ、中学生、高校生6人が参加しました。講座に参加した高校生は普段慣れない大学の授業は「疲れた」「内容が難しかった」という声や、ファシリテーターの大学生も授業内容は難しいと感じる場面もありましたが、その分、各々の刺激になったようでした。今回参加した学生は、起業に興味があって講座に参加されたそうです。実際に授業を経験してみて「知らないことがたくさんあることに驚いた」「今日わからなかった事を調べてみたい」といった声も上がり、普段の中学校、高校の授業では得られない経験を得ることができ、参加する以前よりも意欲的に活動したい気持ちが高まっているようでした。 第二回講座では「ビジネスアイデアワークショップ」をテーマとして、自分自身の経験や統計データから社会課題の発見方法を事例やワークショップを通じて学んでいきます。第二回講座では、いったいどんなことが学べるのか、参加者がどのような発見をするのか、とても楽しみです。 もっと見る
街の写真を撮ってみよう〜普段見ているものを 自分の視点で切り取ろう〜 を行いました
2023/06/12 08:006月11日(日)ワークショップ開催撮影全般&写真講座をされている photo salon 9 の協力のもと、街中を散策して写真を撮影し、意見を出し合うワークショップを開催いたしました。写真を上手に撮影をするではなく、撮影を楽しんで、話を共有しあう形式でのワークショップです。お手持ちのスマホやタブレットでふらっと気軽に撮影したものを、参加者で共有して、自分の視点と他人の視点の違いを楽しむ活動でした。中学生・高校生・大人が参加し、30分ほど撮影するため商店街を気の向くまま歩き回りました。撮影した後、Kochi Statup BASE にもどってきて、露出や色味を編集してから共有を行いました。参加者の写真を共有いたします。どれが、中学生・高校生が撮影したもので、どれが大人の撮影したものかわかりますか?どの写真も、それぞれの視点・タイミングで撮影されていて「自分らしさ」を感じるものでした。こうした、子どもも大人も分けずに学べるワークショップも引き続き提供していきますので、お近くの方は参加していただけると幸いです。また、遠方でも実施してみたいということであれば、ノウハウを提供させていただきますので、ご連絡いただければと思います。 もっと見る
Voicyパーソナリティはじめました
2023/06/11 23:39活動をフォローしてくださっているみなさま、いつもありがとうございます。ハンズオン代表の野崎です。この度、活動の発信する機会を音声プラットフォームのVoicyから、Voicyパーソナリティの登録をいただくことができました。Kochi Startup BASE で活動してる内容や、どうして運営をしているのかについても音声発信しておりますので、そちらも聴いていただけると嬉しいです。https://voicy.jp/channel/3708/546344少しでも子どもと大人を分けることなく、学べる環境づくりが広まるキッカケになれば幸いです。 もっと見る
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