【公約】
公に約束すること。特に選挙に際して,政党または候補者が当選後に実施することを約束した政策。
大辞林にはこのように書いてあり、実際、私たちが投票に行くときも、各立候補者がどのような政策を考えているのか知るために、公約内容を確認しています(よね?)
では当選した後、当初の公約が守られなかった場合はどうなるのでしょうか?
実は政権公約に法的な縛りは適用されないため、ただ守られなかっただけ、というのが現実です。
もちろん公約を実現するために、その政治家がどのような努力をしているかというところは、評価の範疇としてしかるべきだとは思います。
それにしても民間企業ならば、掲げた目標設定とそこへの到達率によって様々な人事評価がされることが多いのに、政治家だけそれが適用されないのも不思議に感じますよね。
公約違反とも呼べる実例は残念ながら世界各地で挙げられ、国内でも、例えば子ども手当やガソリン税の暫定税率廃止、それから高速道路無料化など、振り返れば「あれはなんだったんだろう」と思う公約が思い浮かびます。
ではそこに対して有権者ができることとはなんでしょうか?
それはずばり、投票に行くことです。
前回約束を守らなかった(守ろうとする努力が見られなかった)場合はもう投票しない、とすること。
また、政党やマニフェストだけを選択基準にするのではなく、実際にその立候補者が話す姿を見て、その内容や、そこから見える人物像を感じ取ってから1票を託すことも必要です。
政治家が選挙前に連呼する公約を「守るべきものに変えるかどうか」も、私たち有権者の1票にかかっているのです。