それぞれがアロイジアとして、ベーズレとして「存在する」にはどうあるべきかを試行錯誤。
アロイジアとベーズレ、立ち姿も仕草も癖も全く別のもの。それぞれが世の中に小慣れ疲れを感じている時の、寒い季節、暖かい部屋の中。
家の中の1番お気に入りの場所や方向はどこなのか。どんな姿勢が1番落ち着くのか、落ち着かない時はどんな姿勢になるのか。
些細なところからキャラクターは形造られます。
今回何よりも大切にしているのは、「分かりやすさ」。つまり、シンプルである事です。私たち表現者というのは、舞台上に上がるとやりたい事を思う存分やりたくなってしまう生き物です。
しかし、それらすべてを叶えようとしてしまうとしっちゃかめっちゃかになってしまい、「結局何がしたかったの?」と混沌としてしまうこともあります。じゃあやるべきことを1つと決めて仕舞えばそれで良いかというとそう単純にも行かないのが、舞台の面白いところです。
「見られる」という事を深く考えることのできる稽古はとても大切です。
何度も繰り返し繰り返し、練度を高めていきます!