2023/10/05 16:09

皆様、こんにちは。
宮古島はまだまだ暑い日が続いております。

さて、台風などの影響を受けながらもようやく搾乳の体制が整い、
緊張感を持って、9月29日の朝より搾乳を始めました。

先に結論を申し上げますと、一滴も搾れませんでした…。
ちゃーこ(生後4か月)と、でんこ(生後2ヶ月半)が全て飲み切ってしまっているようです。

乳量が少ないことは予測していたものの、まさか一滴も搾れないなんて…。
顔面蒼白です。

搾乳は朝一回のみと決めていましたが、少し時間を早めてみたり、夕方にもチャレンジしてみたりしましたが、ダメでした。前搾り(手搾り)ならちょびっと出ます。
搾乳初日はひどい雷雨で、初めてのミルクを味見するのを楽しみにしていましたが、雨が入ってしまって薄かった(-_-;)

私たちはアニマルウェルフェアを重んじて、母子放牧・自然哺乳を続けてきましたが、このままでは皆様とのお約束を果たせなくなってしまいます。

すぐに放牧酪農の仲間、先輩方に意見を求めました。
離乳、隔離、乳量を増やすには…。
一つずつ、ツンフグ牧場でもできるやり方を試していきます。
濃厚飼料をたくさん与えて乳量を増やすのは簡単かもしれませんが、母牛に負担をかけて寿命を縮めることになりますので、やりたくありません。
しかし、痩せて栄養失調で死んでしまったら元も子もなくなります。
ちょうどいい塩梅を見つけ出さなければなりません。

既にお送りしているはずだったリターン商品の牛乳や乳製品等をご選択された支援者の皆様には、ご迷惑をお掛けしまして本当に申し訳ございません。
製造にご協力いただく宮古島チーズ工房様やリッコジェラート様にも心よりお詫び申し上げます。

時間がかかっても、皆様のもとには必ず製品をお送りします。
これから再度、個々のメールへご連絡を入れさせていただきます。
何卒ご理解いただけますと幸いです。
私たちは島の牛乳の復活は諦めておりませんので、
引き続き応援をよろしくお願い致しますm(__)m

搾乳4日目の夕方、ほんのちょびっと搾れました。大切に味見させてもらいました。
さっぱりとした中に甘味があり、感動しました。